戦国BASARA/エロパロ保管庫

闇の蝶2

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どうやら命だけは永らえているようだ。
体の奥に残る倦怠感は抜ける事はなかった。
目隠しの布を通しても分かる眩い日輪の光に元就は顔を向けた。
手首を後ろで縛られている為、自由は利かない。
足は拘束されていないが、それはすぐに行為に及べるように利便性からであり、
体力の落ちた体ではそう遠くには逃れられないだろうという織田側の思惑もあった。
当初は猿轡を嵌めさせられていたが、もはや自害するほどの意思もないと見做され口だけは自由である。
あれからどれぐらい経ったのだろうか、元就にはそれを知る術はなかった。
ほぼ毎晩のように市によって慰み者にされているのだが、その際に与えられる薬の効果か、次第に感度が良くなっている。
今では頬を撫でられただけで元就の体は熱くなり、思考が全て停止する。
細く冷たい無数の指が己の体を這い回る様に最初は嫌悪を感じていたというのに。
だが、生きていれば必ず勝機はある。
そう確信し、元就は寝床から体を起こした。



織田軍による蹂躙は悲惨を極めた。
抵抗する勢力は完膚なきまでに叩きのめし、これ以上逆らう気など起こさぬよう荒らしまわる。
どうやら婚姻により同盟関係を結んだ浅井軍の力も大きいようだ。
今では日ノ本のほとんどを手に入れている。
つい先日は武田騎馬隊を撃破し、あと一息という所まで甲斐の虎を追い詰めたという話を噂に聞いた。
越後の軍神も再起不能なほどの大打撃を受けている。
兄様の命令だから、と市は夫長政と共に武田・上杉連合軍討伐に向かっており、今、ここで元就の世話をするのは数名の侍女であった。
「お食事を」
足音もなく部屋に近付いた侍女が襖を開けて部屋へと入ってきた。
じゃらり、と鎖の音に身を震わせ、元就が後退りをすると、容赦なく足首を掴んでがしゃりと拘束した。
「さあ、お食べ下さい」
口調は柔らかだが、元就の体力を落とさないようにする為だけの栄養を無理矢理摂取させる行為に過ぎない。
目隠しはそのままに、顎をがっちりと押さえられ、柔らかな粥が元就の喉に流し込まれる。
むせ返りそうになりながらも何とか飲み込むが、口の端から零れて襟元を塗らした。
「ああ、汚れてしまいましたね」
不意に伸びた女の手が襟元を開き、細い首筋へと零れた粥の残りを舌で舐め取る。
「ふっ……あぁっ」
些細な刺激さえも快楽へと置き換えられてしまうその体の反応を楽しむように、尚も執拗に舌が肌を舐めまわす。
手首が拘束されているので完全に脱がす事は出来ないが、着物を腰の辺りまで大きく肌蹴させると、既につんと固くなりつつある乳首に歯を立てられた。
ぞくり、と背を走る感触に脳天へと突き抜けるような閃光を瞼の裏に見た。
市の手で作り変えられた元就の体は、それだけの刺激で軽く絶頂へと達するほど敏感になっている。
「……姫様が戻られたら、続きをして頂きましょうか」
肩で荒く息を整える元就の耳朶へと、ふぅ、と息を吹きかけ、体の奥へ燻る熱を残すと、侍女は空いた器を持って部屋を辞した。


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