広間で続く宴会はまだ終わっていないようだ。
時折、どっと笑いが沸いている。
それに混じる遠く響く音に気付くと、ふと顔を上げた。
「鐘が鳴っておるぞ」
そう言って元就は己の下で喘いでいる元親の耳元で囁く。
「…あ、動くなって……あぁ!」
灯りを落とした室内でも、彼女の色白な肌はよく映える。
ふるりと振るえる体の動きに合わせて、柔らかな乳房とその頂点の紅く色付いた乳首が揺れる。
点々と残る紅い情交の痕がより一層艶かしさを醸し出す。
…今年も最後だからと言って、元就に酒をすすめたのがそもそもの間違いだった。
情けなくも、このような事態に陥ってから元親は後悔した。
先程から幾度となく気をやってしまい、相手の薄い胸を押す手にも力が入らない。
酒は好かぬ、と滅多に口にしないぐらいだから弱いのだろう、と勝手に解釈していた自分にも落ち度はある。
いつもならば二人とも既に眠りについている筈の時間だが、これでは一向におさまる気配がない。
「先程の威勢はどうした?」
元就とて相当疲れているだろうに、低く嗤いを含んだ声には余裕さえ感じられる。
「のう、元親」
薄い唇から伸びた舌が元親のふくよかな唇をなぞり、ちゅう、と音を立てて吸い上げる。
既に抵抗する気も失せ、軽く瞼を閉じると、元親はその口付けに応えるように舌を絡ませた。
「んんっ………」
片足を相手の肩に抱えあげられ、より深く突き上げられる度に嬌声が上がる。
溢れる蜜と白濁した精が混じったものが繋げられた場所からとろりと零れ、敷布へと伝い落ちる。
執拗なまでに丁寧な愛撫と、華奢な外見からは想像もつかない激しい責めに散々喘がされた喉が痛い。
霞む視界の向こう、秀麗な顔に黒い笑みを浮かべた元就と視線を合わせることも出来ず、そのまま意識を手放した。
時折、どっと笑いが沸いている。
それに混じる遠く響く音に気付くと、ふと顔を上げた。
「鐘が鳴っておるぞ」
そう言って元就は己の下で喘いでいる元親の耳元で囁く。
「…あ、動くなって……あぁ!」
灯りを落とした室内でも、彼女の色白な肌はよく映える。
ふるりと振るえる体の動きに合わせて、柔らかな乳房とその頂点の紅く色付いた乳首が揺れる。
点々と残る紅い情交の痕がより一層艶かしさを醸し出す。
…今年も最後だからと言って、元就に酒をすすめたのがそもそもの間違いだった。
情けなくも、このような事態に陥ってから元親は後悔した。
先程から幾度となく気をやってしまい、相手の薄い胸を押す手にも力が入らない。
酒は好かぬ、と滅多に口にしないぐらいだから弱いのだろう、と勝手に解釈していた自分にも落ち度はある。
いつもならば二人とも既に眠りについている筈の時間だが、これでは一向におさまる気配がない。
「先程の威勢はどうした?」
元就とて相当疲れているだろうに、低く嗤いを含んだ声には余裕さえ感じられる。
「のう、元親」
薄い唇から伸びた舌が元親のふくよかな唇をなぞり、ちゅう、と音を立てて吸い上げる。
既に抵抗する気も失せ、軽く瞼を閉じると、元親はその口付けに応えるように舌を絡ませた。
「んんっ………」
片足を相手の肩に抱えあげられ、より深く突き上げられる度に嬌声が上がる。
溢れる蜜と白濁した精が混じったものが繋げられた場所からとろりと零れ、敷布へと伝い落ちる。
執拗なまでに丁寧な愛撫と、華奢な外見からは想像もつかない激しい責めに散々喘がされた喉が痛い。
霞む視界の向こう、秀麗な顔に黒い笑みを浮かべた元就と視線を合わせることも出来ず、そのまま意識を手放した。
翌朝。
いつも通り日輪が顔を出す前に元就は起床した。
そして庭に通じる縁側へと正座して初日の出を拝む。
何と美しい日輪かと、うっとりと眺めつつ、くるりと振り返り、未だ起きる気配のない元親の方を見る。
「………何でそんなに元気なんだよ」
床から出る事も出来ないらしい彼女の恨めしげな声に、元就は首を傾げた。
「何ぞあったか」
昨夜、己が何をしたかなど一切覚えていないらしい。
やや間延びしたその声に、元親は返答する気力も失い、床に突っ伏した。
そして二度とあんな絶倫の相手はゴメンだと心に誓った。
いつも通り日輪が顔を出す前に元就は起床した。
そして庭に通じる縁側へと正座して初日の出を拝む。
何と美しい日輪かと、うっとりと眺めつつ、くるりと振り返り、未だ起きる気配のない元親の方を見る。
「………何でそんなに元気なんだよ」
床から出る事も出来ないらしい彼女の恨めしげな声に、元就は首を傾げた。
「何ぞあったか」
昨夜、己が何をしたかなど一切覚えていないらしい。
やや間延びしたその声に、元親は返答する気力も失い、床に突っ伏した。
そして二度とあんな絶倫の相手はゴメンだと心に誓った。




