戦国BASARA/エロパロ保管庫

小正月ネタ

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みなさんお久しぶりです
埋めついでに小正月ネタ投下します
不快な方は37で名前欄NG登録推奨お願いします

以下注意書き

  • 以前投下した小十郎×いつきの番外編
  • 既にふたりは出来ております
  • エロは無しの方向で

これでお願いします

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「へえ……意外と暖かいもんなんだな。」
見聞きした事はあったものの初めて入った雪堂で小十郎はそう呟いた。
昼間せっせと何かを作っていたが、これを作っていたのか。
雪を踏み固めながら、高く積み上げ、中をくりぬいて作るとは知らなかった。
端から積んでいくのだろうかと、何の根拠も無く思っていた。
入り口の正面の壁には神棚が彫って作られている。
其処に立てられた2本の蝋燭が唯一の灯だ。
真ん中には火鉢が置かれ、その周りには藁と茣蓙を敷き座れるようにしてある。
小十郎はいつきに勧められるまま、あらかじめ用意してあった座布団に腰を下ろした。
熱源は火鉢しかないと言うのに、中にはしっかり暖気が篭っている。
入り口を何か閉めないのかと聞くと「窒息しちまうべよ。」といつきは笑った。
火鉢の上に置かれた鍋には、これまた見覚えの無い何かが入っていた。

「これは?」
「あまえこだべ。」
「あまえこ?」
「そう、こっちでは何て言うんだべ?『甘酒』?暖まるべよ。」
いつきは、柄杓で鍋の中をクルリとかき回してから、湯飲みに注ぐと小十郎に渡した。
「舌を火傷しねえようにな。」
確かに湯飲みは黙って持っているのには少し熱すぎる。
用心しながら口に少し含むと、甘味がふわりと口の中に広がった。
「これは……酒、か?随分と甘えな。」
「だから『あまえこ』だべ。米を使ってつくるんだども、酒って言っても酔っ払ったりなんかしないべ。」
なるほどと思いながら、更にもう一口啜る。
もう少し薄めて、冷やせして飲んでも上手いかもしれない。
あとで作り方を聞いておこう。
そう思い顔をあげると、いつきは神棚の方をじっと見つめていた。



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