「…これくらいでお手上げか?」
「え…あっ…んんっ…」
政宗は小さく笑い、指を首筋に滑らせる。すると愛は小さく身を震わせる。
そしてそのまま首に腕を回し、引き寄せる。
「きゃっ…あ…」
胸に抱き、頭を撫でる。愛は政宗の胸に手を添え、身を預ける。
…暖かい。人の温かさという物はこういうものだったか…
ぐいっと強く引き寄せ、愛の温かさを全身で感じようとする。
「…政宗さま…」
腕の中で愛が小さく呟く。
目線を下げると、愛の見上げた視線にぶつかる。その強い瞳に、政宗は固唾を呑む。
「…愛は、政宗さまの為ならこの身を捧げる覚悟が出来ております。どうか…愛を…」
そう告げて、愛は政宗の背に腕を回す。
…逃れられないな…
政宗は軽く愛の背を撫で、自分に回された愛の腕を外す。
「…政宗さま…?」
「愛…聞いてくれるか?」
愛を自分の前に座らせ、政宗は顔を伏せ大きく息を吸う。
そして、きょとんとした愛に向き直る。
「愛、お前の覚悟は解ってる。…その覚悟、俺に預けてくれるか?」
「…預ける…でございますか?」
いきなりこんな事を言われても愛が意味が理解できないのはわかっている。政宗は言葉を続けた。
「…元服したとはいえ、俺はまだ半人前だ。だから、俺が一人前になるまで…待ってくれ」
言い切って頭を下げる。女に恥をかかせる事になるのは解っているから。
しばらくの沈黙の後、政宗の肩に手が置かれる感触がした。
顔を上げると、愛は優しく微笑んでいる。
「政宗さまがそう仰られるのであれば、愛は従います。その時が来ましたらいつでも仰ってくださいませ」
そう言って、政宗の胸に飛び込んでくる。
「お…っと…」
「…きゃ…」
そして、姿勢を崩した二人は布団の上に横になる。
「まさか…女に押し倒されるとはな…」
「…すみません…」
横になったまま、愛を胸に抱き政宗は呟く。
愛は政宗の腕の中、申し訳なさそうに顔を胸に埋める。
…大丈夫だ。この女なら、大丈夫。
指で愛の髪を梳き、政宗は心の中で呟く。
「…ふぁ…ぁ…」
小さい欠伸に政宗は愛を見つめる。
愛はごしごしと目を擦っている。
「…眠いか?」
「はい…少し…」
政宗の腕を枕に、愛が政宗の胸に擦り寄ってくる。
…今日はいろいろあったから、疲れたんだろうな。
「寝るか?…俺も…ねみ……あふ…」
ふあぁ、と大きな欠伸を一つ。つられて愛も小さく欠伸。
「…では…お休みなさいませ…政宗さま…」
「あぁ…お休み…」
布団を被り、二人はゆっくりと眠りに落ちる…。
「え…あっ…んんっ…」
政宗は小さく笑い、指を首筋に滑らせる。すると愛は小さく身を震わせる。
そしてそのまま首に腕を回し、引き寄せる。
「きゃっ…あ…」
胸に抱き、頭を撫でる。愛は政宗の胸に手を添え、身を預ける。
…暖かい。人の温かさという物はこういうものだったか…
ぐいっと強く引き寄せ、愛の温かさを全身で感じようとする。
「…政宗さま…」
腕の中で愛が小さく呟く。
目線を下げると、愛の見上げた視線にぶつかる。その強い瞳に、政宗は固唾を呑む。
「…愛は、政宗さまの為ならこの身を捧げる覚悟が出来ております。どうか…愛を…」
そう告げて、愛は政宗の背に腕を回す。
…逃れられないな…
政宗は軽く愛の背を撫で、自分に回された愛の腕を外す。
「…政宗さま…?」
「愛…聞いてくれるか?」
愛を自分の前に座らせ、政宗は顔を伏せ大きく息を吸う。
そして、きょとんとした愛に向き直る。
「愛、お前の覚悟は解ってる。…その覚悟、俺に預けてくれるか?」
「…預ける…でございますか?」
いきなりこんな事を言われても愛が意味が理解できないのはわかっている。政宗は言葉を続けた。
「…元服したとはいえ、俺はまだ半人前だ。だから、俺が一人前になるまで…待ってくれ」
言い切って頭を下げる。女に恥をかかせる事になるのは解っているから。
しばらくの沈黙の後、政宗の肩に手が置かれる感触がした。
顔を上げると、愛は優しく微笑んでいる。
「政宗さまがそう仰られるのであれば、愛は従います。その時が来ましたらいつでも仰ってくださいませ」
そう言って、政宗の胸に飛び込んでくる。
「お…っと…」
「…きゃ…」
そして、姿勢を崩した二人は布団の上に横になる。
「まさか…女に押し倒されるとはな…」
「…すみません…」
横になったまま、愛を胸に抱き政宗は呟く。
愛は政宗の腕の中、申し訳なさそうに顔を胸に埋める。
…大丈夫だ。この女なら、大丈夫。
指で愛の髪を梳き、政宗は心の中で呟く。
「…ふぁ…ぁ…」
小さい欠伸に政宗は愛を見つめる。
愛はごしごしと目を擦っている。
「…眠いか?」
「はい…少し…」
政宗の腕を枕に、愛が政宗の胸に擦り寄ってくる。
…今日はいろいろあったから、疲れたんだろうな。
「寝るか?…俺も…ねみ……あふ…」
ふあぁ、と大きな欠伸を一つ。つられて愛も小さく欠伸。
「…では…お休みなさいませ…政宗さま…」
「あぁ…お休み…」
布団を被り、二人はゆっくりと眠りに落ちる…。




