「あ、…ぁ…!犬、千代様…まだ駄目…!」
「まつの事は、某が一番知っている。まつ、よりも……っ」
「あっ、ぁあ!そんな、……」
「まつの事は、某が一番知っている。まつ、よりも……っ」
「あっ、ぁあ!そんな、……」
二人が夫婦となって、営みが無いとは思わなかった。しかし、それについて考える
事も、慶次は今までしなかった。意識的にしなかったのかもしれない。
事も、慶次は今までしなかった。意識的にしなかったのかもしれない。
肉欲と絡めば、愛は途端に生々しさを増す。
「そこは、駄目、犬千代様……ッ」
「もっと奥が良いのだろ」
「ッ犬千代様!」
「はは、すまぬ」
「もっと奥が良いのだろ」
「ッ犬千代様!」
「はは、すまぬ」
甘ったるい遣り取りは変わりはない。だが声が汗ばんで、双方しっとりと濡れている。
着物か肌が畳と擦れるかさついた音に、隠れて届く小さな水音。
熱を帯びた利家の声に応えるまつの吐息に交る甘ったるい切なさに耳を傾ける内、
じんわりと下半身に血が集まり始めているのに気がついて慶次は慌てた。
着物か肌が畳と擦れるかさついた音に、隠れて届く小さな水音。
熱を帯びた利家の声に応えるまつの吐息に交る甘ったるい切なさに耳を傾ける内、
じんわりと下半身に血が集まり始めているのに気がついて慶次は慌てた。
いけない。こんなのはいけない。
そう思うのに、耳に纏わりつく音の連なりに着流しの裾の内に指が伸びる。
「あ、アッ……ひぅ、んん……!」
「まつ、可愛い、」
「犬千代、様ぁ…あっ、あっ…!」
「まつ、可愛い、」
「犬千代、様ぁ…あっ、あっ…!」
段々と利家の声に余裕が無くなって、まつの嬌声に呼吸の荒さ所以の間が入る。
肌を擦り寄せ、肉を打つ音がする。
いつも気丈なまつが、頬を上気させて利家に四肢を絡ませているのだろう。
薄桃に染まった柔らかな乳房を揺らして傷だらけの日に焼けた肌に白い指を掛けて。
目を潤ませだらしなく口を開いて、あるいは快感に涙すら零しているかもしれない。
女をしとどに濡らし、利家の雄に吸い付いているのだ。
肌を擦り寄せ、肉を打つ音がする。
いつも気丈なまつが、頬を上気させて利家に四肢を絡ませているのだろう。
薄桃に染まった柔らかな乳房を揺らして傷だらけの日に焼けた肌に白い指を掛けて。
目を潤ませだらしなく口を開いて、あるいは快感に涙すら零しているかもしれない。
女をしとどに濡らし、利家の雄に吸い付いているのだ。




