戦国BASARA/エロパロ保管庫

瀬戸内のカイとゲルダ2

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「あ…っ……」
一切の躊躇いがない元就の刃は、元親の服どころか、本来の身体の線を隠す為に巻かれていたサラシも切り裂いていたのだ。
途端に、頬を染めて胸元を隠す元親に、味方の長曾我部軍は勿論、毛利の軍勢からもどよめきが起こった。
「長曾我部…貴様……」
戦意を失ったのは、自分の性を暴かれた元親だけではなかったらしい。
先程より幾分か剣の失せた元就は、輪刀を下ろすと歩を進め、坐り込んだままの元親に近付いた。
気まずそうに顔を背けている元親を、無理矢理自分の方へ向かせる。
「……フン。四国の鬼の正体が、こんな浅はかで下らぬ女だったとはな」
「…っ!」
「テメェ!アニキに何しやがる!」
敬愛する主(あるじ)に対する敵将の振る舞いに、長曾我部の海賊から罵声が飛ぶ。
「黙れ。こんな女を『アニキ』だなどと、余程めでたい頭の構造をしているようだな。まあ、将も将ならその部下も部下という訳か。所詮はクズの集まりよ」
「──俺の部下をクズとか呼ぶな!」
直後、元就の平手が元親の頬を打った。予期せぬ痛みに、元親は無防備な悲鳴を上げると地に崩れる。
いつもの嗄(しわが)れ声とは違った、澄んだメゾソプラノが、本来の声色なのだろう。
己の鼓膜が、仄かに背徳的な感覚に痺れた事に、元就は気付かないふりをすると、倒れた元親の髪を引っ張って再度自分の方へ近づけた。

「我にそんな口がきける立場だと思っているのか」
「ぅ…」
「貴様は負けた。止めを刺さなかったのは、我の温情だ。…我と違って、部下の命は惜しかろう?」
「──!」
「貴様の可愛い部下の命は、我の手の内にあるのだぞ」
無表情に凄んでくる元就に、元親は顔色を変える。
暫し、躊躇いがちに視線を地面に落としていたが、やがて意を決したように顔を上げると、元就を正面から見据えてきた。
「頼む…毛利元就。俺はどうなってもいい。あいつらだけは、助けてやってくれ」
瀬戸内のカイとゲルダ3

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