「目、腫れてっぞ」
節くれだった手が元就の目じりをなぞる。
「たくさん・・・泣いたからだ」
「そうだな。お前、今日は泣きっぱなしだもんな」
かかか、と笑う元親の頬を元就は思いきり抓った。
「いだだだだ!?」
「その半分は誰のせいだ。貴様、己の愚行を忘れたとは言わすまいぞ」
射抜くような鋭い視線で元親を睨む。
「我が大切に育てたオクラを・・・!許せぬ、断じて許せぬ」
「ふぉ、ふぉまえ!もふきにふるなって!!(お、お前!もう気にするなって!!)」
「覚えがない。空耳だ」
(こんのやろっ・・・・!!)
涙目で元就を睨み返したが、本人は全く堪えていないようだ。
「・・・・仕方が無い。今日だけは特別に許してやる。我の寛大な御心に感謝するのだな」
指が離され、その反動でばちんっ!と頬が痛々しい音を出す。
「いっでー!?てめぇ、よくもっ・・・・!!」
殴りかかろうとした時、すすっと元就が擦り寄ってきた。
「・・・・・・」
拳はぴたりと止まり、目線を元就へ落としてしまう。
「嬉しかった・・・・・我を、受け入れてくれて」
胸板に額を擦りつけながら、元就が呟いた。
「・・・お前こそ、もう気にすんなよ」
拳を解き、くしゃくしゃと栗色の髪を撫でる。
「あ、そーいやぁ」
思い出したように宙を見る元親を、元就が見上げた。
「あのオクラどうやって育てたんだ?特別な肥料か?それとも栽培法に秘密があるとか・・・・」
元親の疑問に、元就は情事の際の記憶を掘り起こす。
「・・・・そう言えば、そのような事を申していたな。しかし、我には覚えがない」
信じられない、といった表情を元親は浮かべた。
「そんなはずねぇだろ!あんなに粘つくオクラなんてそうそうねぇぞ。思い出してみろよ、栽培してる時に何かしたんじゃねぇか?」
「栽培・・・・」
んー・・・と元就は唸り、顎に指を当て考え始める。
節くれだった手が元就の目じりをなぞる。
「たくさん・・・泣いたからだ」
「そうだな。お前、今日は泣きっぱなしだもんな」
かかか、と笑う元親の頬を元就は思いきり抓った。
「いだだだだ!?」
「その半分は誰のせいだ。貴様、己の愚行を忘れたとは言わすまいぞ」
射抜くような鋭い視線で元親を睨む。
「我が大切に育てたオクラを・・・!許せぬ、断じて許せぬ」
「ふぉ、ふぉまえ!もふきにふるなって!!(お、お前!もう気にするなって!!)」
「覚えがない。空耳だ」
(こんのやろっ・・・・!!)
涙目で元就を睨み返したが、本人は全く堪えていないようだ。
「・・・・仕方が無い。今日だけは特別に許してやる。我の寛大な御心に感謝するのだな」
指が離され、その反動でばちんっ!と頬が痛々しい音を出す。
「いっでー!?てめぇ、よくもっ・・・・!!」
殴りかかろうとした時、すすっと元就が擦り寄ってきた。
「・・・・・・」
拳はぴたりと止まり、目線を元就へ落としてしまう。
「嬉しかった・・・・・我を、受け入れてくれて」
胸板に額を擦りつけながら、元就が呟いた。
「・・・お前こそ、もう気にすんなよ」
拳を解き、くしゃくしゃと栗色の髪を撫でる。
「あ、そーいやぁ」
思い出したように宙を見る元親を、元就が見上げた。
「あのオクラどうやって育てたんだ?特別な肥料か?それとも栽培法に秘密があるとか・・・・」
元親の疑問に、元就は情事の際の記憶を掘り起こす。
「・・・・そう言えば、そのような事を申していたな。しかし、我には覚えがない」
信じられない、といった表情を元親は浮かべた。
「そんなはずねぇだろ!あんなに粘つくオクラなんてそうそうねぇぞ。思い出してみろよ、栽培してる時に何かしたんじゃねぇか?」
「栽培・・・・」
んー・・・と元就は唸り、顎に指を当て考え始める。




