元親の中から指を引き抜いた元就は、口を開いたままのソコへ舌を潜り込ませた。
舌と生殖器の粘膜同士が絡み合い、淫猥な音を響かせる。
最早、ろくに言葉を紡ぐ事も出来ない元親は、母音主体の喘ぎばかりを繰り返していた。
目元を赤く潤ませて、自分の愛撫に初々しい反応を返す元親を、元就は満足気に見やる。
舌と生殖器の粘膜同士が絡み合い、淫猥な音を響かせる。
最早、ろくに言葉を紡ぐ事も出来ない元親は、母音主体の喘ぎばかりを繰り返していた。
目元を赤く潤ませて、自分の愛撫に初々しい反応を返す元親を、元就は満足気に見やる。
このような女を、どうして今まで世の男どもは放っておいたのだ。
「鬼」と恐れられた四国の海賊の正体は、海の荒くれ者たちを隠れ蓑にした、深窓の「姫」であった。
誰にも知られる事なく、海岸にひっそりと咲いていた純白の花は、風に吹かれながら、それでもいつか自分を手折りに来るかも知れない花盗人の訪れを、密かに待ち続けていたのだった。
今、自分の前でその身を惜し気もなく晒しているのは、「鬼」なのか「姫」なのか。
ああ、もうそんなのはどうでも良い。この花を最初に手に入れたのは、自分だ。
──もう、誰にも渡しはしない。
「鬼」と恐れられた四国の海賊の正体は、海の荒くれ者たちを隠れ蓑にした、深窓の「姫」であった。
誰にも知られる事なく、海岸にひっそりと咲いていた純白の花は、風に吹かれながら、それでもいつか自分を手折りに来るかも知れない花盗人の訪れを、密かに待ち続けていたのだった。
今、自分の前でその身を惜し気もなく晒しているのは、「鬼」なのか「姫」なのか。
ああ、もうそんなのはどうでも良い。この花を最初に手に入れたのは、自分だ。
──もう、誰にも渡しはしない。
名残惜しそうに元親の秘所から舌を離した元就は、そのまま臍の窪みを伝いながら、再び元親の胸の飾りに触れた。
途中、脚の付け根や脇腹などに、所有の印を付けるのを忘れない。
「ぁ…ぁは…ぁ…っ……」
鷲掴みにした時の痕を宥めるように両の乳房を揉み解しながら、元就はそろそろ自分も限界に来ているのを感じる。
熱い吐息混じりに耳元で短く囁くと、元就は一旦元親から離れた。
そのまま少しだけ背を向け、最早羽織っているだけの状態だった衣服を脱ぎ捨てる。
「あ…」
その時、元親の瞳は、元就の背中の一点に注がれた。
左側の肩甲骨の辺りに、明らかに人の手による装飾が施されていたからだ。
一文字三ツ星の紋が刻まれた元就の背中を、元親は吸い寄せられるように見つめる。
すると、元親の視線に気付いた元就が、顔だけで元親を振り返ってきた。
「どうした」
「その背中…」
「──これか」
己の背にある家紋の刺青を指摘されて、元就は自嘲気味に呟く。
「兄が死んで、家督を継いだ時に刻んだものだ。……所詮は、若気の至りよ」
「…?」
「我は、何も背負ってはおらぬ。背負わねばならぬもの達の重みに耐えかねて、早々に切り捨てる事を覚えてしまった…」
だが、そんな元就の科白に、元親は小さく首を横に振った。
「元就は、ちゃんと背負っているよ」
「元親…?」
「失ったものもあるけれど、それでも残っているものもある筈。…そして、これからも背
負っていけるものが」
途中、脚の付け根や脇腹などに、所有の印を付けるのを忘れない。
「ぁ…ぁは…ぁ…っ……」
鷲掴みにした時の痕を宥めるように両の乳房を揉み解しながら、元就はそろそろ自分も限界に来ているのを感じる。
熱い吐息混じりに耳元で短く囁くと、元就は一旦元親から離れた。
そのまま少しだけ背を向け、最早羽織っているだけの状態だった衣服を脱ぎ捨てる。
「あ…」
その時、元親の瞳は、元就の背中の一点に注がれた。
左側の肩甲骨の辺りに、明らかに人の手による装飾が施されていたからだ。
一文字三ツ星の紋が刻まれた元就の背中を、元親は吸い寄せられるように見つめる。
すると、元親の視線に気付いた元就が、顔だけで元親を振り返ってきた。
「どうした」
「その背中…」
「──これか」
己の背にある家紋の刺青を指摘されて、元就は自嘲気味に呟く。
「兄が死んで、家督を継いだ時に刻んだものだ。……所詮は、若気の至りよ」
「…?」
「我は、何も背負ってはおらぬ。背負わねばならぬもの達の重みに耐えかねて、早々に切り捨てる事を覚えてしまった…」
だが、そんな元就の科白に、元親は小さく首を横に振った。
「元就は、ちゃんと背負っているよ」
「元親…?」
「失ったものもあるけれど、それでも残っているものもある筈。…そして、これからも背
負っていけるものが」




