戦国BASARA/エロパロ保管庫

佐助×かすが(少女漫画風)

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bsr_e

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だれでも歓迎! 編集
佐助はじっと天井裏で留まっている筈の風の流れを見ていた。
遠くに感じていた気配が随分と縮まったので、息を詰める。
残りを数え、四、三、ニ、半歩、
「……かすが」
そこで佐助の目の前を過ぎようとした背中に声を掛けた。
隠し切れない殺気と鋭い視線が振り返って、昔からよく見知った顔が見える。
「またお前か」
向けられた言葉に、彼はやれやれと大げさに肩を竦めた。
「お仕事?」
「邪魔するか」
かすがは言葉で肯定はせず、けれど態度はそれを取って苦無を佐助に向ける。
自分に向いてる獲物には目もくれず、佐助はやはり大きく溜息を吐いた。
「別に探られて困るような腹じゃないからね、うちの大将は」
言葉の半分は空言の様なものであったけれど、実際今渡って困る情報は無い。
そういう腹持ちで佐助はかすがを半ば莫迦にした様な笑顔を向ける。
意味を理解したかすがに表情に、かっと朱が注した。
「要人暗殺、とかじゃ無かったら好きにしてってよ」
まるでからかうのが楽しいとばかりに笑みを深め、佐助は手をひらひらと振る。
「さて、こんな埃と黴臭いとこ長居したくないんでね」
佐助は音も無く、天井の床を剥ごうと指を這わせた。

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