戦国BASARA/エロパロ保管庫

愛別離苦3

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だれでも歓迎! 編集
上田まで馬でも2日。それを普段培った乗馬の技で一日半で到達し、政宗は宿を取った。
目の前に上田城がある。
逸る気持ちを抑え、湯を使い、持参した風呂敷包みを開く。
その中には見事な藍色に染まった紬の女物の着物に赤い帯があった。
「女の格好になって、あいつを驚かせてやる・・・綺麗だと言わせてやる」
どんな顔を、どんな言葉を言うだろう?政宗はわくわくしながら十余年ぶりに女の姿になった。
城下に出、城へ向けて歩き出す。自然と足が弾んだ。
と、耳に聞き覚えのある声をとらえ、振り向く。
「あっ!」
思わず喜色満面の声を発する。
幸村が露天の団子屋の親父と喋っていた。頬が緩むのを押さえられない。

「ゆ・・・!」
しかし呼びかけた声はとぎれた。
幸村に明るい橙の髪を揺らし一人の町娘がどこからか現れて声をかけたのだ。
黄色の着物は政宗のそれほど良いものではないが娘に似合っていた。
幸村は振り向くと娘に微笑み、連れだって踵を返す。
それは、とても仲睦まじく見えた。
そして目の前で二人は自然な形で手を繋いだのだ。


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