戦国BASARA/エロパロ保管庫

松永久秀×明智光秀(♀)

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nozomi

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松永久秀は考える。
己が欲するものを、今一度。

閉じられた板戸の向こうから微かに、知っている女の呻く声が漏れた。
ここは安土城。
魔王を自称する、織田信長の城である。
彼は松永久秀の現在の主でもある。

魔王、織田信長。
逆らう者には激しく、全てを焼き払うかのごとく振る舞う信長の姿に
恐れおののきながら、それでも彼を慕い、敬う者は多い。
それが何故なのか、興味が湧いた。
単に好奇心を満たすためだけに近づいた筈だった。

ただ、ただ、恐ろしく、激しいだけの、漆黒の業火のような、あの男。

そう、あの男は、慕われているのだ。
慕われ、敬われている。



板戸の向こうから、また、女の呻く声が漏れ、松永久秀は苦々しげに眉をひそめた。
耳をすませば、醜く乱れた息づかいが聞こえる。
それは知らぬ男のものだ。
女の甘い吐息と混じり合い、からみあうそれは、松永久秀を少なからず不快にさせた。

―――――この感情の名は、憤りか。
     そういった方向性の感情は忘れたものと思っていたが。

板戸に手をかけ、わざと荒々しく開け放てば、もつれあっている裸の男女が目に入る。
青白い体に雪のような白い髪の女があられもなく股を開き、男を受け入れていた。
知っている女だ。
明智光秀。
織田信長の家臣だ。
あの、うつけものの。

その白い体に覆い被さっている男はやはり松永久秀の知らない男で、
体を硬直させたまま目を丸くしてこちらを凝視している。
松永久秀は、皮肉げに口の端を歪めて、言った。

「これはこれは。結構な眺めだ…
 何、気にすることはない。続けてくれたまえ」

白い女は動じるでもなく、笑みすら浮かべて、松永に問いかける。

「何か、御用でしょうか?」

喘がされたためか、落ち着いた艶のある声は掠れていた。


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