我はオクラ畑でいつも、可愛いオクラ達に話しかけていた
「うむ、思った以上の成長だ。よくやった」
まるで子供の頭を撫でるかのように葉を優しく触る。
「このような出来なれば、きっと元親も喜んでくれようぞ」
未だ成長途中の葉に、一つ一つ視線を送った。
そして・・・元親の喜ぶ顔を思い浮かべる。
「元親が帰ってきたらすぐに四国へ行こう。その時こそ・・・・」
繰り広げられる甘美な妄想に、思わず胸が高鳴った。
「し、しかし・・・大丈夫であろうか。ちゃんと感じることが出来るだろうか・・・・ちゃんと・・・受け入れられるだろうか・・・・・・・」
畑での元就は素直で、自然体である。黙って話を聞いてくれるオクラ達に延々とぼやくのだ。
「香油は・・・・駄目だ!あんなものを持って男の元へ行くなど、我の品格が疑われる!!」
ぶんぶんと頭を振り如何わしい考えを振り切る。
「元親にだってふしだらな女だと思われてしまう・・・・。まぁ、我の体は既に穢れているのだが・・・・・・」
胸に手を当て、元就は、ほうと溜息をついた。
「いや・・・今は忘れよう。今は、いざそうなった時のことを考えるのだ。しっかり、出来るのか否か・・・・・・」
内に篭る不安を全て吐き出すまで、元就は畑から立ち去ろうとはしない。
ただ一人。一心不乱にぶつぶつと独り言を続ける。
まるで子供の頭を撫でるかのように葉を優しく触る。
「このような出来なれば、きっと元親も喜んでくれようぞ」
未だ成長途中の葉に、一つ一つ視線を送った。
そして・・・元親の喜ぶ顔を思い浮かべる。
「元親が帰ってきたらすぐに四国へ行こう。その時こそ・・・・」
繰り広げられる甘美な妄想に、思わず胸が高鳴った。
「し、しかし・・・大丈夫であろうか。ちゃんと感じることが出来るだろうか・・・・ちゃんと・・・受け入れられるだろうか・・・・・・・」
畑での元就は素直で、自然体である。黙って話を聞いてくれるオクラ達に延々とぼやくのだ。
「香油は・・・・駄目だ!あんなものを持って男の元へ行くなど、我の品格が疑われる!!」
ぶんぶんと頭を振り如何わしい考えを振り切る。
「元親にだってふしだらな女だと思われてしまう・・・・。まぁ、我の体は既に穢れているのだが・・・・・・」
胸に手を当て、元就は、ほうと溜息をついた。
「いや・・・今は忘れよう。今は、いざそうなった時のことを考えるのだ。しっかり、出来るのか否か・・・・・・」
内に篭る不安を全て吐き出すまで、元就は畑から立ち去ろうとはしない。
ただ一人。一心不乱にぶつぶつと独り言を続ける。
しかし、その不安を全て。オクラ達は聞いていたのだ。
自分達を甲斐甲斐しく世話してくれる主の役に立ちたい、と。
自分達を甲斐甲斐しく世話してくれる主の役に立ちたい、と。
植物は語りかけることで、時に人知を超える成長を見せる
その事に気付いてしまった元就は・・・だんだんと顔を真っ赤に染め上げた。




