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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

潮の花20

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
元就が入浴している頃、時同じくして元親は
離れの準備を整えていた。
とはいっても普段からの元親気に入りの場所であるので、きちんと整頓されたままでいた。
北側の隅に置いた姿見の目隠し布を捲り上げる。
傍らの海の守護神を描いた灯篭に照らされた鏡面には曇り一つ無い。
(これからちっとやらしい事に使うけど、ま、ごめんな?)
と、姫時代からの愛用の姿見に心の中で詫びる。
元親は明るい所での交接が好きだ。悶える女は美しいし、美しいものは隅々まできちんと見たい性分だ。
だから、部屋の四隅と枕元に一つづつ、合計五つ置いた灯篭の灯の確認も忘れない。
いかにも手強い相手だが自然に事が進められるよう、予め布団も敷いておく。

ふと、そういえばと思い返す疑問があった。降り出した雨を急いで屋敷へ帰った道中、
これ幸いとばかりに元親は元就の手首を握り引っ張って連れてきたのだが、彼女は抵抗を見せなかった。
人に触られるのは嫌いと事前に言われているから、当然振り払われるものとばかり思った。
そうであっても追って掴んで、無理にでも手を繋いでやろうと考えていただけに、
大人しい態度には拍子抜けした。(いや、いいんだけどな。嬉しかったし)
そして何よりあの表情。たまに振り返って見た彼女の顔からは刺々しさが消え、
変わりにどこか困ったような、――寂しいような表情が浮かんでいた。
何だろうな、アレ。元親は雨に舌打ちする。
こんな天候でなければ、周りの連中も慌てていなければゆっくり歩いて浮かべた心根を訊ねたというのに。
抵抗されると思ったから掴んだのは手首だったが、もし手を握っていたのならばどうだったのか。
都合のいい妄想だが、もしや彼女からも指に力を込め握り返してくれたのではないか。
(だってほらよ、その証拠にだ)屋敷に着いて手を離した時、元就はその表情のまま、元親を見上げた。
進もうとせず足を揃えたまま、ぽつん、と立ち竦んで。留守を任される猫みたいに。
距離が近かったので余計に彼女の小ささが沁みた。
元親の胸元ほどしかない頭の位置、夜の闇を乗せてこげ茶色の髪には雨粒がきらきらと飾られている。
月を見上げた仕草を見た時にもだったが元親は性欲とはまた違う、痒いような甘いような感覚を覚える。
(ちょっと待てこれはもしかしてアレか?)
恋、か。
そうと意識してしまえば、後は名付けられた気持ちが勝手に膨らんでいくに任せるばかりだ。
知りたい。見てみたい。彼女の顔は冷たい無表情と、怒りと困惑と寂しげなものしか知らない。
どれもこれも負の感情からくるものばかりで、元親はそれがやるせない。
美しいものは好きだ。であるから海賊なんてやっているのだし、宝はすべて手に入れたい。
そうして手に入れた宝は眺めて、愛で、その魅力を余すところなく享受したい。
あの女が笑ったらどんなにか美しいことだろう。
華奢な肩を掻き抱いて、淡く光沢を乗せる唇を吸って、この手で白い肌を悦びに震わせる事が出来るのなら。
そして、微笑んで、この名を呼んでくれたなら――――
うん。良い。どんな宝にも変えがたいほど、良い。

結局、屋敷に入るときに再び伸ばした手には無視を返されたのだったが。
調印の儀の時の元就は、最初に見たときと同じ氷の気配を纏っていた。取り付く島もない。
それでも、わずか一日も経っていない間にあれだけ表情が変わるのを見てきたのだ。
用意して持ち込んだ菓子折りと、集めた装身具の数々を確認する。
菓子はともかく(食べるの好きっぽいしなぁ)、女らしいものに興味はなさそうだが話のきっかけにはなるだろう。

元親が精悍な顔も台無しににやついていると、入り口に人の気配がした。
転げるように走り出したいのを堪えて、あくまで落ち着いた風を装って扉を開くと、
見合った彼らはお互い固まった。清水親子が目を丸くして立っていた。

(あぁ?)と元親は微笑みのまま頬を引きつらせた。両者の間をひゅるりと雨を含んだ風が通る。
さすがに気まずい元親は、はは、ととりあえず笑ってみた。
返す清水は、二人ともしばらく凍りついたままであった。

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