戦国BASARA/エロパロ保管庫

霧夢

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需要あるのかどうか分かりませんが、幸村×かすが書いて見ました。
でもどっちかというとかすが×幸村。微エロ。




露わになった白肌を水に沈める。
人の手の届かない霧深い山の中、小さな湖、静かに響く水音と広がる波紋。
忍である事、戦場の事、全ての鎖をほんの一時だけ解く事が出来る影の、
私の唯一の場所が此処にあった。
日が昇ろうと沈もうと一瞬もその身から緊張を解く事が許されない世界。
生と死の隣り合わせの一生。でも、此処だけは、ほんの僅かでも只の女になれる。
剣も忍び装束も全て脱ぎ捨て此処で体を洗い流すだけで開放感に満たされる。
心酔してる主の前でも見せた事のない私だけの場所が此処にあった――のに。

闖入者はその静寂な場を全てぶち壊すかの様に現れたのだ。否、ぶち壊してきた。

「…………何。」

最初は獣の遠吠えが聞こえたか思ったら、背後から雪崩の如く滑り落ちて
その男はこの湖へ向かって豪快に落ちて来た。
落ちた拍子に跳ね返った水を頭から被せられ暫し呆然としてしまう。
目の前で落ちた男は体を湖から起こすと、
犬みたいに首をブンブンと横に振って水を払って顔を上げる。
戦場で何度か見たことある。嗚呼、見間違いでなければ其の顔は。

「真田…幸村…?」
「…………はっ……」

武田の虎若子らしき男は間の抜けた顔を上げたかと思えば、人の姿をまじまじと見るなり暫しの間。
やがて口をぱくぱくと動かし、顔はみるみる内に真っ赤になっていて何何だこいつはと思ったが、
突然の出来事にすっかり頭から飛んでいたが、その時にやっと私は自身が全裸だった事を思い出した。

「は、はははははれんっ……!!ははれ、はれ破廉恥!!!うう、うわあああああああ!!」

体を隠して見るなと抗議する前に向こうが勝手に暴れ始め水の中で
バシャバシャと跳ねたりひっくり返っていた。
鎧の重みと水を吸ってしまった服の重み、更に変な暴れ方をして、幸村は半分溺れかかっていた。

「お、おいこら馬鹿!起きろ、溺れるぞ!…………ああ、もうっ…!」


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