Chapter.4 【FULL BURNER】
レーン・エイム「……う……ううぅ……はっ!?(目が覚めるとベッドの上。傷を負った身体を勢いよく起こし飛び起きる) 」
オラクル「目が覚めたか?(と、そのベッドの傍の椅子に腰かけ腕と脚を組んでいる) 」
レーン・エイム「なッ、何者だ貴様ッ!?まずはその装甲を脱げッ!!(その姿に気付き即刻振り向いて叫ぶ) 」
オラクル「脱げん。これが地肌だ。随分とコケにされたようだな、中尉(と、立ち上がってその姿を覗き込む) 」
レーン・エイム「……何を貴様……貴様は?貴様のような奴は知らんぞ…… 」
オラクル「
オラクル。ロウクレストの社長だ。……コケにされたのは私も同じか……(と、可動音を鳴らしながら顔へと視線を向ける) 」
レーン・エイム「しゃちょ……んな荒唐無稽な!信じると思うのか!バカにして……(と、元気に立ち上がり詰め寄る) 」
トニースターク「早めのハロウィンだと思うなら相手の被り物(頭部)を外してみたまえ(スっとその空間の壁に背を預け、腕と足を組みながら)ついでに言うとつい昨日まで同じような反応をした。ひどいデジャブだよ 」
オラクル「元気だな、中尉。身体は頑丈なようだ。私の存在が外部にバレてからずっとこれだ……新入社員にもこう反応されてばかりで慣れていたつもりだったのだがな……(と、
トニーの方に視線を送って呆れたように首をかしげる) 」
トニー・スターク「それでも守秘義務は守られてきたんだろう?羨ましいよコンプライアンスを守る社員達で。ウチは副社長が反政府ゲリラに協力、次期社長秘書は元殺し屋の政府お抱え工作員、終いには脳筋個性派集団にビルを
ジャックされるんだから。もっとはやくにオタクから経営について講義を受けるべきだった……(身振り手振りで過去のアレヤコレヤを語り肩を竦める)スー…… ところで中尉、悪いニュースと悪いニュースがあるんだが、こちらの社長からどっちを先に聞きたい? 」
レーン・エイム「本当に……社長殿なのですか?今まで情報の公開が行われていなかった……あなたが?この見た目で?(訝しげな目だ…) 」
オラクル「この見た目で悪いか?……ぇえい、社長と呼ばれるとむず痒いな。社内では専ら隊長呼びであった故…… 」
レーン・エイム「……ちょっと待て、悪いニュースしかないのか!?(と、
トニーの言ったことにようやく気付き直し) 」
ガイル「……どうやら、無事だったようだな…(扉を開けて現れ)……タイミングが悪かった様だな、殊更に悪いニュースばかりか 」
トニー・スターク「いいニュースといえば君も含む我々の内から犠牲者が出なかった事だな。後はこう……骨折り損、向こうにいいようにしてやられたという印象だ。少なくとも僕はそう思う。 南部コーヒーは相変わらず品薄だし…… 」
オラクル「悪いニュースから聞くか?まず一つは捕まえておいたカボチャのマスクが普通に救出された事。もう一つは我々は被害だらけで普通に全員取り逃がしたこと…… 」
レーン・エイム「ちゅ、中佐!ご無事で!……私が、私があの一瞬で不覚を取ったから……おのれ、マフティーめ……ガンダムもどきまで持ち出すとは…… 」
ウェルド「……犠牲者こそ出ませんでしたが、結果的に我々の大敗北………まさかあの距離の狙撃が避けられるなんて思いませんよ、全く…(包帯だらけの姿で、松葉杖を付きながらガイルの後から現れ) 」
オラクル「良いニュースもないわけではない。……多少無理のある状況になったが、この私を動かすのに余計な配慮が必要なくなった点だ。この私が自由に動けるとなれば、それだけで今までとはレベルの違う戦力が動員できる(と、自信ありげに黄色いバイザーアイを光らせる) 」
ガイル「畏まらなくていい。俺もあの場に居れば、少しはましな結果に出来ていたかもしれんが……報告は聞いたが、まさかガンダム以外にもあんな戦力を持って居たとは… 」
トニー・スターク「(一瞬
ウェルドに一瞥をやり、スッとレーンへ視線を戻す)最も気にくわないのが、恐らく今回の襲撃における最優先目標を達成されたであろう事だ。人員からして、カボチャは二の次だった可能性が高い 」
レーン・エイム「今までは配慮が必要だったのか……?……最優先目標?(と、自信気に佇む
オラクルに少し視線を向け、
トニーの方に視線を戻す) 」
トニー・スターク「(一瞬ガイルにも一瞥をやり、スッと
オラクルへ視線を戻す)ああ……まあ確かに奴らの目標の達成は、結果的にこちらの戦力の増強にも繋がった訳だが……。僕がいうと説得力はないが、いいのか?自由に動けるって言っても社長だろう君 」
オラクル「社長だが、それ以前にLCCS……ロウクレストコーポレーションセキュリティの隊長だ。事務業務は
アリシアと幹部たちがいればいい。私は現場主義でな。それにLCCSの各部隊を私が現場で指揮を執れるようになった、何も私個人ではない。そして理由が出来た以上私ほどの戦力を腐らせる理由もない(自信過剰にすら取れる態度で腕を組み、笑うように首を上げて) 」
ガイル「確かに……ここまでの事があった以上、ロウクレストとしては最大限の戦力を出す切欠とはなるだろう。君という武力の長が、その力を堂々と発揮できる 」
ウェルド「MSを今まで以上に露骨に配備する事も出来るでしょうね。っていうか、そうしないと多分強襲を止めきれませんし… 」
トニー・スターク「なるほどな。ああそういうわけだレーン中尉。連中の目的はどうやら、こちらの身体もインパクトもBIGなVIPを公然に引っ張り出す事。それが何を意味するか検討もつかないが……恐らく下手を打ったという事だろう、こちらの社長改隊長がそう豪語するのだから(……。とは言っても、引っ張り出すならそもそもこの社長の正体は割れていたのだろう。これがどういう結果をもたらすのか、それはヴェスの報告次第か……) 」
ローゼンハイン「これはこれはお集まりで、何話してんの?(と、いつも通りの雑音を立て、口にはダブルチーズバーガーを頬張りながら入室してくる) 」
オラクル「ん、ヴァルブルクか。今はレーン中尉のお見舞いついでに現状とこれからの事について話していた。MSの露骨な配備……ウィンダムの頭数を増やすか?勢いあまってマルチランチャーを送ってこなければいいがな 」
トニー・スターク「食うか(レーンのお見舞いに用意していた紙袋一杯に詰まっているマックのチーズバーガーを一個差し出す) 」
ローゼンハイン「ん、ありがと。マァックドナルド、分かってるじゃん……(
トニーにチーズバーガーを渡されてはにかんで、次の瞬間
オラクルを睨み付ける)……あのさ、名字で呼んでって言わなかった? 」
ガイル「……はっきりと、企業を狙ってのテロ。加えて社長の正体を白日に晒す為、か……正直思う所はあるが、しかしテロリストを野放しにするわけにはいかん。政府としても更に奴らに強く当たらねばならない…… 」
ウェルド「ウィンダムが増えるのも全然アリじゃないかと思いますがね。政府なんかはこれ幸いにと発注数を増やすかもしれませんし……個人的にはモバイルアーマーの類の方が利便性があって好みなんですが… おっと、チーズバーガーですか…いいですね、ハンバーガー 」
トニー・スターク「(名前呼ばなくてよかったという顔) 小回りが効いてパワーがあるっていうのは実際厄介だ。当たり判定が増えて良かったことなんて殆どないからな。ああ、アイアンスーツは譲渡しないぞ。ローディのウォーマシンだけでたくさんだ 」
ローゼンハイン「にしてもこれからの話ぃ?笑える話。全世界初公開で敗北者の汚名を被った隊長殿に、会敵から三秒で秒殺された中尉殿、新装備貰った上で狙撃に失敗した捜査官殿にその逆でアンノウンにまんまと狙撃でしてやられた社長殿が集まって作戦会議ィ?笑っちゃうわね(嘲笑うような表情を浮かべ、ケラケラと嗤いながらもう口の中に消えたダブルチーズバーガーの代わりにチーズバーガーの包装を取り払いかぶりつく) 」
トニー・スターク「いいこと教えてやる新兵くん。狙撃されたら外されるか、即死かのどっちかだ。僕は命中したが生き残った。つまり当たらないか、そもそも死なないかのどっちかだ、例外的にな。つまりなんです?僕がそげきされたってことです?(支離滅裂) 」
オラクル「貴様……!!(機械的な足音を立て、ローゼンハインへと詰め寄る)貴様こそ、敵襲の間何をしていた……野良犬の傭兵の身分で大きな口を利くなよ 」
ガイル「失敗したからこそ、事後の策を考えねばならんという事だ。心配せずとも後で政府に報告はさせてもらう(ローゼンハインを軽く諫め) 」
ウェルド「いやあ、これは手厳しい。全くその通りで……次は正面から殴り掛かりに行くので、勘弁して貰えれば…… 」
ローゼンハイン「あたしの仕事は収容ブロックを要塞化した時点で終わったでしょ?それに……別に襲撃中仕事しなかったわけでもないんだけど?(そう言うとカメラを取り出して)……アイツらの行方を激写しちゃった♪ 」
トニー・スターク「ぐうの音も出ないって言うのか、東洋では。確かに唯一の収穫といって良いあれだ。タダで渡す気は無いとか言わないだろうな? 」
ローゼンハイン「そこまで金に汚いように見える?いちおー自分の意思で契約を飲んで来てるわけだから、そんなクライアントに非協力的なことなんてしないけど? 」
オラクル「……一応協力するつもりなのは認めてやる…… 」
ローゼンハイン「……それに、さっきから野良犬の分際でって……野良犬だから噛み付くんでしょ?何にでも噛み付けるのが、飼われてない者の特権。そうじゃない?繋がれた首輪の主の意向で噛み付く相手を選ぶなんて……まっぴら(と、歯を見せて笑い、
オラクルを見上げるように) 」
トニー・スターク「OK。明日はキングチーズバーガーをLサイズのポテトとお好みのドリンクも添えて頼むと良い(ポケットマネー(一般人基準では大金)をローゼンハインへそれとなく手渡しながら) 」
レーン・エイム「……繋がれることを拒む狂犬か……フンッ……私は…… 」
ガイル「(その要塞ブロックも抜かれているんだがな……) 素晴らしい、足取りを掴んだとは……これならば今後の対応も変えられる 」
ウェルド「いやあ、見事に仕事をこなしてくれてますね……全く、僕の様な未熟者には出来ない、大したものです…… 」
オラクル「…………自由でも気取っているつもりか(と、頭に手を当てて)何?わかった、今行く……すまない、呼び出しがかかった(そう言って部屋から立ち去っていく) 」
ローゼンハイン「愛しの妹さんからのお呼び出しかな?……あの隊長さん……なんてーか、危ういね? 」
レーン・エイム「次こそは必ず……危うい……?彼が……?(と、自分に活を入れている中、彼女の言葉が耳に入り) 」
トニー・スターク「自分が引っ張り出されることが敵にとってどう言う意味を持つか、疑問視しないばかりか自信満々ときたからな。卒業アルバムをみてるみたいだね、昔の自分みたいで(
オラクルの姿が見えなくなってからローゼンハインに同調し頷く) 」
ローゼンハイン「自己評価があまりにも高いのもそうだけど。私が見たところ、利己的で、顕示欲と向上心がとっても尖ってるように見えるの。違うかなぁ?……もっともこれは中尉さんにも当てはまるかな?(平然と渡された金を懐に入れながらチーズバーガーをペロリと平らげる) 」
[
レーン・エイム「……私が?(その言葉に眉をひくつかせる) 」
ローゼンハイン「違う?本当は自覚あるんじゃないの?(レーンの反応を見て嗤い、カメラのアルバムに目を移して)……戦ってみたいじゃない?今回はあたしは直接あいつらと戦わなかったんだから……次は手合わせ、したいでしょ…… 」
レーン・エイム「……私が、危うい…… 」
── file.16 ODYSSEUS GUNDAM
出典:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
政府軍最新兵器の「ペーネロペー」の、
コアユニットにあたるガンダムタイプのMS。
基本的にMSとしては、ペーネロペーの状態で
運用することを想定しているため、
オデュッセウスガンダム単体で運用されるような
状況はほぼ存在しない。
だが、MbS化にあたり、
ペーネロペーの設計のまま製造すると
フライト・ユニットが人間の関節の動きを阻害し、
装着型とするには動きにくいものとなると判断され、
より人型のシルエットに近いオデュッセウスを
基準に設計されることとなった。
フライト・ユニットが存在しないため、
浮遊する能力は不完全。
フライト・ユニットに内蔵された
メガ粒子砲、ミサイルなどの武装も存在せず、
MSとしての力不足は否めない。
が、MbSとしては話が別。
人間サイズとしては破格のパワーと火力を誇る。
「 ……邪魔だ(そう吐き捨てて、赤い巨体は左の腰に添えられた手斧を取り出して進路上のガードスコーピオンを一刀のもとに切り伏せ、道路上を高速で滑走し続ける) 」
ルーファウス神羅『……何?私が出払っている間にミッドガルに強襲?赤い一つ目?……今はマフティーで忙しいんだぞ……(通信を受けた向こう側、苛立つように)』 」
神羅兵「……データ照合、出ます。……一致部分……そんな馬鹿な、『MS-06』と部分的に……いや、現在アクセスできた部分全てと一致しています!!……まさかあれが…… 」
ザクⅡ「動きが遅いな……そろそろ出ると思っているのだがな(駆け抜ける赤い機体、その名は……『ザク』。おそらくは、『謎のデータ』の、『実物』) 」
ガション!! ガション!! ガキィン!!(と、様子を伺うザクⅡの周囲、ビルの間を素早く飛び移るように、壁を蹴って跳ねるように一機の巨体が飛び交い、ある建物の頂上に陣取り腕を組む)
ザクⅡ「遅かったが……速いな。お出ましか(怪しく光る単眼を向けて、その乱入者を見上げる) 」
???「登場が遅れて申し訳ない。しかぁし!!ここから先はノンストップなハイスピードバトルをお届けしよう!!満足していただけると思うがねぇ!!(ビルの上に立つそれは赤と黒の二色で彩られ、極端なまでに細身の、心もとなくすら見えるボディを持つ超軽量級の機体) 」
ザクⅡ「……細い、不安になるシルエットだ。何者だ?(独特なシルエットの機体を見て、問いかける) 」
???→ローチェ「申し遅れたな。私の名前は『ローチェ』。人は私をこう呼ぶ、スピードジャンキーと!!そしてこの美しき機体は『コルレル』!!極限まで素早さを求めたこの機体……君のそれと勝負してみようではないか?(そう言うと右手に持ったビームナイフをザクへと構え、挑発するように顎を引く) 」
ザクⅡ「コルレル……そうか、噂は本当だったか。いいだろう、曲芸自慢なら負けんぞ?(そう言うと先制するように横滑りしながら手に持ったマシンガンを向け射撃) 」
ローチェ「ハハハァ!!スロウリィ!!そのような鉛玉当たりはせんよ!!(地面を蹴った瞬間、規格外のスピードで加速したコルレルはそのまま建物の壁に着地、そのままそこから飛び掛かるようにザクへと襲い掛かり、ビームナイフを振るう) 」
ザクⅡ「速い、見た目通りだ……(冷静に壁を蹴り襲い掛かるコルレルを目で追い、右腕で迫るナイフを受け止め返すように手斧を振るう) 」
ローチェ「接近戦で受け止めてから、仕留める!スピードタイプ相手には最適解と言っても過言ではない、が!(しかしコルレルは素早く、そして最小限の動きで斬撃を躱し、華麗に後転すると同時に蹴りつけて距離を取る)このコルレル、その状況からも即!回避行動に移れるほどに速い!! 」
ザクⅡ「……確かに速いな。だが、その代わり脆い……違うか?(と、マシンガンを捨て、手斧……ヒートホークを構え) 」
ローチェ「そうだが?だが当たる気はない。……マシンガンを捨てたのは何故だ?素早い代わりに脆い、そんな相手を仕留めるにはマシンガンほど有用な武器はあるまい?(訝しむように問いかけ、ビルの合間を跳ね回るように移動し続け、頃合いを見て回転しながら飛び掛かり蹴り入れる) 」
ザクⅡ「君ほどの相手には、そのような常識的なやり方では通用せんと思ったからだよ(蹴りを受け吹き飛ぶも即刻体勢を立て直し、その勢いのままスラスターを吹かし浮き上がり、まるで真似をするようにビルの外壁へ足をつけ壁蹴りで飛び上がる) 」
ローチェ「ん~~~~実に的を射ているその通りだ!!……その動き、真似のつもりかね?その重い機体でこのコルレルと機動力でやり合おうというのかい?面白い男だ!!(飛び上がったザクを追うように自らも壁蹴りを繰り返し急接近、回転しながらその背後に寄りそのバックパックに向かいナイフを振るう) 」
ザクⅡ「かかったな?(その瞬間全身のスラスターを猛噴射。機体は猛烈な縦回転をしそのナイフを躱し、そのまま位置が入れ替わるように回り込みその勢いのまま背中へ蹴りを入れる) 」
ローチェ「むっ!?(突然背後から響く衝撃に驚き、そのまま地面へ叩きつけられる、が、そのまま受け身を取るように跳ねて態勢を回復、そのまま着地する)……まさかこの私がスピードでしてやられるとは…… 」
ザクⅡ「その機体、確かに機動力は高い。運動性も。スピードは認めよう。だが、それは軽量を目指すあまり各部スラスターを始めとした推進器も最小限になっている。瞬間速度ならば、状況によっては一時的に勝ることもできる。そういうことだ(そう言うと再び、斧を片手にゆらりと構える) 」
ローチェ「……そうだな、その通りだ。このコルレル、その通りの特性を持つ。……次は直線速度に長ける機体を作ってもらいたいものだ。そうすれば私の熱く滾るこの思いも満足するというもの!!(再び飛び上がり、ビルの谷間を跳ね回り、道路などにも脚をつけ立体的に、跳ね回るスーパーボールやピンボールのように華麗な軌道を描く)だが!!このコルレル、右に出る者のいないスピードを誇るのも事実!!次は回避できない位置!!回避できない速度!!そして回避できない状況に追い込んで仕留めよう!! 」
ザクⅡ「大層な自信だ。そうだな、確かに先ほどの回り込みは一種の飛び道具だ。二回は通用せん。スラスターの位置的にアレがやれん角度も無論存在するわけだしな(そう言うと、跳ね回るコルレルを目で追いながら、ヒートホークを捨てる) 」
ローチェ「その通り!!スラスター角度的に急加速による回避が出来ない位置、そして反応できたとしても対処が不可能なほどの速度!!それが揃えば君もジ・エンド!!というわけだ!!!痺れたぞ、まるで赤い流れ星のような男よ!!!君のような彗星のごときスピードを持つ男には中々逢えん!!惜しいものだ!!(と、素早く跳ね回りながらあらゆる角度から何度も、何度もナイフを振るい斬りつける)
ザクⅡ「なるほどな(四方八方から飛び掛かるそれを盾で受け、装甲で受け流し、とっさに身をかわして避け続ける。切り傷が無数に刻まれ続け、一瞬のうちにその機体は傷だらけになっていく)……となると君が狙うのは……真正面かな?(そう推測し脚を止めると、斧を捨てて空いた腕に、腰に携えた刀を添え) 」
ローチェ「その構え……『居合』かね?いいだろう!!君の言う通り正面から行こうではないか!!その抜刀、如何に速いか比べてみようじゃないか!!このコルレルのスピードと!!!『刹那の見斬り』だ!!!(そう言うと跳ね回り乱反射でつけた勢いを殺さず、ザクに迫るように跳ね)いざぁ!!(そして、最後の一歩を踏み出した) 」
ザ ン!!!!
ザクⅡ「……(左腕の二の腕から先が舞う。その超速の斬撃を防ぐことはできず、刀を持っていない方の腕は容易く斬り飛ばされて、地面へ勢いよく落ちる) 」
ローチェ「……アァァメイジングッ!!(……が、その斬撃を放った超速の巨影はその一瞬、細い手足を全て、しなやかな斬撃で斬り裂かれていた) 」
ザクⅡ「……刃渡りが……例えばあの武器がビームナイフでなくサーベルであれば私は胴体ごとずんばらりだ。だが、もしその機体がサーベルを持っていればそこまでの速さではなかっただろう。少しの掛け違いで勝負は変わっていたが、決して掛け違うことは無い戦いだった(引き抜いた日本刀を、まるで菊の花が舞うような華麗な動作で鞘に納める) 」
ローチェ「……いいだろう、勝負は預けようマイフレンド。最後にその名刀の名を聞いていいかね?(と、倒れ込んだコルレルから脱出する準備を進め) 」
ザクⅡ「……ガーベラ。『ガーベラ・ストレート』。(そう言い残すと、まるで目的を達したようにそそくさと飛び去っていく) 」
ローチェ「……おや。目的は……牽制か何かだったのか?まあいい……久しぶりに競い合えそうな相手が出て来たものだ…… 」
ザクⅡ→???「予想通りだな……ヴァサーゴが飛び出してきたところから察しは付いていたが、神羅は何らかの手段で一定の勢力のデータを得ている……(追っ手を振り切るように、夜空に彗星となって消えていく機体の中、ヘルメットを脱いで) 」
???→シャンクス「……さて。次の強行偵察は……いや、一旦合流するべきか(その特徴的な傷のついた素顔を現した) 」
──file.17 Correl
出典:機動新世紀ガンダムX
神羅がセフィロスの提供したデータを元に製造した、
超軽量級の高機動型格闘戦用MS。
そのボディは赤と黒で彩られている。
異様なまでに細い体つき、長い手足、
数本の棒で繋がれただけの胴体の構造など、
不安になるほどに細身、軽量の構造となっている。
極限まで軽量を目指しているのは本体の構造だけでなく、
武器も極限まで軽量のビームナイフただ一本。
その代わりその切れ味は凄まじくあらゆる装甲を斬り裂く。
その見た目と極限まで削られた重量に違わず、
常識を覆すほどの異常な高機動を発揮。
建物の谷間を壁キックのように華麗に飛び移り、
空中で回転を行い縦横無尽に襲い掛かる、
もはや曲芸レベルで異様な身のこなしを可能にする。
神羅はこの機体を数機ほど生産しており、
その内の一機はソルジャー3rd、
『スピードジャンキー』のローチェが搭乗している。
パラガス「当分、我々はロウクレストを探ることになるだろう……そして、その他勢力の動きもマークせねばならん……忙しくなるぞ 」
アンゴル「はっはっはっ申し上げます!!ミッドガルが何者かに襲撃されましたぁ!!! 」
パラガス「……ゑぇ!?……誰に!?何に!?この状況でまた何かあったというのか!? 」
首領パッチ「なにぃ!?(とりあえずムーンに腹パン) 」
夜神ムーン「なんで僕 」
アンゴル「映像出ました!モニター映します!!(と、モニターに映像が映し出される。そこには都市で大立ち回りをする『赤いザク』と、それと戦う赤と黒の細身、『コルレル』が映っていた) 」
松田ァ!「クックックッ…またしても僕の拳銃が冴える時が来たね…とりあえず試し撃ちさせろ(ムーンに銃を向け) 」
兄者「OK,映像ゲット。 ……モビルスーツか、しかもあの機体…!速いぞ……!! 」
ペニーワイズ「おーいムーン!つけたばっかりの爪の切れ味を試させろ!(鋭い爪を生やして) 」
パラガス「日本刀を腰に下げた赤いザク……もしや、大佐なのか?にしてもなんだこの細いの!!すごい不安になる体系してんな!! 」
弟者「衝撃だな、兄者……一体何者なんだ、あのザクは…… 」
泉けん「………ザクじゃないか!あの赤い機体…通常の3倍は速いぞ!(映像を見て) 」
メジロマックイーン「こんなもの!!(ガシャーン) こんなもの……こんな……こんな……(割れたティーポットの前で崩れ落ち)壊れちゃいましたわ…わたくしのきもち… 」
夜神ムーン「やめろって(と、松田と
ワイズに手を突き出しながら)日本刀……?本当だ、本当に日本刀だ……MSサイズの日本刀だ!!しかも形だけじゃない、しっかりと人間サイズの元の同じ構造で、鋭利な切れ味を持つ……あのサイズで…… 」
カミーユ・ビダン(精神崩壊)「知らないよ!(唐突に弟者を殴り飛ばす) 」
兄者「映像では分からないが、高周波ブレードの類かもしれん……しかし、モビルスーツ用の物理剣で、あそこまで……言われてみれば見た目がキモいな、見てくれは何でも良かったからわからなかった…… 」
弟者「(カミーユの拳をスリッピング・アウェーの要領で回避し、逆にカミーユをボコボコにする)舐めてんじゃねえぞ!オラ!!! 」
藤虎「シャ、シャンクスだ…(赤いザクを見て呟く。なぜか満身創痍でベッドにいる) 」
カミーユ・ビダン(精神崩壊)「ぼ、暴力はいけない…(ボコボコにされ) 」
パラガス「……やはり、あの機体は大佐……(と、藤虎の反応を見て)あのMSサイズの日本刀……あんなものを持っていたのか。大佐は我々に対しても隠し事が多すぎる…… 」
アスラン・ザラ「……まさか……ガーベラ・ストレート……(その日本刀を見て、まるで覚えがあるように呟く) 」
パラガス「知っているのかね、アスラン君?ガーベラストレート……それがあの刀の銘か 」
兄者「顔面が変形しているぞ、その辺にしとけ弟者…… (PCから藤虎達に目を向け)一体どうなっているんだ、どこにあんなものを…… 」
アスラン・ザラ「ああ。あの刀と似た、MS用の巨大な日本刀を知っている。特殊な機能などは何一つない、ただひたすらに『切れ味が良い』……それだけの刀だ。だがその突き抜けた切れ味は相手の持つ剣、飛来する弾丸、そしてビームでさえも両断する……最も適切に使えばだが…… 」
首領パッチ「なにぃ!?あのロリコングラサンマスクノースリーブオールバック野郎!ありゃあアストレイの装備じゃねーか!(ムーンの腹に肘打ち) 」
弟者「ピカソの絵画(キュビズム)のような顔に変形してやろうか!あァ!?(止めと言わんばかりにカミーユの顔面をサッカーボールの様に蹴飛ばし、何事もなかったかのように兄者に振り返り)同感だな、兄者……俺達に何も知らせず、あそこまで完成された機体を… 」
夜神ムーン「あば!!やめろ大馬鹿天井知らズ!!! 」
パラガス「なんと!!ビームすら両断する……それではまさにこの世界に存在する名高い大業物たちをそのままMSサイズにまで巨大化させたようなもの……いや、それ以上の代物ではないか!! 」
ヤムチャ「シャンクスめ、なかなか強い装備を持ってるじゃないか…ならば俺も本気を出そう。ここらでお遊びはいい加減にしろってところを見せてやりたい(ヌッと現れる) 」
アスラン・ザラ「ああ。特殊な製法を使われている上、その刀身には特殊なレアメタルが使われている。仮にこの世界での分類に入れるならば最上大業物にカウントされるのは確実の一振りだ…… 」
泉けん「アッー!そんな強い兵器をザクに持たせるとは…! 」
パラガス「そのような逸品を大佐は何処から……アストレイ?(
首領パッチの言葉を聞いて何かに気付いたように)……なるほど。アストレイか!アストレイを製造する際に、アストレイのデータに武装として存在したあの刀を鋳造した……そう考えれば辻褄が合う 」
L「ガーベラストレート……『菊』に『直線』……意訳すれば『菊一文字』ですか。名刀らしい名前だ 」
首領パッチ「…んなろぉー!ザククラスでアレを持たれちゃあ目立たねーじゃねーか!(ぇ クソッ!(ムーンの膝に蹴りを入れる) 」
アスラン・ザラ「ああ。ありえる。もう片方の……不安になるくらい細い方は知らないな……随分と素早い、見た目通りに軽いのか 」
パラガス「ザクの方が大佐とするならあの細い方は神羅のMSだろうな……まさか既にヴァサーゴ以外に用意しているとは……随分手が早い…… 」
ドロシー・ヘイズ「……文字通りなんでも切れちゃうって感じなんだね、とはいえ……用意できちゃうんだね… もう片方はデータベースとかにもない感じ?普通に異形だよね… 」
兄者「もしかすると、試作機の類かもしれんな……あまりに形状が特徴的すぎる。あんなもの今まで表に出ていないとなると… 」
アンゴル「データ照合……該当ありましたぁ!機体名『コルレル』……我々が詳細を知るMSではなく、大佐が本艦に残したデータベースに残っている機体です!機体特性などはすぐに把握できますが詳細を今から把握するのは難しいかと…… 」
パラガス「つまりデータは一応あるがろくにない機体と……ま、敵の新型のデータが一応あるだけおかしいがな……どれどれ……機体重量4.5t!?え、これ何かの間違いじゃないの?MSの重さじゃなくない? 」
アンゴル「マジです!4.5tです!武装も映像に写っているビームナイフ一本だけらしく、極限の軽量、運動性を目指していると見て間違いありません! 」
パラガス「ヴァサーゴと比べて随分と方向性が違うようだが……データベースではヴァサーゴと位置が近い、何かあるのか?神羅はヴァサーゴやコルレルのデータをまとめて得た、そして製造し実戦に投入している……ということなのか…… 」
弟者「異常だな、兄者……いくらなんでも軽すぎる……とはいえ、そんな機体も実践に投入できているということなのか… 」
パラガス「……決まりだな。これからはロウクレスト周辺の調査に加えて、神羅のMSノウハウの出所、
政府軍の動向なども含めて調査を続行する。が、ロウクレスト本社付近は先の戦闘で、ミッドガル周辺は大佐と思われる赤いザクの強襲で警戒が強まっているだろう…… 」
ハサウェイ・ノア「それじゃ、どうするんだい? 」
パラガス「何のために身軽な単艦行動をしていると思っている!!大きな組織ほど様々な場所に施設を構えるもの……このネェル・アーガマで全世界を巡り、調査を続けるというわけだぁ!! 」
兄者「OK.まあ実際のところ、それ以外に取れる手段もなさそうだからな… 」
アスラン・ザラ「この艦で世界一周ツアーか……気の遠くなる話だな。目途はあるのか? 」
パラガス「ない!!……と言いたいところだが、ある。ロウクレストの支社の中でも重要とされる、第15研究サイトが今ネェル・アーガマが寄港しているこの現在地の近くに存在する。まずはその近くを目指すぞ 」
弟者「偵察だな、兄者……パラガスのプランしかあるまい。あのテロ攻撃の後で重要施設に向かうのは、仕方ないとはいえ警戒されてそうでリスクがあるな… 」
パラガス「そうだな……だが、このまま本社にとんぼ返りしてもまた同じこと。次の作戦はネェル・アーガマの総力を挙げた正面衝突になる。気を付けろよ! 」
ハサウェイ・ノア「……ああ! 」
──file.18 Graveyard`s Sword
出典:機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
特殊なレアメタルを素材に鍛造される、
主にMSサイズの特殊な刀剣類。
ある廃棄コロニーに伝わる特殊な製法で作られる。
素材となるナノメタルの強度、
そして特殊な鍛造法により形作られる鋭い刃は、
人間サイズの名だたる業物にすら劣らない、
いや、それ以上の圧倒的な切れ味を見せる。
その威力、刃筋さえ通っていれば、
強固な装甲、飛来する弾丸、
果てはビームだろうがなんだろうが、
一刀の元に切断する。
有名な一振りとしては『ガーベラストレート』が存在する。
原典においてアストレイに装備されていた一振りで、
この世界での位列に例えるなら、
間違いなく最上大業物に入るほどの逸品。
─ ロウクレスト 本社内 ─
オラクル「奴の撮ってきた写真とデータから例の母艦の位置と航行方角は大体割り出せた……今のところ動向が監視できている 」
ルーファウス神羅「クソッ!!(その場に駆け足でやってくる)……我々のミッドガルが不明なMSに襲われた。その母艦以外にも別働隊がいるんじゃないか?或いはこのマフティー騒動に乗っかっての火事場泥棒か…… 」
オラクル「……何?襲われたのは我々だけではない……と? 」
ルーファウス神羅「ああ。(と、端末を弄り映像を表示)……襲ってきたのはこの赤い一つ目の機体だ。日本刀を腰に下げている 」
アリシア「なるほど、これは赤い。特徴的ですね。あのサイズの日本刀……作れるものなのですか?切れ味も……なるほど、充分……以上ですね 」
ルーファウス神羅「知るか、敵性のアンノウンなんだから知るわけがない。だが、アレがある以上作れるということだろう。……これがマフティーの機体だとすると…… 」
ガイル「……十中八九マフティーか、それと組んでいる組織の機体だろう。タイミングが良すぎる……異様な性能ではあるが、単騎というのも気になる。此処までやれるならば単騎で十分ではあるだろうが、それにしても一人で殴り込むなど正気の沙汰ではない(映像を見ながら) 」
トニー・スターク「あぁーーーー……今柄にもなく後悔しているよ。赤い人型機体という奴に特許申請しなかったことを。我が社への風評被害が懸念されるよ 」
アリシア「……どちらにしても、今は例の飛行戦艦を追撃すべきです。その機体が何処に行ったのかは分からないのでしょう? 」
ルーファウス神羅「ああそうだ見失ったよ……!!……あの戦艦を追撃するめどはあるのか? 」
ウェルド「……そうですね、実際、連中を追うための手段が必要です。 ……相手は高性能の空中戦艦。撃ち落とすにしろ、乗り込むにしろ……かなりの困難が予想されます 」
オラクル「そのための進路予測だ(自慢気に)……奴らの進路、恐らく狙いは我々の第15研究サイトであると考えられる(と、マップを表示し指をさす) 」
アリシア「そこまでには地下鉄が通っています。それにより先回り、迎撃する形で攻撃を加える……というのが兄さんの立案した作戦です 」
ローゼンハイン「……その隊長殿がぁ?え?隊長殿頭悪そうだしアンタが考えた方がいいんじゃないの?(と、疑問に思うような顔で) 」
ガイル「まあ、狙いの推測としては妥当ではあるが……(ローゼンハインを見ながらやや頭を抱え)…妥当が故に、連中に読まれている可能性も考えられる 」
トニー・スターク「最短最速で移動可能な移動手段を確保しつつ、襲撃が考えられるポイントに人員を分散。目標が接近して来たら移動ってわけにもいかないのか? 最悪遠隔射撃か長距離狙撃可能な装備を所持し、援護射撃しつつ現場へ駆けつけるんでも間に合いそうなもんだが。少なくとも逃亡は阻止できる 」
アリシア「……それならこちらの転移装置があるのですが……(と、備え付けられたそれを指差して) 」
ローゼンハイン「あるんじゃないの。それ使っちゃダメなの? 」
アリシア「多人数で使った場合の事故が『報告されていません』。あとは理解できますね? 」
トニー・スターク「変身願望はない。2020年代にもなってハエ人間になんてなりたくないね(肩をすくめ首を横に振る) 連中の目的が明確に把握できれば釣りもできそうなもんだが……いやわかっていればこんな右往左往してないのか 」
ローゼンハイン「……げー……(舌を出して気分が悪そうに) 」
ウェルド「……成程、”いしのなかにいる”なんて事にもなりかねませんね……一人で放り込むにもわかりませんし、ちょっと使えませんね…… 」
オラクル「私の予測が信用できんか……(と、転移装置を見て)……私なら多少混ぜ物になっても支障はない。私だけでも予測先へ行っておく 」
アリシア「兄さん、独断専行はよしてください。貴方は一応前線指揮官で……(と、
オラクルへと手を伸ばし) 」
オラクル「何かあればすぐ戻る。厳密にはお前には私への命令権はない(と、転移装置に足を乗せ光へと消えていく 」
アリシア「……(ピキピキと言った様子の表情を浮かべる) 」
トニー・スターク「(その人幕を見届け、一同へ振り返り両腕を広げ、首を横に振りながら肩をすくめた) 」
アリシア「……兄さんは見た目通り大雑把な作りをしていますので(ので、大丈夫……という意味以上のものがある声色でそれを見送り)……報告があれば我々もその場所に向かいましょう。私たちの管轄であれば列車が繋がっています 」
ガイル「乗り込むならば俺でも良かったんだが……とはいえ、彼の勢い任せなのも考えものだな…… そうだな、我々も報告があり次第急行できる場所に待機しておこう 」
ローゼンハイン「……ふふっ 」
─ ネェル・アーガマ 航行中 ─
パラガス「もうすぐ見えてくるぞ。目的地だ 」
兄者「OK、航行に問題無し……コンディションは良好。早めに降りる準備をしてても良いくらいかもしれないな…… 」
パラガス「クルーは総員戦闘配置、戦闘員は全員持ち場について効果準備! 」
エドガー「主任の行動、情報の連携、計画性、その他諸々総合して組織力がアレ過ぎていっそもう清々しいわ。楽しくなってきた(降下用の装備着用済、グローブをはめ直しヤケクソ気味にシャドーボクシングに勤しみながら) 」
弟者「順調だな、兄者……ん?何か妙な反応が……何だ?これは… まあ、とにかく戦闘員は降下の準備を進めさせてくれ 」
夜神ムーン「なんで僕はこんなところにいるんだろう……(エクシアに乗せられて黄昏ている) 」
ヴェスパー「KTA!(キルゼムオールの意)KTA!KTA!イェァァァァ!!(降下待機中の面々に強引にハイタッチをしながら歩き回る) 大丈夫、あと数分……あー数秒でこんなところじゃなくて"アトラクション"に行けるよ。気をしっかりもとー顔がいい人!(エクシア乱入。ムーンの肩をバンバン叩きサムズアップ。即エクシアから脱出) 」
アヒャ「アヒャヒャヒャ!楽しくなって来たな!!ついに私も空挺降下デビューだ!!(いそいそと降下用装備を身に付けながら) 」
エドガー「お前なん(でそんなやる気バリバリ)なんだよ!! 」
ペニーワイズ「…みんなスタンバッてるかー?(格納庫に通信を繋げつつウーバーイーツで届いたトンカツを食べる) 」
ヒロ「やぁみんな俺だ!みんなの作戦は降下!俺は今の状況に後悔!それじゃ!(ブリッジの窓に手を振りながらスカイダイビングしていく) 」
兄者「OK、早速一人吹っ飛んだな……まあ、適当に頼む。俺達はこの艦からサポートに徹させて貰う 」
イーノック「工工工工エエエエエエエエェェ ェェエエエエエエエ工工工工(ヒロと一緒にスカイダイビングさせられた) 」
首領パッチ「クソピエロてめぇうめーもん食いやがって覚えてろずぞぞぞぞぞてめーだけはずずずずずず後で倒すごくごくごく(アストレイのコクピット内でイ●●オンのカップラーメンを食べている) 」
ヌマクロー軍団「ドタドタドタドタドタドタドタドタドタ(大勢で詰めかけ
ペニーワイズ飯を分捕ろうとしてくる) 」
ハサウェイ・ノア「……今度は総力戦か 」
パラガス「……全軍突撃!!揚陸開始!! 」
アヒャ「イイイイイイヤッッホォォォオオォオウ!!!(装備を装着し終え、超ハイテンションでヒロ達に続いて降下を開始) 」
ドロシー・ヘイズ「とりあえず突入フェイズまでは完璧だね、後は全員の無事を祈るだけって感じ?(兄者の隣でコンソールを叩きながら) 」
ヌマクロー軍団「了"了"了"了"了"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"———————————————!!!!!!!!!!!!!!!(別働隊のヌマクロー軍団が降下用の装備を身につけないまま空へ吸い込まれ、散り散りに地上へばら撒かれる) 」
夜神ムーン「だあああああああ僕がガンダムだあああああああああああ(などと叫びながらエクシアで出撃) 」
ヴェスパー「ヤ——————ハァ—————————!!!!!(ゴーグルにボディスーツだけという軽装備で後先考えず、頭から青空へ飛び込んでいく) 」
エドガー「何人か死ぬなこれ(しばらく呆然と立ち尽くしてから首を横に振り駆け出し)—————せめて"得るものがある"猛者が待ち構えててくれよ……!(割とノリノリに青空へ飛び込んでいった) 」
泉けん「えー、作戦目標はわかってるなー?各々用意した機体で降下していけー!(またしても艦長席を乗っ取っている) 」
せがた三四郎「バァーンッ!!!!!(艦長席に飛びかかりマイクを鷲掴みにする)各員!!!!!騎乗するマシーンにはセガサターンのロゴを付けろ!!!!!スポンサーのロゴを背負うものだろう!!!!!!そうだろう!!!!!! 」
LCCS兵「隊長、来ました!!奴らです!! 」
オラクル「やはりここに来るじゃないか……
アリシアに連絡!!さっさとあのバカどもを向かわせろ!!それまで私達でやる。最も私が指揮を執る以上奴らは必要ないがな!! 」
泉けん「僕もじきに降下に入る!(ドロシーに視線を向け)以上!諸君の健闘を祈アッー!!!(セガサターンに飛びかかられ) 」
弟者「開始だな、兄者…… 降下部隊!連中は既に迎撃態勢に入っている、気を付けろ!! 」
オラクル「連絡は入れた、じきに来る!(と、前線へと跳び出て)通さんぞ、貴様ら(と、降下してくる面々に部下と共に狙いを定め、弾幕を張るように射撃) 」
ヴェスパー「ヘイチッキーン? 飛び道具に自信がないシャイボーイは私の後ろ……あー真上かな?まあどっちでも ガォンッッッ いいや!!(両拳を付き合わせ、手の甲に刻まれた円盤が高速回転。二つの円の火花が繋がり、"∞"が描かれ…… ブォンッッッ (降下する
ヴェスパーの真上に火花を散らし回転し続けるサークルが出現。内部がワームホールと化し、亜空間から彼女のACにしてモバイルアーマー、"ブラックパール・ジーン"が召喚される) 」
ヴェスパー「(ブラックパール・ジーンのアームが
ヴェスパーを鷲掴みにしコア内部へ格納。全長4mの巨体が弾丸を一身に受けながら地上へ落下し、衝撃波を円状に拡散させる)さあて———— レッツバーリナイッッ!! 」
ペニーワイズ「お前はまた指揮権を占拠しやがって!(けん坊の頭をいかりやのメガホンで叩く) 」
首領パッチ「イイイリイイイヤッホーーー!!!!!(ラーメンの容器を格納庫に投げ捨ててアストレイで出撃) 」
アヒャ「やべえ!めっちゃくちゃ容赦なく正確に対空射撃して来やがったぜ!!こっちの狙いバレてねえか!?漏れてねえかァ!?どうなってもいいけどよぉぉぉぉぉ!!!(空中で素早く身を翻し、
ヴェスパーを対空射撃の盾にしながら降下) 」
アリシア「チーン 到着しました。……まさか本当に兄さんの策が当たるとは……(と、不服と言った顔で列車から出てくる) 」
ヴェスパー「雑魚の面は面倒ね、ああこれ笑うとこね! とにかく雑魚散らしは私に任せて、精鋭はちまちまと地味にやってなさいな。こいつの遊びは派手よ!(実戦で期待を動かせる事への高揚感からか、嬉々とした様子が無線越でも伝わる声質でそう告げると、両アームを前方へ向け)ギュィィィィ……(手のひらからワームホールが出現、超小型ACに搭載するには重量級過ぎる、戦艦に搭載するような"機関砲"を召喚し……) ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ド ドドドドド(着弾すると"花火"を撒き散らし爆散する弾丸を雨のようにLCCS兵士へ降り注がせる) 」
ガイル「既に降下されている…!今回は捻くれず彼のいう事を聞いておくべきだったな…(
アリシアに続いて列車から降り) 」
ハサウェイ・ノア「……どいてくれ!!(と、
オラクルへと斬りかかり) 」
トニー・スターク「後で彼(
オラクル)の好物を教えてくれ、100ダース送りつけてやる(
アリシアへ一瞥やらずそう告げると、重厚な金属音を立て遠方から火を吹いて飛来する分離型アイアンスーツを身につけ、アイアンマンへ変身。上空へ飛び上がり、降下する面々へ腕部から放つユニビームによる迎撃を試みる) 」
オラクル「貴様……(と、
ヴェスパーへと銃口を向けようとして)貴様ァ!!(斬りかかってくるハサウェイと切り結ぶ) 」
ヴェスパー「おっと……(オラクルの射撃予備動作をレーダーが感知。即座に銃口を交差させるが、射程にハサウェイが現れ静観し)見っけ、入場演出が地味なのはよくないと思うなー!(
アリシアが移動して来た列車へ、被弾すると花火をぶちまける弾丸を機関砲から射出する) 」
ハサウェイ・ノア「さよなら!(と、
オラクルと弾き合い、その勢いのまま背中を抜けていく) 」
アヒャ「小兵共はお任せだアァァァァァァ!!ヒャッホォォォォォゥ!!!(MS同士の戦闘の間をすり抜け、LCCS兵を次々にナイフで切り裂いて行く) 」
兄者「OK、高架した諸君聞こえるか!?恐らく敵の増援がそっちに向かってる、警戒を!(艦内から降下組に向けて無線通信を行い) 」
ローゼンハイン「……やっと会えたわね、マフティー……(機関砲に狙われる列車内から飛び出し、ロケットランチャーを構え)私も混ぜてよ? 」
ハサウェイ・ノア「……邪魔だッ!!(ローゼンハインの方に一瞬で加速すると、その四肢を通りすがりに的確に斬り裂き) 」
ローゼンハイン「……へ(理解できない顔で、既に後ろを飛ぶそれに視線を向けようとして、崩れ落ちる) 」
???「(と、次の瞬間、ハサウェイへと光剣を振りかぶった一人の影が急接近し) 」
ヴェスパー「バ……バルファルク・ローゼンハイン!? 気をつけてハサウェイ!そいつは大分頭がトんでる系の…… うっそぉ!?(刹那的に難敵を突破する有様にぎょっとし、コントロールをしくじって第二射の追い討ちを列車へ放ってしまう)あやば……!あーーーー!!オーバーキール!! 」
ハサウェイ・ノア「……ッ、何者!?(その光剣と切り結ぶ) 」
???「ハサウェイ・ノアだな!?(鍔迫り合いを繰り広げながら、その紅い武者はそう問いかける) 」
???→レッドウォーリア「……アメイジング……レッドウォーリア!!君の存在に心奪われたッ!! 」
──file.19 Red Warrior
NO DATA
レッドウォーリア「……やっと会えたな、ハサウェイ・ノア。そうだろう?ハサウェイ・ノア!(右腕に備え付けられた黄色いビーム・サーベルがハサウェイの持つそれと弾き合い、火花を散らす) 」
ハサウェイ・ノア「声……!?僕の名前を知っている!?(弾かれるように吹き飛ばされ、背中の噴射口から大きく、一瞬光を吹き出して踏ん張り、目の前の赤い武者を見つめる) 」
兄者「アンノウン、マフティー機に接近! こいつは……赤いが、あの機体とは違う!新型だッ!!気を付けろ、あれも恐らくはガンダムタイプだ!(艦内から、マフティーの面々に向けて通信で叫び) 」
夜神ムーン「赤ァ!?シャンクスじゃないのか!?(と、エクシアのGNソードで飛来する飛行型戦闘ドローンをバラしながら通信へ叫ぶ) 」
レッドウォーリア「いい機体だな、ガンダムヘリオス。故に相手をしよう。相手をするのはこの、『パーフェクトガンダム三号機』……『レッドウォーリア』。(右腕のサーベルを解き、背中のマウントラッチから火砲……ハイパーバズーカを取り出す) 」
弟者「敵機だな、兄者…!聞こえるか?あの機体はシャンクスと思しきザクじゃあない、あの赤髪の考える事は分からんが、此処でマフティーを襲う理由も合理的じゃあない筈だ……そしてこれは推測だが、格闘一辺倒の機体じゃな……!待て、さらにアンノウン反応…!そちらに一機接近!! 」
ハサウェイ・ノア「パーフェクト……ガンダム……(改めて名乗るその声に目を丸くし)……そんなはずはない……!!見たことない機体だが……やるしかない!!(サーベルを構え蒼光を引きながら全速力で
レッドウォーリアへと突っ込み、斬り抜けるつもりで閃光を迸らせる) 」
ヴェスパー「あーもう……ッ 数の暴力に加えてもう一機とやり合えってこと!? 座標送って座標、間合いに入られる前に撃墜するのが早いって!(火の輪の如しゲートを展開、亜空間からレールガンを引っ張り出し騎乗ACの両アームで固定。雷属性の魔力を蓄積し始める) 」
レッドウォーリア「ん……(突っ込んできたハサウェイのサーベルを左腕部のシールドで受け流し、そのまま背後へと加速しながら連続で振るわれるサーベルをいなし、防ぎ、受け流し、そして脚部スラスターを大きく吹かし回転、斬撃を躱すと同時にその脇腹へ蹴り入れる)ちょいさぁ!! 」
ハサウェイ・ノア「受けッ、ッッ!?(脇腹へと叩き込まれた回し蹴りを受けてよろめき、反撃に左手のパルマを解放し掴みかかる) 」
レッドウォーリア「悪くない判断だが素直すぎる(掴みかかろうとするハサウェイの左腕の手首を掴み、腹部へバズーカを押し付け)だからお前は阿呆なんだ(零距離で接射、爆風を叩きつける) 」
???「(全体的に丸みを帯びたシルエットに、青を基調としたカラーリング……そして大型のモノアイを頭部に備え、切り詰めたライフルと刀身がプラズマ化した物理剣……即ちヒート・サーベルを携えた、明らかにガンダムタイプとは異なる機体がブーストを吹かし、地を滑りながら現れ)……成程、マフティーは向こうが相手してくれてるって所ですか… 」
ハサウェイ・ノア「!!!(零距離での爆発、踏ん張る力もなく大きく吹き飛ばされ、叩きつけられる) 」
ガイル「敵MSは惹きつけてくれている、今のうちに歩兵戦力を掃討し、負傷者の救護を……あのお転婆傭兵からの連絡が途絶えている、彼女はどうなった!? 」
ヴェスパー「げえ!視認できる距離に来て……たッ!!(青い機影をメインモニター越しに確認するなり間髪入れずレールガンのトリガーを引き)ヴィイィィィィィィィ————ッッッ(マスパ染みたビーム音を発しながら四発、間隔を開け雷撃が連なるようにして複数放つ) 」
アリシア「……『
レッドウォーリア』です。ローゼンハインとの契約の際に、『最近のあたしの付き人』と紹介されていました。恐らく彼女が個人的に率いる傭兵部隊の一人と推測していましたが……今まで口を開かなかったこともあって、何かありそうです(と、兄へと視線を送り返す) 」
???→"グッドラック"「対テロ・治安維持用機……"グッドラック"、只今現着……"マフティー"に与する機体と交戦します (高速のブーストダッシュで雷撃の隙間を縫うように回避し……手に持ったショートライフルから大口径の実弾を
ヴェスパーに向けて連射しながら距離を詰める) 」
レッドウォーリア「君はまだ、未熟……(と、バズーカをマウントラッチへと戻し、新しくビームライフルを取り出し)これで一つ。(倒れ込んだハサウェイへ向けて引き金を引く) 」
海馬瀬人「ハサウェイ!!(ズン、と降り立ち
レッドウォーリアの放ったビームを防ぐ)……貴様何をしている!ヘリオスを与えたからには無様な戦いはするな!!このようなどこの馬の骨とも知らぬ凡骨!!(デュエルディスクを展開し
レッドウォーリアへと向き合う) 」
レッドウォーリア「……カウントは取り消す。次はお前で一つだ(ライフルを構え直し、右腕部サーベルを発振させ) 」
ハサウェイ・ノア「セト!! 」
ヴェスパー「うーんこのッ……熟練のッ……!パイロット感……!!(暖簾に腕押しと言わんばかりにレールガンを繰り返し射出するが命中は愚か、かすりもしない。対しグッドラックの射撃は正確に機体を捉え全弾余す事なく被弾。 通常風穴が開くが、機体表面がヘキサゴン状に発光し弾丸がめり込む程度に抑えている。)魔力コーティングも保たない……ッ あーもう無理ッ!ズルしよっと!!(大型二輪モードへ移行、機動力を向上させものの一瞬でグッドラックの機体とすれ違うようにして間合いから離脱) 」
海馬瀬人「分かっているッ!!(
レッドウォーリアへと駆け出しながらカードを引き抜き、それをデュエルディスクへと叩きつける) 」
ヴェスパー「点で当たらないなら面で叩いてあげるわ、上品なお人形遊びに乗ってあげる道理はなくってよ!(大型二輪モード状態では騎乗者本人が面にさらされる。だがそれが返って功をそうすることもある。この機体の動力そのものである彼女の"魔力"を妨げる物はなく、赤く発行する手で何かを鷲掴みにす流ような仕草をすると……) ベギンッッッ (
アリシア達の乗って来た列車の内、最後尾の車両が切り離されプロペラ同然に回転しながらグッドラックの機体へ飛来する) 」
レッドウォーリア「(海馬の初動を確認した瞬間全身のスラスターを噴射し盲点へ飛び込むように姿を消し、瞬間海馬の目の前へ現れ)これで一つ(通り抜けざまにサーベルで刺突、瞬時に引き抜いて飛び去ると同時にノールックでバズーカを撃ち込み追撃) 」
グッドラック「流石は大型兵器との戦闘に特化した新型……地上戦の機動戦も火力もごく良好だ…!(
ヴェスパーとすれ違い様にヒート・サーベルを振るうが…微かに浅い傷をつけるのみで大部分が空を切り)……ちょっと反応が良すぎますね、格闘戦には有利とはいえ…!(離脱した
ヴェスパーから、ハサウェイ・ノア……ヘリオスへとターゲットを変え) 」
海馬瀬人「な……!?(視界からそれが消え、その次の瞬間には視界の下から這い出て来た。それが既に行動を終えたことに気付いたのは)貴様……!!(煙を上げて飛来する榴弾、それが巻き起こす爆発を目の当たりにした時だった) 」
オラクル「きな臭い奴だ!!(
レッドウォーリアへとそう叫び)……ところで、いつまで暴れる気だ貴様ら(声色を戻し、レーザーブレードを発振させハサウェイ以外の面々へとゆっくり歩を進める) 」
グッドラック「海馬瀬人も圧倒するとは、全く大した戦力がこちら側には居たもので……っとぉ!?(即座にブーストダッシュで回避行動を取りつつ、ヒート・サーベルを盾にすることで列車の直撃を避け)……やってくれますねえ、全く… 」
アヒャ「アーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャァ!!!(C4爆弾をベースにした手投げ弾を撒き散らしながら、ロウクレストの歩兵部隊にナイフで斬り込んでいたが…)ヒャ?やべえぜ
オラクルが動いてる 」
ハサウェイ・ノア「セト!?あの瞬間で、一瞬か!?(それを見て体勢を立て直し、浮き上がろうとして)新手……!?(接近するグッドラックを見てパルマを構える) 」
ヴェスパー「赤いのと青いのとメカ社長と……でっかいののフルコースじゃない、オードブルは好きじゃないのよ体重とか諸々的に(両手で握りこぶしを作り、上体を反り返らせ腕を振り上げる。その動きに合わせ周囲の建造物が赤く発光して染まり、足場から引っこ抜かれ次々と上空へ浮遊) クンッ (手首を捻りゲンコツを強く握ると、浮遊した物体の群が渦を巻いて竜巻を成し地表を抉りながらグッドラック、
レッドウォーリア、
オラクルへ迫る)巻き添え食らうんじゃないわよー!! 」
首領パッチ「待たせたなぁぁぁぁぁ!!!(アストレイに乗って現れるも勢い余ってムーンのエクシアに激突)主役は遅れて現れるもんだ!(ぇ 」
ヌマクロー×100「(アストレイに群がり共に出撃) 」
レッドウォーリア「失礼と言った!(
オラクルを踏みつけ、そのまま加速、腰に下げたバズーカをアヒャに向けて的確に発砲し) 」
オラクル「貴様私を踏みつけに……!?(と、次の瞬間吹き荒れる竜巻を前にブレードを振るい切り払い) 」
グッドラック「大規模な魔術攻撃……!見境なしか、やってくれますね…!(竜巻が自身に近づいている事を視認し、ハサウェイに向かってライフルを連射しながら、猛然と突進)だったらデスマッチと洒落込みましょうか…! 」
アヒャ「うわああああああーーー!!ちくしょう…ちくしょおおおおおおおおーーー!!!(バズーカで爆風と共に吹き飛ぶ) 」
レッドウォーリア「二つ。(ズザザと地面を滑るように着地し、脱力したような状態から急激に加速。吹き荒れる瓦礫の中をカクカクと瞬間のうちに通り抜け)これで三つ(一陣の風が吹いたような一瞬、地を砕き砂埃を巻き上げるように急停止、
ヴェスパーの懐に潜り込み、その腹部へ右腕の光剣を突き入れる) 」
夜神ムーン「あいた、何すんだこの馬鹿!……あの赤いの……強い、気配が違う、動きが違う、格が違う……チッ(と、GNソードで接近する敵を切り払うと同時に
レッドウォーリアへと構え)人間大の相手にMSで攻撃するのは気が引けるが!!多分そんなこと言ってる場合の相手じゃないよな!! 」
ヴェスパー「 ┣¨ ズッ (刹那的だった。視界に収めるまでに0.5秒。優先攻撃対象とし、くだけだ瓦礫の雨に晒そうと魔念動力を振りかざすまでに0.4秒、 それらの予備動作に入ってから間合いに入り込まれるまで 0.2秒足らず。 別格の動きに戦慄し)ッ……!(機体の上に倒れ伏す)(傷口は塞いで死んだふり死んだふり!最悪奴の間合いの外に出るまでは……!) 」
エドガー「"別格だな"。わかった、心し掛かろう。 ド ド ド ド ド ド …… ┣¨ッッッ (余波で渦の中浮遊していた瓦礫の間を飛び交い立体的な中空移動、
レッドウォーリアの正面へ急降下。着地の衝撃を震脚とし発勁—————)フッッ————— トンッ (—————の、予備動作とほぼ同時に残像を残し
レッドウォーリアの"背後"へ背合わせ垂直に降下、着地とほぼ同時の鉄山靠を浴びせに掛かる) 」
夜神ムーン「……「実物」……!?(もう一機……いや、恐らくこれが本物の『パーフェクトガンダム三号機』……!!) 」
グッドラック「しかしまあ……異様な運動性能と格闘戦能力、一体どこからあんな機体を用意したのやら…!量産前提のテスト機とは何もかもが違……(『18m級』の
レッドウォーリアが飛来するのを目の当たりにし)……たまげたな、こっちもアリか 」
兄者「(艦内で、突如現れたフルサイズのMSの反応に驚愕)……20m弱だとぉ!?じょ、冗談じゃ… 」
弟者「……撤退だ、兄者。戦況は明らかに劣勢……!!前線部隊に撤退の許可を出すべきだ、手遅れになるぞ! 」
レッドウォーリア「正確な動きだ、そして力強い(振り向かないまま
エドガーの動きをそう評し)故に対処しやすい(身体の向きをズラシ、装甲で『流す』。そのまま姿勢を落とすように視界から消え) 」
エドガー「遊びがないってことか、耳に痛いな(素直に受け取り視界が消えるのを確認し、インファイト型のボクシングスタイルから一転。構えを解き、その場でダラリと腕を垂らして腰を深く、手が床に付くほどに腰を低く脱力し、ただ"待つ") 」
L「……少しいいですか?撤退するならその前に仕込みたいことが(と、無線機を借りて)夜神君……また無茶ぶりをしますけどいいですね? 」
レッドウォーリア「そして(気配。
エドガーの視界の端、赤い物が走る。確かに『動いた』それは)……目の良さが命取りだ(ただの、切り離された盾。それに少しでも気を取られた時にはもはや)五つ……(蹴り飛ばすように腹部に一撃。飛び蹴りのような姿勢、だが行われる位置、状況、全くの零距離) 」
エドガー「(呼吸が違う、フェイントか)—————ッ(回避不可の零距離、モバイルスーツによる飛び膝蹴り。致命打は必須の絶望的状況下だが至って"冷静"だった) ┣¨ ゴンッッッ (直撃に合わせ上体をくの字に曲げ、予め打撃を受けたような姿勢を取り
レッドウォーリアがそうしたように"流し"つつ、"システマ"から着想を得た脱力状態から敵の突進による推進力と自らの腕力、腕の振りの速度で威力を乗算した"カウンター"を
レッドウォーリアの腹部へ当て) ズドンッッッッ (お互いを吹っ飛ばし、自身は背後の岩盤に叩きつけられる) 」
ヴェスパー「『モシモシィ……(蚊の泣くような情けない声がLの無線に割り込む)"時間稼ぎ"もいつまで保つかわからないから早めにしてぇ……。あと死んだフリがフリじゃなくなるかも……早く回収してぇ……グスッ』 」
ハサウェイ・ノア「……もし本当に……なら、仕方ない……振り切って逃げるしか……(戦局を確認、ルートを確認しながらゆっくりスラスターを加速させ、ネェル・アーガマへと進路を取る) 」
レッドウォーリア「狙いは悪くなかった(少し後ずさるようにのけぞるも)単純に力量不足だ(カウンターを受けたその瞬間、『最大限の防御』を行っていたそれは少しへこんだ程度の腹部を見せびらかし)で……六つ(『実物』が、その巨大な銃口を飛び去ろうとするハサウェイへ突き付ける) 」
グッドラック「(中腰の姿勢でライフルを構え、逃走する面々に向けて追撃の弾丸を放つ)マフティーの部隊が撤退を始めています、これチャンスじゃないです? 」
ハサウェイ・ノア「……終わった……(突き付けられる巨大な銃口、その状況を悟り) 」
エドガー「なるほどなァ……、課題はフィジカルと技の練度、後は諸々ありそうだな……ッ ああいや、"技"は完成していたか、手前の未熟ばかり評しても仕方ない。単純に強いなお前 あとカウントし直せ ペッッ (埋没していた岩盤から上体を起こし、吉備に手を添えて鳴らす。決して少ない量の喀血を吐き捨て、耳たぶに指を添えた)〔流石兄弟の言う通りか、旗色が悪い。これ以上交戦するにしてもリスクしかない、何より〕……。(こいつと戦う"意味"が理解らない)クソ、神輿がやられる…… 気を持てハサウェイッ!! 」
オラクル「……気に入らんが、奴のお陰か……こいつらを抑えた後は、次は奴だ…… 」
アイアンマン「(一向に姿を見せない社長。実はだいばくはつしようとするヌマクローの群の対応に追われていた)やっと行流できた!!くそったれ!!(息絶え絶え)で、俺のスーツと微妙に色が被ってそうでそうでないようなあの機体はなんだ、新手の厄介オタクか?(などと茶化しているが内心は穏やかではなかった、"別格が過ぎる"からだ。単身で圧倒的機動力、戦闘力を誇る人間大の機体の他に、18m級の機体が別で動いている。何より、それが"正体不明の第三勢力"であることがより一層事態を難解にしていた)なあ社長、いや隊長。あれも拘束しようなんて言わないよな? 」
ガ ッ(その瞬間、飛来したもう一機……『実機のガンダムヘリオス』がハサウェイに銃口を突き付けているそれを蹴り飛ばす)
ハサウェイ・ノア「実機のヘリオス!?僕じゃない、誰が乗って……!? 」
グッドラック「……まさか、此処でフルサイズの敵MSとは…それもまあ、動きが良い……腕のいいのを何人も抱えているようですね… 」
アスラン・ザラ「……こちら、アレックス・ディノ……いや、アスラン・ザラ。……これより戦線に加わる!!(特徴的な逆さのウイングを力強く広げるヘリオス。それから聞こえる声は、それに乗っている者は、確かにそう言った) 」
レッドウォーリア「……ほら(蹴り飛ばされたそれはその勢いのまま自らを制御しその掌で人間大の方を回収し、乗せ)……やっぱり来た……(笑うように、嬉しそうにも聞こえる声色で) 」
──file.20 JUSTICE
出典:機動戦士ガンダムSEED
ザフト軍が建造した『ファーストステージシリーズ』の一機。
ケイオスには
アスラン・ザラにより持ち込まれ、
アスランが個人で所持、保有している。
核動力エンジンによる、半永久的な高い出力を実現。
背部特殊ユニット『ファトゥム-00』により、
高い火力、機動力を両立。
基本性能の高さもあり、高い戦闘力を発揮する。
ケイオスには、漂流したアスランが持ち込み、
普段は彼が
ケイオスでの自宅の近くに持つガレージに格納されている。
彼の愛機であり、戦いとなれば本機を模倣した変身も含め、
彼が好んで使用、搭乗する他、
その動力を生かし、核爆発を起こす用途にも頻繁に使われている。
ちなみに現在はアスランの自宅にて、
物理的に関節やコックピットがロックされており、
システム的にも何をやっても動かないように完全に封印されている。
最終更新:2022年08月08日 19:57