戦国BASARA/エロパロ保管庫

愛別離苦9

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「うるぉおおお!!」
そんな地獄のような光景を切り裂く咆哮。
瞬間吹き飛ぶ足軽たちの首。
「ひいい!?」
幸いにも生き残った連中が腰を抜かして、間抜けに股間の萎びた物をさらす。
それを一掃する追い打ちの手裏剣。
「なっ!?これは・・・!!」
陣に帰ろうとしていた竹中が驚愕に目を見開いた。
「何故、ここに君が・・・甲斐の若虎がいるんだい!?」
絶叫のような問いに答えるのは闇から湧き出た忍だ。
「こんなでっかい謀がどこにも漏れないとでも思ったのかい?人非人め」
いつもの飄々とした声ではなく怒りを秘めた低音で囁き、
じゃきりと手裏剣を竹中の白い首筋に押し当てる。
竹中が舌を打つ。少しでもどちらかが動けば血を見るだろう。
勢いと重量の割には軽い音を立てて着地した幸村はすっくと
立ってまっすぐに竹中を見つめる。
「某、お館様と越後の竜の関係に憧れてござる!好敵手の窮地を救うは仁義!」
「・・・思い出したよ。そういえば稲葉山で軍神を信玄公は助太刀して僕を邪魔したっけ。
 ったく師弟共に面倒なときに・・・まあいいや。君は間に合わなかったんだからね、残念ながら」
それを聞くなり幸村を取り巻く空気が張りつめる。竹中の瞳が怯えを掃く。
「・・・・・・間に合わなかったならば、仇をとるまで。どけ佐助」
そう低く唸った声は地獄の釜から聞こえるようだった。
音もなく忍の気配が消える。とたんに紅蓮の風が怒濤のように押し寄せた。
「くうっ!」
とっさに関節剣を前に伸ばすが跳躍されて避けられた。
竹中は絶望した。関節剣が手元に戻るより早く鬼が落ちてくる。
「うっうわぁああああ!!!」
断末魔が木霊した。


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