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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

奥州の休日10

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nozomi

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「なんだい、今日は出かけないのかい?」
米沢城に入った慶次は、執務をとっている政宗に声をかけた。政宗は忙しいんだよ、と
ぶっきらぼうに返事をしてから書類を改める作業に戻る。
「なんでお前がここにいるんだよ。門番は何をやってやがる」
チ、と行儀悪く舌を打つ政宗に笑いかけ、傍に腰を下ろした。
「幸村ちゃんと会って、二人で入ってきたんだよ。幸村ちゃんは旦那さまのところに行ったはずだよ」
「ああ……いつものか」
「いつも?」
「昼になると、握り飯を届けに来る」
そういえば、風呂敷包みを持っていた。
今頃二人で昼飯をとっているのだろうと思うと、自然と笑みが零れる。
それを見た政宗は露骨に嫌な顔をすると、筆を置いた。
「それで、お前は何をしにきたんだ?」
「んー? 鬼と竜の恋の話でも聞けたらなぁ、と思ってね」
「HA! んなもんねぇよ。――さて、メシにするか」
「お、政宗ちゃんの手づくり?」
んなわけねぇだろ、と睨まれ、慶次は唇を尖らせ拗ねてみせる。
「俺の作った料理を食いたきゃ、歌の一つでも詠んでみせろよ」
「歌? 随分と典雅な代金だねぇ」
じゃあ一つ、と頭を捻りながら廊下を渡る。
にぎやかな声が聞こえるので、歌を考えるのを中断してそちらに顔を向けた。
政宗と揃って足を止め、声を聞く。
「相変わらず、お前の得意料理は握り飯か」
「それだけは、戦場においても必要ゆえ」
「なるほど」
「戦場では大きいもの一つでよいのだが、具を沢山用意して、小さなものを
沢山作ってみたのだが、いかがだろうか?」
「……時間のかかることを……」
何をやっているのだろうと首を伸ばすと、政宗に胸倉を掴まれた。
「無粋なことをするんじゃねぇよ」
そのまま引きずられる。
漏れ聞こえる声は穏やかで、お互いに優しい。どんな恋をしたのかねぇ、と政宗に問えば、
政宗は俺も知らんと言って思わせぶりに微笑んだ。



竹の皮の中から、小さな握り飯が沢山出てくる。一つ一つ食べながら、小十郎は顔を上げた。
「小十郎殿、如何なされた」
茶を淹れながら問いかけてくる幸村に向けて首を振り、気のせいだと言って次の握り飯を手に取る。
「いつもいつも、時間のかかることをするな。飽きねぇのか?」
「なんの。小十郎殿のお好きなものを吟味し、食べ切れるだけの量にする時間は、
俺にとって一番大切な時間だ。小十郎殿も、畑のことを考える時間は大切であろう?」
「まぁ……そうだな」
握り飯を食べ終えたところで、茶を飲む。甘い茶はもうすっかり慣れてしまった。
「幸村。……頃合いを見て、政宗様より頂いた俺の領地を視察に行く。お前も来い」
「承知仕った。……では、これにて」
包みを手早く片付け、出て行こうとする幸村の手を取った。幸村はきょとんとした顔で
座ったままの小十郎を見下ろす。その唇は、ほんのり赤く染まっている。
握った手を引き、腰を下ろさせた。幸村は顔を伏せて恥ずかしそうに顔をそらした。
「どうした」
「……昼に手を繋ぐのは、初めてだと思って」
「そうか。……俺は暫く忙しい」
「はい」
「まぁ、梅見もこれが精一杯だ」
「はい」
「……だから、もう少しここにいろ」
「はい」
幸村は嬉しそうに小十郎の肩に顔を寄せた。
梅の花から漂う香は芳しく、時間が過ぎるのを忘れさせた。



以上。
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