戦国BASARA/エロパロ保管庫

狐の尻尾4

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bsr_e

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「あんたが変態行為を強要するからでしょうっ!?」
なぜか更に怒りを増した天狐仮面だが、それ故に隙が生まれた。もちろんそれを見逃すほど小十郎は甘くない。
不用意に踏み出したところに足払いをかける。
「のわっ!?」
ぐらりと姿勢を崩したところに低い体勢のままぶつかる。
忍び特有の目方の低い身体はあっさりと倒れこむ。
「…なんだ、お前、女だったのか」
すかさず乗り上げて腕を抑えた小十郎は、触れて初めてわかる差異に意外そうな声を上げた。
蹴りあげようとするので足首を捉え、身体に折り畳むようにさせる。
見ようによってはかなり卑猥な体勢に天狐仮面の口許が引きつった。
「やけにあいつを褒めやがるからあれに惚れてんのかと思ったぜ。……まあそんな物好きいねえか」
「ひ、ひどい!結構もてもてだったのよ!?」
やはり、異常に天狐仮面は佐助を弁護している。
仮面で顔はほとんどわからないが、なんとなく佐助に似ているような。
「…お前、あいつに似てるな」
「…そ、そう、かな?」
「同じ髪の色だな」
「よくあるよね」
「ねえよ」
「………」
ふいっと天狐仮面は顔を逸らした。
白い首筋が小十郎の目を焼く。
身体つきや肌の感じから、恐らくまだ若い女だ。
佐助と同じくらい貧相な身体つきの。
「…あいつの姉妹か何かか」
「…あんた、なんで猿飛佐助なんか嫁に貰ったのさ」
天狐仮面は顔をそらしたまま、どこか疲れた声で言った。
「ちっとも綺麗でも可愛くもないし、胸なんてまっ平らで抱いたら骨が当たる貧相で傷だらけで、たくさん男咥えこんでてさ、嫁なんていっても側にいてあんたに何かしてあげられるわけじゃない。ほとんど別の男と一緒で、あんたよりその男が大事で、その癖あんたの主に嫉妬しちゃってさ、子供も作れるかどうか疑わしいし、生まれもわかんない乞食よりも低い身分のさ、そんな女…女って言ってもいいのかもわかんないけど」
天狐仮面の声はあまり性別を感じさせない柔らかく低い、そう、佐助によく似ている。


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