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相次ぐ激戦により己の力に限界を感じた小雪は一族に伝わる禁断の修行を始めるのじゃった!
と言う訳で、仙狐族に古来より伝わる修練場を用いて修行する事となったぞ
小雪さん一人の修行にしては少々大掛かり過ぎませんか?
この際なので、暇な連中を巻き込み模擬戦のような物をやる事にしたのじゃ
それもありですね、大きな戦いが終わった今ぐらいしか修練の時間は無いと思います
しかし、あくまでも今回の目的は小雪の修行の完遂にある、それを忘れるなよ
もちろんです、無事に修行を突破していつもの小雪さんに戻って欲しいですからね
その肝心の修行なんですが、どういった内容なんですか?
それはいずれ明らかになるじゃろう、説明には少々の時間と手間を要するのでな
でも、模擬戦と言っても多勢に無勢じゃないんですか?こっちは基本9人1組ですし
敵であった者が味方となった時に弱体化するのが世の常ならば、その逆もまた然りじゃ
つまり、相手として出て来る方は何故か強くなってるので手加減が無用との事ですね
うむ、味方同士が殴り合い己を高めるのは由緒正しき修行方法でもあるからな
のばらの時といい、ひまり様の話は狙ってる年齢層が高めすぎると思うんです
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あの恐ろしい小雪さんは誰なんなんですか?
あの子は小雪ちゃんの心の奥底に巣食う影よ
小雪ちゃんの力の源泉で、小雪ちゃんを縛る足枷で、小雪ちゃんを成長させるための鍵なの
遠い昔に分かたれた私達夢魔の魂の象徴とも言えるわね
そうだよ、あの子は小雪ちゃんだし、私達でもあるの
駄目だ、言ってる事がまるで分からない……僕はもしかしたら頭が悪いのかな……
まてまて、|(プレイヤー)|が混乱しておるぞ!後はわしが引き継ごう
せっかちなのね?これからが面白くなってくるのに
じゃあねお殿様、今度はもっとゆっくりお話ししたり吸ったりさせてね
小雪の修行の件じゃが、もっとわしが分かりやすく説明をしてやろう
お願いします、ミリアさん達の話は掴みどころが無くてどうしたものかと
小雪の一族が影を操る一族である事は分かっておるな?
はい、所々でそういった話は出て来ますので
小雪の一族は心の奥底に己の影とでも言うべき存在を抱えておるのじゃ
そしてその影の力を部分的に引き出し活用する、それがあの影繰(カゲクリ)の一族じゃ
誰でもが心に影を持つとは言いますが、それとはまた別物の話なんですよね?
うむ、単なる概念ではなく外へ解放すると実際の肉体をも得られる特殊な存在じゃ
まあ平たく言えばドッペル小雪、小雪の影とでも呼ぶのが分かりやすかろう
あれも小雪さんだと言うなら、なんで僕達に襲いかかってくるんですか?
それが今回の修行の核心なのじゃが、時間が無いので残りは次回に持ち越しじゃな
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説明の続きじゃ、実体を得た小雪の影は己の本体とも言える小雪自身に激しい敵意を持つ
事例が少ないので確実な事は分からんが、一種の同族嫌悪のような物とは伝えられておるな
でも、そんな存在に出て来られたら小雪さんの一族の皆さんは困らないんですか?
通常はどうあっても外には出て来ない存在なのじゃ、それを無理やり引き出しておる
あの一族も、己の中に影が居る事自体を知らない者が大多数を占めるじゃろうな
ではあの影を倒すのが小雪さんの修行になるんでしょうか
うむ、己の影を制し新たな力を得るのは良く聞く話であるな、作為的な物を感じる程じゃ
小雪さんの力の元みたいな物を倒しちゃっても大丈夫なんですか?
完全に消滅はさせんが、徹底的に痛めつけて大人しくさせる必要がある
最終的にはまた小雪の中に戻す必要があるからのう
鮭の放流のようなものですね
例えは微妙じゃが大体あっておるな、ひとまずはそう考えておくといいじゃろう
話は分かりました、分かったんですが……ちょっと可哀想ですね
そうか?あんな恐ろしいツラ構えをしておるのにか?
ええ、姿形は変わってもあれは小雪さんなんだなと思うと、ちょっと、ですね
ふむ、その気持ちも分からんではないが半端な考えでは命を落とすぞ
それ程までにあやつの力は強大じゃ、情けをかける余裕は無いと知れ
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どうですか小雪さん、修行は順調ですか
とても順調……とても不思議、いつもより力が湧く……なんで?
普段は封印されておる力の源が近くで大暴れしておるのじゃ、おぬしの力が高まるのも当然よ
そうか……じゃあ、修行は終わった、私は前よりもずっと強くなった、めでたい
まてーい!終わっとらん、あの影を倒し再び己の中に取り込むまでが修行なのじゃ
そうか、なるほど……うん、全然分からない
鮭の放流ですよ小雪さん、大きく育って帰ってくるんですよ
鮭で修行?最上か、最上が鮭で修行……?なんで?いや、分かった
つまり、鮭を食べた最上が強くなるのか?そうだ、最上は鮭が好きだから……そうなる?
あああ、僕の方までよく分からなくなって来たんですけど
隙あらば家臣に鮭を振舞う最上義光めの行為が思わぬ混乱を引き起こしおったか
とりあえず、小雪さんはこの調子で頑張って戦いましょう!
分かった……頑張る、あいつ、私なのに顔が怖いから……頑張って倒す
この試練を乗り越えれば何処に出しても恥ずかしく無い四天王となれるであろう、精進せよ
頑張る!私……やる、もっと強くなって(プレイヤー)に恩を返す!
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一時はどうなる事かと思いましたが、修行は順調に進んでるみたいですね
うむ、小雪のみならず他の者達にとっても良き訓練の機会となっているな
柳生十兵衛さんに荒神さん、安倍晴明さんが敵に回ってくれてますがどんな人選なんですか?
さしあたって柳生は剣の先生、荒神は筋肉の先生、晴明は符術の先生を意識しておるな
一つおかしいのが混ざってると思うんですが
わしも同感じゃが、本人がいたく乗り気でのう……もう好きにやらせようとの判断じゃ
でも残りの先生は頼もしいですね、戦力の底上げに一役も二役も買ってくれそうです
何とか持ち直しつつはあるが、わしらはまだまだ力不足であるからな
それにしても、国がこんな状態となっておるのに先代はどこで何をしておるんじゃ?
最近は音沙汰が無いですが、きっとどこかで好き勝手に暴れてると思いますよ
わしは面識が無いのじゃが、おぬしの両親はどんな奴らなんじゃ?
父さんは……滅茶苦茶な人です、母さんはそんな父さんの手綱を握れる唯一の人です
唐突に王位を押しつけて旅に出るような奴じゃからな、確かに滅茶苦茶じゃ
滅茶苦茶なんですがそれが一周して正しい所に収まるような、とにかく変わった人ですね
なるほどのう……少しでも戦力が欲しい今、ふらりと帰ってくると助かるんじゃがな
本当に何を考えてるか分からない人なので、急に帰ってくる可能性はありますよ
では期待せず
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(プレイヤー)も見ているだけではなく、その槍を振るった方が良いのではないか?
そうしたい所ですが、調整する事が結構ありまして修行には参加出来ませんね
では時間が出来たら俺を呼べ、いつでも稽古を付けてやるからな
ありがとうございます、今日の分はあと少しで片付きそうなのでお願いするかもしれません
そうしておけ、この修練場は清浄な空気で満ちている、稽古をするには打ってつけの場所だ
それに昨今は俺の刀が良く走るのだ……遠い昔に断念した秘剣にも手が届かんばかりにな
良かったですね!柳生さんとしては、願ったり叶ったりじゃないですか
急がば回れを嫌と言う程に体感している日々だ、改めて感謝するぞ(プレイヤー)
一筋の光すら射さぬ深き沼底より、俺を救い出してくれたのはお前達なのだからな
一番の功労者は八咫烏さんですけどね
だが俺と奴を引きあわせてくれたのはお前達だ、一番も何も無い、等しく感謝しているぞ
あの時の柳生さんは見ているこっちが辛かったですし、元気な柳生さんを見れて僕も嬉しいです
ふっ、お前と言う奴は……
ではそろそろ失礼しますね、柳生さんも無理をなさらずに
任せろ、この身は今や俺一人の物ではない、その点は良く分かっているつもりだ
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清々シイ!気持チイイ!私ハ戻ラナイ……私ハ自由ダ!食ラエ!
うっ、やっぱり強い……とても強い、怖い私……勝てるのかな?
絶対勝てます!僕の知ってる小雪さんなら、自分に負ける事なんて絶対にありえません
私モ小雪ィ!ズルイ、ズルイズルイィイ!私モ応援シテエエ!
また速く、鋭くなった……(プレイヤー)!応援、たぶん逆効果になった!
何をやっとるんじゃ!小雪の影がまた一段と強力になってしまったではないか!
ひ、酷い……応援しただけなのに袋叩きだなんて……
小雪の影もこの世に留まる為に必死じゃな、まさかここまでの強さとは思わんかったぞ
小雪さんの影からすると生きるか死ぬかの瀬戸際ですからね、頷ける話ではあります
じゃがそれはわしらにも言える事じゃ、新たな力を得て行かねばこの先は戦い抜けん
小雪にはなんとしてでもこの修行を成し遂げ、力を持ち帰ってもらわねば困るのじゃ
でも、それは影の小雪さんを消す事と同義ですよね?
まあな、その存在自体が消える事は無いが小雪の中で再び眠りにつく事にはなる
そう考えますと、やっぱり不憫だなって思ってしまいますね
私ノ体ハ私ノダ!(プレイヤー)ニ恩返シスルノモ私ダ!全部、全部私ダ!
させない!(プレイヤー)に恩返しをするのは私、私が返す!全部!
なんだか、子供の言い争いみたいになってきましたね
どちらもあの単純な小雪であるからのう……この展開も分からんではないぞ
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夢魔さん達が小雪さんの事を手伝ったと聞いたんですがどんなお手伝いだったんですか?
簡単よ、小雪ちゃんの中に入ってあの子を連れだして来たの
中に入るって、夢の世界の事ですか?
そうよ、ついでにつまみ食いでもしてやろうかと思ったけど我慢したわ、偉いでしょ?
小雪さんは他の人の影響を受けやすいので、今後もつまみ食いは無しでお願いします
はいはい、でも伝承は本当だったのね、小雪ちゃんの中にあんな悪い子が居たなんて
夢魔さんの一族にも小雪さん達の事は伝わっていたんですね
そうよ、前も話をしてあげたけどその昔、狐妖と恋に落ちた子が居たって、あの話よ
そう言えば夢魔さんから聞いた覚えがありますね、確か三進辺りの所で
異種族同士の才能と力が絡み合い、それで生まれたのが小雪ちゃん達の一族ね
影と夢、共に儚く美しい存在よね……
となると、小雪さんも修行次第では夢の力を使えるようになったりするんですかね
あの子は真面目で飲みこみもいいから……もしかするとね?
でもそうなると、基礎の基礎から教えてあげる必要がありそうね
小雪さんが望めばですが、新たな力が手に入るなら是非教えてあげてください
まずは食事の取り方から教えてあげる事にするわ
前言撤回です、小雪さんを妙な道に引き込まないでください
でもあの子は適正あると思うわよ?素直でいい子が豹変すると堪らないでしょう?
駄目です絶対駄目です、小雪さんには健全な力以外は不要です!
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どうしたどうしたぁ!筋肉が足りて無いぞ!
これ以上筋肉がつく……動きにくくなる、今が一番……いい筋肉
考え無しの筋肉ではなかったんだな、これは失礼したぜ
お前はどうだ!ちゃんと筋肉してるか?
荒神さんにかかると筋肉は動詞としても活用されるんですね
筋肉は全ての道に通じるからな、お前もいずれ分かる時が来るだろうさ
(分かりたくないなぁ……)
ところでだ、まさか筋肉の量に満足してそこで終わりだとは言うまいな?
ん?筋肉は……つくか、つかないかだけ、そう思ってる……違う?
筋肉の真髄は量に非ず質だ!粘り強さはもちろん、美しさも重要になってくるぞ
そうだ、お前の筋肉を見せてみろ!俺が筋肉検査をしてやろう!
ん、じゃあ……ほい
ぺろり
ぶほっ!
こ、これは……お前、どこでこの筋肉を手に入れた!?
やれる事は全部やる……私は頭領だし、四天王だし……責任がある
一見すると筋肉の影すら見当たらないが、うっすらと……美しい……
もうしまっていいか?
待て!こんな良質の筋肉なんてそうそうお目にかかれん、もう少し観察を……
今すぐ中止です!これ以上は行けない!強制的に終了します!
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小雪ちゃん頑張るよね、私も夢魔として頑張らないと駄目かな?
夢魔として頑張られますと僕の身が持たないので、そこは頑張らないで欲しいです
つまんないの……その辺の人から適当に吸って遊ぼうかな
遊び半分で吸っちゃ駄目ですよ、お腹が空いた時限定の話になっていますからね?
はあい、こっちのお殿様って厳し過ぎるよ!夢の方のお殿様だったあんなに情けないのに……
そこの話はあまり掘り下げないようにお願いしますね
夢魔に夢の話をするなって言うの、横暴だと思うんだ
夢の話は夢の中だけで収めておきましょう、と言うか収めてください、お願いします
ちぇっ、でも、小雪ちゃんが私達に近づいてくれるのは嬉しいな……お友達、ふふ、楽しそう
え?小雪さんのあの修行が進むと、夢魔っぽくなって行くんですか?
ほんのちょっとだけ、限度はあるし夢魔そのものにはならないよ、個人差はあるけど
ま、まさか……小雪さんはお腹が減ったら吸うようになるですか?
うん、あの子は素質あるし、いっぱい吸うと思うよ?えへへ……お殿様も大変だね?
小雪さんが、いっぱい……だ、駄目だ!正気に、正気に戻るんだ僕!
うーそだっ!冗談だよ、吸えるようにはなるけど、実際に吸っちゃった子の話は聞かないよ
そもそもね、自分の影を乗り越えられた子って……えっと、数人くらいしかいないんだよ
良かった、あの小雪さんが……なんてなったら目も当てられないですから
でもね、お殿様の気持ちはよーく伝わったし、今度は小雪ちゃんの姿で現れてあげるね
勘弁してくださいよミレイさん……
お殿様の勘弁してくださいって、やってって事だよね?いけないお殿様なんだぁ、うふふ……
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私ハ、私ハ負ケナイ!アンナ暗イ所ニハ戻ラナイ、私ハ自由ヲ手放サナイ!負ケテタマルカ!
くくく、どれだけ威勢が良くともこの状況はもう覆らんぞ?大人しく眠りにつくがいい!
嫌ダ、嫌ダ嫌ダ!嫌ダアアア!私ハココデ生キル!(プレイヤー)ニ恩ヲ返ス!
おぬし、小雪の奴にはよっぽど好かれておったようじゃな
恩を返すのは私だ……お前じゃない、早く倒れろ!
小雪さんから見ると僕が一族再起の機会が与えた訳ですし、好きとかの話じゃないですよ
(プレイヤー)ニ恩ヲ返ス!(プレイヤー)ノオ嫁サンニナル!全部、私ガダ!
……などと言っておるみたいじゃが
(プレイヤー)!私は……もしかして、(プレイヤー)のお嫁さんになりたいのか?
小雪さんでも分からない事が僕に分かる訳ありませんし、それは多分無いかと
そうか……よし分かった、私は戦う、戦って顔が怖い私を乗り越える!
小雪の影は小雪の心の奥底に眠っていた存在じゃからな、あっちの方が本音かもしれんぞ
小雪さんの場合は自分の本音を隠すなんて器用な事は考えませんから、無意識の話とかでは?
なるほど、そうかそうか、小雪は無意識のままおぬしを好いておったのじゃな
あ、別にそういう訳じゃ……
多少の混ざり物はあるが小雪は立派な狐妖じゃからな、子孫を残す相手としては望ましいぞ
残しませんから!ひまり様も仙狐族の未来を憂う気持ちは分かりますが気が早すぎです
ん?じゃがおぬし……いや分かった、わしも空気を呼んでこの辺で止めておくとしよう
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ふむ……ほう、ではこれで……ほうほう、いいぞ、悪く無い
晴明さんは何かお試し中ですか?
うむ、この場所は霊的な加護が強く頭もよく働くのでな、お前の言う通りお試し中だ
それに普段よりなんかこう……はきはきとされてませんか?気のせいかもですが
今の私はそれなりに好調だ、普段の様子とは異なるかもしれん
いやまて、普段の私はそこまでもにょもにょとしているのか?
はきはきの反対ってもにょもにょなんですか?
分からん、何となくだ、それよりどうだ、そんなにも普段の私と別人か?
別人と言うほどではないのですが、やはりはきはきとしてる感はありますね
そうか、これも私の力が馴染みつつある予兆なのかもしれんな
まだどこか不自由な所があるんですか?
基本不自由だ、やり難い……だが、これも仕方なき事だがな
芦屋道満さんのようにならなくて良かったと考えるべきですね
奴か……つかぬ事を聞くが、お前は奴をどう思う?単なる狂人か?
何とも言えませんが正気では無いと思います
確かにな、だが……奴より微かに感じる理性の光が、何かを訴えてるような気がするのだ
それが何かなのかは分からん、だが……いやいい、妙な話をした、忘れてくれ
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(プレイヤー)……私、悩んでる……どうしよう
分かりますよ、あの小雪さんの影の事ですよね?
うん……私は、絶対に強くならなくちゃいけない、今後のために、皆のために
でも、戦えば戦うほど分かる……あの顔が怖い私も私なんだ……消すのは、可哀想
でもあの影を倒してまた小雪さんの中に封じ込めないと修行の完遂にならないですよね
分かる……そうしないと駄目なのは分かる、だから、悩む……どうしよう
あの影も小雪さん自身だと考えるとやっぱり……ですよね
(プレイヤー)!顔が怖い私を助けつつ、私は強くなれないか!?
僕達の意思はともかく、影がこちらに敵意を持ってる以上は難しいと思います
そこだけど、私……顔の怖い私と、ちょっとだけ……仲良くなりつつある
そうなんですか?いつの間に
最近だけど、ちょっとだけ……でも、皆の前だと、皆に悪いから仲が悪いままにしてる
なるほど、影が大人しくなってくれるならもしかすると方法はあるかもしれませんね
頼む、私と、顔の怖い私のために……何とかして欲しい、頼む……
分かりました、この件はひまり様とも相談させてもらいますね
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調子はどうだい蘇芳君、僕の力は役立ててくれてるかい?
神出鬼没な野郎だと思ってたが、遂には姿まで消しやがったか!声だけなんて失礼な奴だぜ
アハハ、これでも多忙な身でね?直接そこには行けないんだ、ご勘弁願うよ
構わん蘇芳、その男の助力が無ければこうして天狐族を導ける機会も無かったんだからな
そういう事さ、そっちの弟君も少しは僕に感謝するべきだとは思うけどね
そりゃまあ感謝はしてるけどよ、王の御前って奴なんだぜ?ちったあ礼儀ってのがな
お前が礼義を語ると意外だな
別に、俺じゃない奴が姉さんの前で偉そうにするってのが気に入らねえだけだよ
姉を独占したい気持ちの裏返しだったのかな?愛されてるねぇ、蘇芳君は
勝手な事抜かしてるんじゃねえぞ!ったく、この道化野郎が……
そんな事より蘇芳、軍の再編は進んでいるのか?
バッチリだ、多少の混乱はあったが特に朱夏の奴が乗り気でな、割と助けられたぜ
島津の奴らもたっぷりと補給を済ませたようだ、今度はこちらから仕掛けるぞ
待ってましたぜその言葉!どっちが上なのかってのを連中に思い知らせねえとな
(混沌の訪れを前にしながらも、無邪気で無知な連中だ……愛おしさすら感じるよ、フフ)
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倒すべき相手に同情して力を得る機会を逃すとは何たる事じゃ……
でも完全に力を得られなかった訳じゃありませんし、十分ですよ
倒した影のうち、戻すのは一部で大部分はそのまま残すなど、勿体無いにも程があろう?
ああ、もったいないもったいない……全ての影を取り込めば凄まじい力を得られたと言うに
あの影も小雪さんと一緒に戦ってくれる事になりましたし、いいじゃないですか
何よりも、小雪さん本人の意見を尊重すべきだとも思いますからね
まあな、上を見ればキリが無いだけで今の小雪の力は凄まじいのもまた事実じゃ
あまり欲張らずに、この辺りで手を引くのが良いのかもしれん
でもこれでウチの四天王もかなり強化されましたよね、まだ三天王ですが
うむ、残る最後の一枠なのじゃがどうにも適任者がおらんくてのう……
孫市さんとかじゃ駄目なんですかね、また一段と力を手にされてましたし
有力候補ではあるのじゃが、意外性に欠けるので駄目じゃな
もっとこう……驚きが欲しいわしとしては新たな者の着任を待っておる
でもあんまりのんびりやってると、ここじゃないどこかに着任されてしまいますけどね
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|>|「二人がかりを止められるなんて、流石ね」「頼もしいなぁ、たくましいなぁ……
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