戦国BASARA/エロパロ保管庫

春、まだ遠く2

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bsr_e

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しん、と静まり返った部屋の中、元親は程よく酔いの回った頭でぼうっと相手を観察していた。
柔らかな布団の上に押し倒されたかと思えば、するりと帯を解いて袷を寛げられる。
ふるり、と白く豊かな双丘が零れ落ちるが、崩れる事無くツンと天を向いていた。
掌には余るほどの乳房を包むように指が触れる。
元就に口付けを施されながら、緩慢な動作で肌を弄られるのは気持ち良い。
「…ぁ……」
首筋から鎖骨、腋の下の薄い皮膚を撫でられる。
触れられているだけだと言うのに、元親の体の芯が火照り、無意識に声を洩らす。
すっかり肌蹴られた着物は腕の付け根に蟠るように絡みつくのみで、彼女の白い肌を余す事無く晒している。
彼と床を共にしたのは半月以上前だ。
疼く欲望を曝け出して、もっと触れて欲しい、と切実に思った。
だが、元親の口からそれを要求するのも恥ずかしかった。
「何を考えている?」
唇を離し、瑠璃紺の隻眼を覗き込むように額を近付けると、元就は彼女の鈍色の髪を撫でながら覗き込む。
最初の頃に比べると随分と表情が優しくなった、と見惚れていた最中、不意に話しかけられた元親は咄嗟に答えを返せなかった。
「え、そりゃ、その…」
「先程から上の空ではないか」
又新しい重機の事でも考えていたか、と少し拗ねた声で問い掛けられる。
「…綺麗な顔をしているな、と思ってさ」
直視するのが急に恥ずかしくなり、わざとぶっきらぼうに答えると、元親は視線を外すように顔を逸らした。
「何だよ」
小さく苦笑する声を聞き、少々唇を尖らせて振り向いた。
「そなたの顔は見ているだけで飽きぬ」
「どういう…」
「次々と表情を変えていく様が楽しい」
これでは前田の風来坊の事を笑えぬが、と零しながら、元就は彼女の頬へと軽く接吻を落とし、赤く染まった耳朶に触れた。
「…だが、この顔を他人に見せるには惜しいが」
低く抑えた声で囁かれ、元親はぞくりと背筋を震わせる。
脇腹を滑り降りた指が太腿の内側へと回り、しどけなく投げ出された足の付け根へと触れてくる。
「ひっ……や、まだ…」
上擦った声で元親は制止するが、既に遅し。
淡い色合いの叢の奥、しっとりと蜜で濡れた秘所に元就の指が触れる。
そのまま挿し入れると、ゆるゆると中で動かす。
「まだ、と申すか」
「…はぁ……ああぁっ!」
くちゅり、と蜜を絡ませながら、元親の感じる所を探るように指を突き入れられた。
軽く絶頂を迎え、肩で荒く息をしながら、潤んだ瞳で元就を睨むように見上げた。
「我も人の事は言えぬ」
「…え?」
抗議する気を削がれ、元親の動きが止まった。
「快楽を求むのは、そなただけではないぞ」
白い足を開かせると、既に屹立したモノの先を押し当てる。
体を震わせながら、元親の胎内は容易にそれを根元まで飲み込んだ。
「んぅ……」
鼻から抜ける甘い声を立て、腕を回して元就にしがみつくように身を寄せる。
「…余裕がねぇな、元就」
先程までの穏やかな口付けではなく、より激しく貪るようなそれを交わしながら、体を揺さぶられる。
汗ばんだ肌が触れ、じっとりと水気を帯びる。
互いの息遣いと、時折混じる艶めいた声だけが聞こえる。
「そう言っていられるのも、今のうちよ」
一際深く奥を突かれ、元親は喉を晒すように仰け反らせて嬌声を上げた。
弾けるように乳房が揺れる。
「…ん……ぁ…あぁっ!」
びくびく、と雷が体の中を駆け巡ったような衝撃。
それを追うように、胎内に精を放たれるのを感じた。
「……こんなものじゃ足りねぇ」
汗で額に張り付く胡桃色の髪を払いながら、元親は口付けをねだる。
「…珍しく意見が一致したな」
腕をついて元就は唇を重ねた。
既に身を覆う役目を成していない着物は布団の外へと置かれている。
柔らかな肌を抱きすくめて、その熱を感じながら、彼は薄く笑いを浮かべた。

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