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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

西海夫婦馬鹿善哉11

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匿名ユーザー

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「まさに当たりが悪かったなあ」
「……あにぇごにょ、わにゃに、かかってしにゅにゃらほんみょうれす……」
「馬鹿、心配すんな。死なない程度に加減はしたっていってたし、大丈夫だろ」
「さすがは姐さん!料理の腕も一流っすね!」
「握り飯にぎれねえけどな」
「今から医者に連れて行くところで」
「気をつけろよ。その先の床、穴が開いてんぞ」
「へい。ところで兄貴は大丈夫なんで?大皿三枚、ぺろっといってましたよね」
「おう、ちっと舌先痺れただけだ」

もう治った、と惚れ惚れするような笑顔に、さすが兄貴!と歓声が上がる。
いいからさっさと行きやがれ、と部下を促し、その数秒後に背後で上がった野太い悲鳴を聞きながら、元親の頬にまた、小さな笑みが浮かんだ。

今でこそ姉御と慕われ、長曾我部軍全体から信奉されている元就だが、縁組した当初から完全に受け入れられていたわけではなかった。
兄貴の選んだ人だから、と、正面きって反対するものはいなかった。
だがあまりに急な同盟だったため、毛利への信頼そのものがまだまだ薄く、さらに人でなしだの、感情を持たないだのの噂を信じるものも多かったのだ。
元就自身もそうした流言には無頓着だったため、自軍と妻の調停で、元親一人がやきもきしていた時期もあった。
変化があったのは、縁組して一月ほど過ぎたころのことだった。
そのとき元親は、同盟への反対者からなる抵抗勢力の平定に出かけ、留守だった。
留守居は新妻の元就が勤めていたのだが、そこへ、近隣諸国の連合軍が攻め入ってきたのだ。
毛利の海軍は本州で睨みをきかせ、長曾我部の本軍は元親が率いていたため、本城の守りは
手薄だった。
抵抗勢力自体が囮だった、と気づいた時は遅く、完全に裏をかかれた長曾我部が青くなったころには、海上は敵の船団で埋め尽くされていた。
篭城か、地の利に頼り、この少ない勢力で撃って出るか。城の守護隊が苦渋の決断を迫られたとき。
沖合いの海上で、突如上がった一筋の光柱が敵船団を焼いたのだ。
光は一つではなかった。
次々と上がる火柱は船を焼き、かろうじて浜へ乗り上げた敵兵を砂にうがたれた穴が呑みこむ。思わぬ反撃に、余裕の表情を浮かべていた敵軍は、あっという間に大混乱に陥った。
こちらこそ、何が起きたかと唖然と見守る長曾我部の将の間に、凛とした檄が飛んだのはそのときだ。
「なにをしている、今が時だ。武器を取れ」
城の奥から、真昼の陽光の下へと姿を現したのは、濃緑の戦衣装に身を包み、
輪刀を掲げた元就だった。
冷静な中にも異様にきらきらした目で兵士を見回すと、呆然とする長曾我部軍を尻目に、元就は一人、意気揚々と浜辺へと駆け出していった。

「ええ、あの時の姐さんときたら、新しい重機の設計図を見た兄貴のようにご機嫌でした」
この日のことを、のちに、長曾我部軍兵士丙さん(30)はそう語った。

熱気渦巻く浜辺を、翠風が駆け抜ける。
崩れた態勢を取り戻す暇も与えず、日輪を模した刃が敵兵を切り刻む。
さらに混乱に陥る敵軍を、浜に隠された罠が襲う。
茫然自失から立ち直り、ようやく追いついた長曾我部の軍が見たのは、血に染められた浜辺でただ一人、傷を負いながらも凛と立ち尽くす元就と、刃を突きつけられ伏した敵将、そしてそれを遠巻きに囲む敵兵の輪だった。

「……人でなしの冷血女が、捨て駒の一人も使わず、自ら撃って出るとはな」
刃を首に当てたまま、悔し紛れに睨みつけた将が、以前毛利に同盟を申し込んで突っぱねられた隣国の当主だった、と長曾我部軍が知るのは、後のことだ。
頬をやや上気させながらも、冷徹な表情のまま、一瞥した元就の目に、嘲りの色が浮かんだ。
「貴様らごときの愚かな策略など、すべて我の手の内よ。たかがこの程度の策を
破るために、捨て駒など使うにも及ばず。我と我が罠で十分だ」
「……駒はもう、使わぬというのか?丸くなったものよ。亭主の仕込みがよほどよかったと見える」
「……長曾我部の兵は我が良人の兵。ならば我の兵も同じこと。無駄に失うわけにはいかぬ」
冷酷無情と名高い女当主の口から漏れた意外な言葉に、囲む敵軍と、長曾我部軍からも
どよめきが上がった。
そちらには目もくれず、将を睨む元就の目が細くなる。
「勘違いするな。駒も罠も、使うべき場所で使ってこそ成果を発揮するのだ。この先どこで必要になるやも知れぬのに、このくらいのことでそんな、もったいないことができるか」
凪いだ海面と、浜の砂を貫く陽光が輪刀に弾けた。鉄の反射が白皙の美貌を照らし出し、正に日輪の巫女のごとく、その姿を輝かせる。

「我は!無駄遣いが嫌いなのだ!」

波の音をもかき消すどよめきが、浜を貫き空を焦がした。
主に、感動という響きを伴って。



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