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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

通り雨2

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bsr_e

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もうどうにでもなれと言う気持だった。
そのような中一人の少女だけは違っていた。キラキラと煌めく笑みを浮かべて懐いてくれた。
幼い頃から見慣れていたからかもしれない。
今はもうその少女も居ない。
平和な国を作るのだと天下取りをしているのだという。
自らと違い部下に慕われているのだと聞けば嬉しく思った。
危険に身を曝していても、あの娘が思うままに生き幸せであるのであれば。

「そなたも酔狂な男よのう。こんな所へ茶を飲みに来るとはの。」
男は何時も誰にでも見せる歪んだ笑みを浮かびこちらを見た。
「この庭ほど茶をたてるのに相応しい場所を知らないのでね。」
嘗て愛らしい少女と笑っていたこの場所には、少女の変わりに壮年の男が居た。

松永久秀と言う男は可笑しな男だった。
何が楽しいのかふらりと現れては義元が気の向くままに作った庭で茶を点てて帰って行く。
「欲しいものは見つかったのかの?」
「さて……。」
この男の作られた笑顔以外の笑みを義元は見たことは無かった。
恐らくこの男も自らと同じように貼り付けた己の顔が作ったものなのか真実の顔なのか分らなくなっているのであろう。

ぱちりと石を置く。
一人になってから、顔を隠してから、装う事無く居られたのはあの少女の前でだけ。
周りに誰も居なくなってから碁等を学び始めた。
静かに考えをめぐらせる。
一つ一つの動きに先に来るであろう動き、何手も先まで流れを読む。
碁盤の上に正座するように、胸中にあるしこりまで綺麗に整理されていくかのようだった。

望む事は静かに居る事。
自分の思う美しいものを眺め愛でながら心が凪ぐ事。
普段の自分など皆の望む役割を演じてやれば良いのだから楽なものだ。

ぱちり。
次の手を考えていると少し節くれ立った指が石を置いた。
「ほう。」
良い手だった。そう来るのならばこれはどうであろう。
直ぐに次の手が打たれる。これも良い手だった。
「中々の腕前じゃの。」
「岡目八目と言うな。」
「ほほ……謙遜など珍しい。」

何時もは義元が一人打っていても気に止めず、気が済めば帰って行くだけなのだが今日は気が向いたらしい。

久秀は思うままに略奪を繰り返し、その為にならどのような手も厭わない。
そのような恐ろしい男であることは知っている。
家臣の中にも時折現れる久秀に難色を示すものも居た。
だが義元の前では何の害も無い静かな風雅を愛する男でしかない。
それに松永久秀が来たとあっては、後々何かあった時の事を考えると適当に追い返す事も出来ない。
それが分っているのかそう言う者達も結局は黙認していた。
所詮は気の弱い者共なのだ。

「そういえば苛めたそうだの。」
「……なんだ?」
「毛利の……。」
「ああ……。」
「そなたが気に入らぬ理由は分るがの。あまり女子を苛めるのは宜しい事ではないのう。」
「珍しく気に入ったようだな。」
「ほほ、麻呂もさして変わらぬのでな。」


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