「…ん…」
背に腕を回し合って、濃厚なくちづけに酔いながら縺れるように倒れ込む。
首筋に顔を埋め、更にその先を求めて動く利家の手をまつの手が慌てて押
さえた。
首筋に顔を埋め、更にその先を求めて動く利家の手をまつの手が慌てて押
さえた。
「…ま、待っ…犬、千代さま…っ」
「何で?…」
「…だ、だめ!」
「何で?…」
「…だ、だめ!」
ぐいっと押し退けられ、渋々手を離す。
「まつ?」
「さっき慶次が…擦れるとまた痒みも酷くなるから、と。当分は…」
「…あ、そうか。」
「さっき慶次が…擦れるとまた痒みも酷くなるから、と。当分は…」
「…あ、そうか。」
毛先が肌に刺さらなくなるまでの間、しばらくお預けを食うことになり、
残念そうに見た。
しどけなく横たわるまつの細い腰。
見つめていた瞳がふと輝きを取り戻す。
残念そうに見た。
しどけなく横たわるまつの細い腰。
見つめていた瞳がふと輝きを取り戻す。
「後ろからすればよいではないか?」
「…え?」
「…え?」
振り返る隙を与えられず、今度は俯せに押し倒されて、まつは枕に顔を
埋めながら藻掻いた。
埋めながら藻掻いた。
「…きゃ…っ」
「ほら、擦れると痛いんだろ?」
「ほら、擦れると痛いんだろ?」
突っ伏したまつの腰を掲げさせ、くるりと剥くように着物の裾をまくり上げた。
「…や…っあ…っ」
むき出しになった白い尻をふるわせながら、まつはシーツを握りしめた。
中途半端に着物のせいで手が拘束された格好になり、利家の手はうまく動け
ないのをいいことにどんどん先へと進む。
中途半端に着物のせいで手が拘束された格好になり、利家の手はうまく動け
ないのをいいことにどんどん先へと進む。
「あ…んん…っ」
柔らかくなるまで根気よく指先でゆっくりと解され、零れる声を抑えられなくなる。
潜り込む指の節に擦られ、揺れる花芯の先から蜜液が滲み出した。
潜り込む指の節に擦られ、揺れる花芯の先から蜜液が滲み出した。
待ちかねたように飛び出してくる熱源を握ると軽く扱き、口を開いて待つそこ
に擦りつけた。
熱い塊を入り口に押しつけられ、まつの唇から溜め息が漏れる。
に擦りつけた。
熱い塊を入り口に押しつけられ、まつの唇から溜め息が漏れる。