「……初陣の前に、女を覚えた」
情欲に掠れた声で、幸村は囁いた。
「女は、昂ぶりを抑えるための道具だと……。そういうものだと思うようにした」
「最低」
「正室はお館様が決める。側室などどうでもいい。お館様のご上洛以外のことは、
どうでもよかった。……政宗殿と逢うまでは」
「俺?」
「逢わないと気が狂いそうだった。――なのに、触れることが怖かった。
手を取るだけで心の臓が跳ねた。唇を知ったときは、死ぬかと思った。こんな調子で、
いざというときどうなるのかと思った」
「他の女とは違うって? HA……嬉しい事言うねぇ」
幸村は頷く。政宗は手を伸ばした。
「お館様のご側室となられた時……どれほど、辛かったか」
幸村の体を引き寄せ、額に口付けた。汗の味がする。
政宗は笑った。頷いてみせる。
「――I love you,darling」
「――お慕いしております。もう……離しませぬ」
腰を支えられる。膣口に男根があてがわれ、それだけで歓喜に震える。
ぐ、と奥を突かれる。体をしならせ、押し開かれる感覚に首を振る。
熱に体が浮くような感覚。もうどこかがおかしくなってしまったのだろうか。
「ん……んぅ……」
信玄に抱かれるときとは感覚が違う。大きさがどうとか、硬さがどうとか、よく分からない。
ただ、たまらなく嬉しい。熱い涙が次々と零れる。
信玄には悪い事をしたと思う。けれど、子供が欲しいと思ったのは事実だ。
傍にいて、居心地は悪くなかった。
「ゃ……あっ……」
幸村は腰を引いたと思うと、奥を突いた。体が跳ねる。
声を抑えることができない。幸村の背に指を這わせ、力を込める。爪を立ててもっととせがむ。
動きが激しくなる。容赦なく快楽を感じる場所を突かれ、体が跳ね、高まり、
極まっていく。水気を含んだ音がひどく響く。穏やかな昼下がりに似合わない淫靡な音。
昼に、こんな淫らなことを。家臣が信玄が知ったらなんと思うだろう。
――どうせ、堕ちるところまで堕ちた身だ。
もう、彼らのことは考えない。行き着くのは地獄で、辿る道は茨に覆われている。
体が酷く熱い。ふわふわとたよりない。浮遊感と落下感に同時に襲われる。
背を反らす。鎌首をもたげていたものが、政宗を飲み込んでいく。
「あっ、……んんっ……ゃ、」
薄く目を開けて幸村を見た。
優しい顔をしている。こんな幸村の顔を見るのは初めてだ。
ぐ、と胎内が圧迫された。幸村の動きが更に激しくなる。その拍子に膣が締まる。
「ああ、ァ――――ッ!」
深い快楽に体が上りつめる。幸村が一点を突いて精を吐き出した瞬間、政宗は果てた。
情欲に掠れた声で、幸村は囁いた。
「女は、昂ぶりを抑えるための道具だと……。そういうものだと思うようにした」
「最低」
「正室はお館様が決める。側室などどうでもいい。お館様のご上洛以外のことは、
どうでもよかった。……政宗殿と逢うまでは」
「俺?」
「逢わないと気が狂いそうだった。――なのに、触れることが怖かった。
手を取るだけで心の臓が跳ねた。唇を知ったときは、死ぬかと思った。こんな調子で、
いざというときどうなるのかと思った」
「他の女とは違うって? HA……嬉しい事言うねぇ」
幸村は頷く。政宗は手を伸ばした。
「お館様のご側室となられた時……どれほど、辛かったか」
幸村の体を引き寄せ、額に口付けた。汗の味がする。
政宗は笑った。頷いてみせる。
「――I love you,darling」
「――お慕いしております。もう……離しませぬ」
腰を支えられる。膣口に男根があてがわれ、それだけで歓喜に震える。
ぐ、と奥を突かれる。体をしならせ、押し開かれる感覚に首を振る。
熱に体が浮くような感覚。もうどこかがおかしくなってしまったのだろうか。
「ん……んぅ……」
信玄に抱かれるときとは感覚が違う。大きさがどうとか、硬さがどうとか、よく分からない。
ただ、たまらなく嬉しい。熱い涙が次々と零れる。
信玄には悪い事をしたと思う。けれど、子供が欲しいと思ったのは事実だ。
傍にいて、居心地は悪くなかった。
「ゃ……あっ……」
幸村は腰を引いたと思うと、奥を突いた。体が跳ねる。
声を抑えることができない。幸村の背に指を這わせ、力を込める。爪を立ててもっととせがむ。
動きが激しくなる。容赦なく快楽を感じる場所を突かれ、体が跳ね、高まり、
極まっていく。水気を含んだ音がひどく響く。穏やかな昼下がりに似合わない淫靡な音。
昼に、こんな淫らなことを。家臣が信玄が知ったらなんと思うだろう。
――どうせ、堕ちるところまで堕ちた身だ。
もう、彼らのことは考えない。行き着くのは地獄で、辿る道は茨に覆われている。
体が酷く熱い。ふわふわとたよりない。浮遊感と落下感に同時に襲われる。
背を反らす。鎌首をもたげていたものが、政宗を飲み込んでいく。
「あっ、……んんっ……ゃ、」
薄く目を開けて幸村を見た。
優しい顔をしている。こんな幸村の顔を見るのは初めてだ。
ぐ、と胎内が圧迫された。幸村の動きが更に激しくなる。その拍子に膣が締まる。
「ああ、ァ――――ッ!」
深い快楽に体が上りつめる。幸村が一点を突いて精を吐き出した瞬間、政宗は果てた。




