アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

西海夫婦馬鹿善哉12

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
ちょっとひっかかる言葉があった気もするが、この際そういう細かいことはどうでもいい。
だってこの人は、なんだかすごい。
この智謀、この武力、この冷静さ。なによりそれを貫く意志の力。
この人には、言葉に負けない実力が、確固たる美学がある。
怒涛の感涙が、潮に焼けた男たちの髭面を濡らした。
海の男は美学に弱い。
感動が感動を呼び、瞬く間に情熱が伝播する。海の男はノリもいい。
長曾我部軍の士気はその瞬間、最高潮に達した。
「……毛利のお方様!いやさ姉御!」
「すみません!俺たち姐さんを誤解していやした!」
「あんたすげえよ!さすがは兄貴の選んだお人だぜ!」
「野郎ども、姐さんに続け!国と姐さんを守るんだ!」
獲物を打ち鳴らし、鬨の声を上げ、浜へとなだれ込んできた長曾我部の勢いに、罠と元就の強襲ですでに浮き足立っていた敵軍は、ひとたまりもなかった。
次々討ち取られ、海へと追い返され、その船にも火がつけられる。
追い風はさらに士気を煽り、姐さんコールは海をも割った。
形勢は完全に逆転した。

急使を受けて、元親が大慌てで国許へ戻ったのは、その日の夕暮れのことだった。
国と元就に何かあったら、西海といわず日本中焼き滅ぼしてやると、鬼人の形相で浜に辿り着いた元親が見たのは、夕日の中、散らばる敵船の残骸と、累々たる敵兵の死体。
そして、荒くれ男どもに担ぎ上げられ、途方に暮れた顔をした新妻の姿だった。

ようやく閨に辿り着いたときには、すでに時刻は夜半を過ぎていた。
千切れた片袖を引き破り、廊下に投げ捨てる。
ここまで来る間に、せっかく整えた支度はあらかた焼け焦げ擦り切れ、ぼろぼろになってしまっていたが、いつものことなので気にも留めない。
むしろ仕掛けられた突飛な罠の数々に、妻の健やかなことが窺い知れて嬉しい元親だ。

ありとあらゆる罠や策を、憂いなく発揮できることで、気持ちに余裕ができているのだろう。
毛利の古い将たちからは、結婚以来、元就様が随分お優しくなられた、と、感謝の言葉が寄せられている。
おかげで中国は、随分平和になりました、とも。
だが元親は別に、自分が西国の平和の犠牲になっている、などと思ったことはない。
元就のこういう、傍から見ればむちゃくちゃな、変な女なところが、元親にとっては
一番愛しく思える部分だからだ。
それに、こうして毎日命を賭けてでも、手に入れるだけの価値があの女にはある。

ほつれた帯をせわしなく解きながら、閨の戸を押し開く。
部屋中に焚き染められた異国の香の香りと、それ以上に甘い香が、鼻腔に触れた。
「きたぞ!」
「遅い」
灯が落とされた、薄暗い部屋の中央で、白い顔が振り返った。
南蛮渡りの、水鳥の羽が詰められた布団に座り、首だけ傾げてこちらを向いた元就は、萌黄の薄物に見事な黒の紗を重ねていた。
どちらも体が透けて見えるほど薄い。
暗い明かりに浮かび上がるまろやかな尻の線に、うっかり目が釘付けになる。
普段の元就は、無駄が嫌いなこの女らしくいつも地味な衣装で、閨でもごく普通の
白い夜着ばかりなのだ。
洒落者の元親は、遠出のたびに妻にも山ほど衣装を買いこんでは贈っているが、元就がそれらに袖を通したことは、数えるほどしかない。
いわんや、こんな夜の衣装など。
「……珍しいじゃねえか、それ」
「たまには着なくては、服が傷む。それはもったいないゆえな」
思わず生唾を飲み込みながら呟いた言葉にも、しれっとした返答しか返らない。
だが、その顔も、常になくうっすらと化粧が施されていた。
淡い紅が、肌の白さを引き立てている。見知った顔が、まるで見知らぬ女のようだ。
半月ぶりに、これは効く。
「はやく入れ。寒い」
誘うように笑った切れ長の目に、半分夢見心地でおう、と答え、元親は一歩、部屋に
踏み込んだ。

轟音とともに、天井が落ちてきた。



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー