「こ……の、痴れ者が!」
細腕では考えられぬほどの力でふりほどかれた。
「我に触れるでない!」
「抱きしめただけじゃねぇか!」
「破廉恥ぞ!」
なんか頭が痛くなってきた。自分から四国まで飛び込んできたくせに、どんだけ
初なんだ。
呆れつつも、なんだか笑いがこみ上げてきて、すぐに溢れだした。
「き、貴様、何がおかしい!」
「お前と、こんな平和な口喧嘩してると思うとな」
「………………そうだな」
怒声が続くかと思ったが、意外にも落ち着いた返事が返ってきた。
「そなたとは、いつも争ってばかりであった」
そんなんで何故俺を好きになったのか、という疑問が湧くが、今聞いても半殺し
だろう。返事は一月後で良いみたいだし、それは追々で良い。
「今はこうして談笑してんだ。それでいいじゃねぇか」
「ふ、それもそうであるな」
そのまま隣に並んで座り、チョコレートを啄む。穏やかな時間と甘い香りだけが
二人を包んでいた。
細腕では考えられぬほどの力でふりほどかれた。
「我に触れるでない!」
「抱きしめただけじゃねぇか!」
「破廉恥ぞ!」
なんか頭が痛くなってきた。自分から四国まで飛び込んできたくせに、どんだけ
初なんだ。
呆れつつも、なんだか笑いがこみ上げてきて、すぐに溢れだした。
「き、貴様、何がおかしい!」
「お前と、こんな平和な口喧嘩してると思うとな」
「………………そうだな」
怒声が続くかと思ったが、意外にも落ち着いた返事が返ってきた。
「そなたとは、いつも争ってばかりであった」
そんなんで何故俺を好きになったのか、という疑問が湧くが、今聞いても半殺し
だろう。返事は一月後で良いみたいだし、それは追々で良い。
「今はこうして談笑してんだ。それでいいじゃねぇか」
「ふ、それもそうであるな」
そのまま隣に並んで座り、チョコレートを啄む。穏やかな時間と甘い香りだけが
二人を包んでいた。




