焦らすような責めから解放され、頬を膨らませたが、唇を塞がれるとその顔はたちまちとろけた。
単純といえば単純だが好きなもんは好きだから仕方が無い、と心の冷静な部分で考えていると
足や腕や胴に巻きついて、忠勝の手と同じように柔らかい刺激を与えている触手のうちの一本が
胸の谷間から這い上がってきた。と、不意にぬめる液体が胸に纏わりつくのを感じ、
家康は忠勝の唇を離した。銀糸が名残惜しそうに二人の唇の間を繋ぐ。
この液体を勿論家康は知っている。快楽を増長させる効果があることも。
忠勝はぬめりを帯びた家康の胸を両の手でさすりはじめた。家康の肌は荒れは少なく、
すべすべというよりはしっとりしているが、薬液の助けを得てとろりとした肌を忠勝は熱心に揉んでいる。
男の固い指が肌を滑るたびに言いようのない感覚が背筋を駆け抜け、
胸のみならず全身を責められることがもたらす甘い悦楽に体の中心がじんじんと疼いた。
単純といえば単純だが好きなもんは好きだから仕方が無い、と心の冷静な部分で考えていると
足や腕や胴に巻きついて、忠勝の手と同じように柔らかい刺激を与えている触手のうちの一本が
胸の谷間から這い上がってきた。と、不意にぬめる液体が胸に纏わりつくのを感じ、
家康は忠勝の唇を離した。銀糸が名残惜しそうに二人の唇の間を繋ぐ。
この液体を勿論家康は知っている。快楽を増長させる効果があることも。
忠勝はぬめりを帯びた家康の胸を両の手でさすりはじめた。家康の肌は荒れは少なく、
すべすべというよりはしっとりしているが、薬液の助けを得てとろりとした肌を忠勝は熱心に揉んでいる。
男の固い指が肌を滑るたびに言いようのない感覚が背筋を駆け抜け、
胸のみならず全身を責められることがもたらす甘い悦楽に体の中心がじんじんと疼いた。
「も、もう・・・」
鎧を掴んで喘ぐと、胸を弄んでいたその手が線にくすぐられている下腹をすい、と指先で撫でる。
敏感な場所を撫でられて体を震わせたが、指は更にその下を辿り、光を当てればてらてらと光るであろう
愛液に塗れたその箇所を柔く摘まんで擦る。
敏感な場所を撫でられて体を震わせたが、指は更にその下を辿り、光を当てればてらてらと光るであろう
愛液に塗れたその箇所を柔く摘まんで擦る。
「あ、ああ・・・」
とろんとした目を見て限界が近いことを察すると、花芯をなぶる指の動きを強めて
銀糸の伝う主の唇を舐めて耳を柔く食んだ。熱い息が忠勝の首筋を撫でた。
銀糸の伝う主の唇を舐めて耳を柔く食んだ。熱い息が忠勝の首筋を撫でた。
「ただか・・・んああああっ!!」
びくりと体を震わすと、全身の力が抜け、目の前の男にしなだれかかった。
忠勝は、抱き締めてくれた。
忠勝は、抱き締めてくれた。
どろり、と溢れる愛液が鎧に滴る。体はもっと欲しがりますます燃え上がるばかり。
ふと、目元を舐められてどうしたのかと思ったが、快楽で浮かんだ涙を舐められているのだとわかった。
敵に対しては情け容赦など微塵も無い忠勝だが、味方に対しては優しい。
その優しさを一心に受けて、自分は特別なのだとうぬぼれそうになる。
ふと、目元を舐められてどうしたのかと思ったが、快楽で浮かんだ涙を舐められているのだとわかった。
敵に対しては情け容赦など微塵も無い忠勝だが、味方に対しては優しい。
その優しさを一心に受けて、自分は特別なのだとうぬぼれそうになる。
「?」
笑っていたのがわかったのだろう。問いかけるように顔を覗き込まれたが、首に腕を回して口付けた。
「忠勝、もっと欲しい・・・」
「・・・!!」
「・・・!!」
ぎらり、と忠勝が目を光らせたのでそれっぽく囁いて誘った甲斐があったかと内心ほくそえんだ。




