「片倉さん…」
着物の襟に手をかけ、滑らせるように肩から落とす。
「ふふ…あったかいね」
剥き出しにした、逞しい胸板に手を這わせる。
熱くて固い筋肉のうねり。
「冷てえな…」
大きな手が、背中を抱き寄せ俺の頭をくしゃりと撫でた。
「花冷えって奴さ」
胸板を撫で回す手が引かれ、俺はされるがままに片倉さんの胸に抱き締められた。
裸の胸と胸が触れ合い、じんわりと伝わる熱にほうっと息が零れる。
首筋に顔を埋めてくんかくんかと嗅げば、ひどく懐かしい気持ちになって、目頭が熱くなった。
身体は欲求不満で今でも疼いて仕方なかったけど、ゆったりと撫でて貰うのが惜しくて、何にもしないで猫みたいに身体を擦り寄せた。
道中も、この部屋に入ってきた時も、片倉さんを押し倒して脱がせて太い腰に跨がる事しか考えてなかったっていうのに。
「本当にどうしたんだお前は。まさか、泣くほど俺が恋しかったのか?」
「うん」
俺の涙を拭い取っていた指先が固まった。
顔を上げると、切れ長の真っ黒な目を真ん丸にして俺を見ている。
視線が合うと、片倉さんはごくりと喉を慣らして、掠れた声を出した。
「…まさか、俺に抱かれたくて…此処を…濡らしてたのか…?」
ちゅくっ…と太い指先が撫でると濡れた音がする。
「うん…そう…」
片倉さんの目を見つめたまま、俺は言った。
その声は、自分でも驚くほどに陶酔したものだった。
「うっ…ん…」
様子を窺うように差し込まれた指は、内部の溶け具合に気付いてすぐに本数を増やして奥にまで入りこんできた。
「片倉さん…あっ!?」
くっと中で軽く指が曲がった瞬間、あれ程激しくしてもついぞ訪れなかった絶頂が軽く襲いかかり、俺は大きく震えた。
片倉さんはまた驚いたみたいで、何か確かめるように二、三度中に入れた指を動かした。
着物の襟に手をかけ、滑らせるように肩から落とす。
「ふふ…あったかいね」
剥き出しにした、逞しい胸板に手を這わせる。
熱くて固い筋肉のうねり。
「冷てえな…」
大きな手が、背中を抱き寄せ俺の頭をくしゃりと撫でた。
「花冷えって奴さ」
胸板を撫で回す手が引かれ、俺はされるがままに片倉さんの胸に抱き締められた。
裸の胸と胸が触れ合い、じんわりと伝わる熱にほうっと息が零れる。
首筋に顔を埋めてくんかくんかと嗅げば、ひどく懐かしい気持ちになって、目頭が熱くなった。
身体は欲求不満で今でも疼いて仕方なかったけど、ゆったりと撫でて貰うのが惜しくて、何にもしないで猫みたいに身体を擦り寄せた。
道中も、この部屋に入ってきた時も、片倉さんを押し倒して脱がせて太い腰に跨がる事しか考えてなかったっていうのに。
「本当にどうしたんだお前は。まさか、泣くほど俺が恋しかったのか?」
「うん」
俺の涙を拭い取っていた指先が固まった。
顔を上げると、切れ長の真っ黒な目を真ん丸にして俺を見ている。
視線が合うと、片倉さんはごくりと喉を慣らして、掠れた声を出した。
「…まさか、俺に抱かれたくて…此処を…濡らしてたのか…?」
ちゅくっ…と太い指先が撫でると濡れた音がする。
「うん…そう…」
片倉さんの目を見つめたまま、俺は言った。
その声は、自分でも驚くほどに陶酔したものだった。
「うっ…ん…」
様子を窺うように差し込まれた指は、内部の溶け具合に気付いてすぐに本数を増やして奥にまで入りこんできた。
「片倉さん…あっ!?」
くっと中で軽く指が曲がった瞬間、あれ程激しくしてもついぞ訪れなかった絶頂が軽く襲いかかり、俺は大きく震えた。
片倉さんはまた驚いたみたいで、何か確かめるように二、三度中に入れた指を動かした。




