首をかしげながらも気を取り直し、槍を構えた幸村を見て、家康がぱっと身を翻した。
主が肩から飛び降りると同時に、忠勝が進撃を開始する。迎える幸村も槍をすばやく十字に構えなおした。
赤い夕日を切り裂いて、爆音と共に迫り来る強敵の姿に、幸村の体を闘魂の炎が覆い尽くした。
主が肩から飛び降りると同時に、忠勝が進撃を開始する。迎える幸村も槍をすばやく十字に構えなおした。
赤い夕日を切り裂いて、爆音と共に迫り来る強敵の姿に、幸村の体を闘魂の炎が覆い尽くした。
唸る鉄拳、岩をも割り、雷神真王、大地を砕く。
纏うは鋼鉄、背負うは天下。見果てぬ主の夢のため、戦国最強荒野を進む。
飛び散る岩くれ、砂塵を裂いて、燃えよ棲羽亜陀、不死鳥のごとく。
山より高きその胸に、勇気と闘気を溢れさせ、ただ一心に主のために、日の本一の兵が吼える。
纏うは鋼鉄、背負うは天下。見果てぬ主の夢のため、戦国最強荒野を進む。
飛び散る岩くれ、砂塵を裂いて、燃えよ棲羽亜陀、不死鳥のごとく。
山より高きその胸に、勇気と闘気を溢れさせ、ただ一心に主のために、日の本一の兵が吼える。
戦闘開始当初、沈み始めたばかりだった夕日は、今もまだ先端を地平に
埋めただけだ。
しかしその僅かな間に、両者の打ち合いはすでに数十合におよんでいた。
剛槍を二槍が受け流し、裂帛の突きを雷撃がなぎ払う。
速には剛、力には技と、互いに一歩も譲らぬまま、丁々発止と繰り広げられる激戦に、
見守る家康の額にも汗が流れる。
石くれだらけの地面を滑るように走り、瞬く間に眼前へと迫った巨体を、間一髪、
幸村が横に飛んで避けた。だが砂利に足をとられたか、姿勢が大きく崩れる。
すぐに体勢を整えたが、僅かな隙を見逃さず繰り出された攻撃を、再び避けることは叶わない。
寂寥とした大地に、ちぎれた赤揃えが血のように飛んだ。
埋めただけだ。
しかしその僅かな間に、両者の打ち合いはすでに数十合におよんでいた。
剛槍を二槍が受け流し、裂帛の突きを雷撃がなぎ払う。
速には剛、力には技と、互いに一歩も譲らぬまま、丁々発止と繰り広げられる激戦に、
見守る家康の額にも汗が流れる。
石くれだらけの地面を滑るように走り、瞬く間に眼前へと迫った巨体を、間一髪、
幸村が横に飛んで避けた。だが砂利に足をとられたか、姿勢が大きく崩れる。
すぐに体勢を整えたが、僅かな隙を見逃さず繰り出された攻撃を、再び避けることは叶わない。
寂寥とした大地に、ちぎれた赤揃えが血のように飛んだ。
襟が飛び、首を飾る六文銭が地に落ちた。くっきりとした鎖骨と肩の線が丸見えになる。
大きく裂けた前身ごろの隙間から、柔らかそうな脇の下と白い横乳がまろびでる。
だが未だ肝心な部分は、赤い鉄に隠されたままだ。絶対領域健在なり。
大きく裂けた前身ごろの隙間から、柔らかそうな脇の下と白い横乳がまろびでる。
だが未だ肝心な部分は、赤い鉄に隠されたままだ。絶対領域健在なり。
「でやっ!」
大きく身をひねって跳び退ると、幸村は片膝付いて前方を睨みつけた。
表情は厳しいが、ぼろぼろの装束を通してちらちら見える白い肌は艶かしい。
立てた膝に押し上げられて、片胸がむにっと顎まで盛り上がった。
「よーし、よくやった忠勝!虎の若子よ、そろそろ観念したらどうだ!」
構えを解かない忠勝の後ろで、ぴょんぴょん跳ねる家康が自慢げに顎をそらした。
ぷにぷにの腹が伸びて、意外に形のいいへそが丸出しになる。
だが幸村の目は、まだ闘志を失っていない。油断なく忠勝を睨みながら、槍を支えに
身を起こし、今度はそれを鎹に構える。
大きく身をひねって跳び退ると、幸村は片膝付いて前方を睨みつけた。
表情は厳しいが、ぼろぼろの装束を通してちらちら見える白い肌は艶かしい。
立てた膝に押し上げられて、片胸がむにっと顎まで盛り上がった。
「よーし、よくやった忠勝!虎の若子よ、そろそろ観念したらどうだ!」
構えを解かない忠勝の後ろで、ぴょんぴょん跳ねる家康が自慢げに顎をそらした。
ぷにぷにの腹が伸びて、意外に形のいいへそが丸出しになる。
だが幸村の目は、まだ闘志を失っていない。油断なく忠勝を睨みながら、槍を支えに
身を起こし、今度はそれを鎹に構える。
「なんの!幸村が槍、まだ折れはせん!勝負はこれからでござる!」
「ふふん、乳だけでなく口まででかいわ!だが驕る巨乳は久しからずよ!
行けい忠勝!彼奴めの乳拓をとってやるのだ!」
「ちちたく!?」
「ふふん、乳だけでなく口まででかいわ!だが驕る巨乳は久しからずよ!
行けい忠勝!彼奴めの乳拓をとってやるのだ!」
「ちちたく!?」