「YEAH!いいぜ小十郎!もっと跳ばせ!!」
「全く…童子の頃と同じ事を仰らないで下さい。」
「全く…童子の頃と同じ事を仰らないで下さい。」
つい先程から一転、上機嫌になった政宗にあきれるように小十郎は答える。
しかし大昔に行った紅葉狩りの事を、小十郎も覚えていてくれたのだろうか。
そう思うと政宗はひそかに嬉しかった。
しかし大昔に行った紅葉狩りの事を、小十郎も覚えていてくれたのだろうか。
そう思うと政宗はひそかに嬉しかった。
「なぁ、小十郎」
「何か」
「お前って、頭いいけど時々バカだよな。」
「…突然なにを言い出すのですか。」
「だってそうだろ」
「何か」
「お前って、頭いいけど時々バカだよな。」
「…突然なにを言い出すのですか。」
「だってそうだろ」
小十郎は言った。
いつか政宗の背負う業のすべてを知って尚愛し、
政宗自身も心から愛するような男が現れるのだと。
そしてその時まで、自分が命に替えても政宗を守るのだと。
いつか政宗の背負う業のすべてを知って尚愛し、
政宗自身も心から愛するような男が現れるのだと。
そしてその時まで、自分が命に替えても政宗を守るのだと。
くだらない、と政宗は思う。
いつか何処からか来る誰かを待たなくとも、
わざわざ縁談の中から探さなくとも、そんな男は今目の前に…
こんなに触れ合うほど近くにいるじゃないか。
わざわざ縁談の中から探さなくとも、そんな男は今目の前に…
こんなに触れ合うほど近くにいるじゃないか。
しかしそれを言葉には出さず、代わりに小十郎に縋る手に、そっと力を込める。
米沢城では、留守を任された家臣達が二人の帰りを
今か今かと待ち侘びていた。
今か今かと待ち侘びていた。




