フォーメーション総論
フォーメーションとは何か
このサイトにたどり着く人はもうご存知のことと思いますが、
GKを除く10人をどう配置するか、というものです。
プレイヤーが好むサッカースタイル(ゲームスタイル)を最も反映するものです。
つまり、攻撃重視ならば当然攻撃の人数が増えるし、
守備重視ならば
ディフェンスの人数が増える、ということです。
10人プレイヤーがいれば10通りのフォーメーションがあって当然ですし、
強い人のフォーメーションを真似しても、自分に合わないこともよくあります。
ここでは数あるフォーメーションの基本を考えていきたいと思います。
1.
4-4-2
サッカーの最もオーソドックスなスタイル。
守備をサイドバックを含むDF4人+中盤の2人で行い、
攻撃をFWと中盤の2人、場合によっては攻め上がったサイドバックとで行う。
オーソドックスなスタイルゆえにサイド攻撃、中央突破、ボールポゼッション、カウンターとあらゆる戦術に対応できる性能を持つ。
しかし、逆に言えば「器用貧乏」に陥る危険も含んだフォーメーションでもある。
バランスを重んじる戦術ゆえに、突出した才能を持つ選手を生かし切れなかったり、
綻びが生じた途端に一気に崩れるという場面も少なくはない。
4-4-2ではバランスを意識しながらプレイしたい。
2.
4-3-3
3トップの基本となるフォーメーションである。
現在のサッカーの主流なフォーメーションの一つでもある。
中盤の人数を極力減らして、前線に人数を割くという趣旨で考案されたフォーメーションである。
中盤の人数が少ない故に中盤でのボールキープは困難であるが、
その恩恵として前線にボールが渡れば、爆発的な攻撃力を発揮する。
基本はサイド攻撃、そしてショートカウンターとなる。
中盤は前線へのつなぎ役に徹し、両サイドのウイングにボールを振る。
そこからの
センタリングを真ん中で待ち構えるCFが決めるというのが理想である。
ウイングにはスピードとクロスの制度の高い選手、
CFには決定力があり、当たり負けのしない強さをもったFWを配置するのがセオリーである。
しかし、中盤の人数を割いたが故に、中盤を支配されることも多いのが弱点ではある。
ボールが奪えなければ素早い前線へのつなぎが行えず、
遅攻となってしまっては4-3-3特有のスピーディな攻撃ができずに終わることも多い。
いかに時間をかけずに攻めるか、中盤をどう凌ぐかが勝負の分かれ目になる。
続く
最終更新:2011年06月08日 16:00