至郎田正影「お待たせいたしました。こちら、ご注文のイカスミミートクリームカルボナーラ明太子スパゲッティに、オークロールに、激熱豚骨ラーメン、苦みを追求しすぎて逆に甘くなったブラックコーヒーと、オムonオムinオムtoオムofオムtheライス、サービスのドーピングコンソメスープだ… ごゆっくりどうぞ。 」
あなた「……♪(園内のとあるファミリーレストランにて、
「あなた」たちはつかの間の休息を取ることとなった。目の前に運ばれたごちゃまぜ風味の大盛スパゲッティを前に、両手にそれぞれ握った2本のフォークでがっつくように食べ始める) 」
ユゥ「あはは…すごい見た目に、たくさんの量だね…💦 ゆっくり食べようね(がっつきはじめた「あなた」を横目に苦笑しながら、目の前に運ばれたショコラ風味のロールケーキに視線を落とす) わぁ…♪まさかとは思っていたけれど、本当に私の大好物だ…♪現実世界ではちょっぴり高くてなかなか手が出せないんだけど、夢の中だからお金に気にしなくて食べられるのは嬉しい…♪ 」
メディⅡ「………これが……御馳走というもの……!(運ばれたオムライスに、機械少女の分身は興味津々な眼差しを輝かせる) い、いただきます……――――― は む っ (初めての食事に緊張しながらもスプーンを手にオムライスを一口掬い取り、思いきり口に含む) 」
あなた「………?(初めて「食事」という行動を取ったメディⅡの姿を横目に自身の手の動きを思わず止めてしまう) 」
メディⅡ「モク、モク、モク……――――――――― 美味しい (初めての、経験。初めて覚えた、「おいしい」という感情。現実世界で自身の活力のバッテリーを充電のみで補っていたヒューマギアである彼女にとって、不必要な行為。仲間たちの食事を傍で見守り、見過ごすだけだった日々。されど、今、彼・彼女たちと同じ行為を体験したことで"衝撃"が表情に浮かんだのだった) 」
あなた「………! 」
メディⅡ「主様…!これが…味覚…「おいしい」という感覚なんですね…!わたくし、初めての経験に驚きが止まりません…!みなさんがいつも感じていること…私も共有できて、とっても嬉しいです…♪はむっ、はむっ…!(目が合った「あなた」に感動の色を輝かせた眼差しを見せて綻ぶ。あまりにも人間味を帯びたその笑顔を、表現している自分は知る由もない。これが「夢」のような幸せだということを) 」
あなた「……♪(嬉しそうに食事するメディⅡに、「メディ」本体の姿が重なった。現実世界の「彼女」も、いつかきっとこんな笑顔になれるといいな。そんな"想い"を密かに馳せていた) 」
ユゥ「そっか…メディちゃんはヒューマギアだから、食事をしたことが無かったんだよね…?はじめての経験…私たちにとっては当たり前のことだけど、メディちゃんには二度とないかもしれない衝撃だよね。ふふっ…なんだか微笑ましい…♪(嬉しそうにオムライスを頬張るメディⅡに釣られて微笑んでしまう) 」
ゴチゾウ『ンニョンニヨミャムミョニュモム(たくさんの色のたくさんのゴチゾウたちがテーブルの上でぴょんぴょん跳びはねている)』
はらぺこあおむし「(レストランのレジでハロウィンのアルバイトをしている) 」
サイダー飯「 > > > 当レストランの看板メニューです < < < 」
嗚咽猫「オ゛エ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛(サイダー飯の匂いを嗅いで嘔吐) 」
ポテチ猫「ボリボリボリボリボリボリボリボリボリ(カウンター席でドーピングコンソメスープ味のポテチをバリバリ貪っている) 」
蝶野正洋「(整ったユニフォームを着用し)ご注文のクリームソーダとハードカスタードプディングです。」
客のアーニャ「(だる)(なんで夢の中でまでお前がおんねん)(ウェイターの蝶野にビビる) 」
志村けん「(ひとみ婆さんの出で立ちで)えぇ?あんだってぇ?!(アーニャに聞き耳を立てる) 」
店員「(うま)イーッ! (やす)イーッ! (はや)イーッ!! 」
ジル「(……失敗だったかもしれない、一人だったから良かったものの、ガビィやボスに紹介してしまっていたら…………いやボスは喜ぶ気がする……でも犬派だったな………)え、えーと…お水のお替りをお願いします 」
いかりや長介「(母ちゃんコントの格好でチーフ給士を務めている)そんな教育した覚えはありません!全く!! 」
モブ傭兵DP「あ、アレキムタクじゃない? 」
ペンギン「ここまで書類がたまるなんてな・・・(仕事を片付けつつ、サンドイッチを食す。まさしく社畜動物の鑑) 」
モブハリモグラKN「本当だ!キムタクにそっくり!本物かな? 」
至郎田正影「(氷を包丁で細かく千切りしたものを他の氷と共にミキサーにかけて生み出した氷の残骸を熱したフライパンに投入して煮詰めたところに追いの氷を投入し更に2分煮やしてボウルに移し冷水で冷却しつつふるいにかけて雑味を取り除いた冷水をレンジにかけること2分温めたところで取り出し再びボウルに写して大量の氷を投入しグルグルかき混ぜて馴染ませるとそれをグラスに注ぎそこに氷を入れ更に上から氷を削ってふりかけのようにまぶした純正ミネラルウォーターをジルへ提供する)こちらはサービスのドーピングコンソメスープだ…(そしてこの店では注文・お代わりの度にサービスも提供するのである!) 」
モブハンターRU「キムタクいんの!?どこ!? 」
乾巧「………………(周りからの好奇の目に居心地が悪そうにしている)………………(視線から目をそらしながらあなた達のテーブルの近くをうろうろしている) 」
ペンギン「いや、こんな場所にいるはずがないだろ・・・(書類を片付けていく) 」
モブ配管工MA「うわ、本当にキムタク……キムタクかあれ?なんかちょっと違うような…… 」
ユゥ「……?巧さん…どうかしましたか…?ラーメン、冷めちゃいますよ……?(小首を傾げ、うろうろしている彼に声をかける) 」
ぺこーら「チキン冷めちゃった…(´・ω・`) 」
乾巧「あ、あー……そうだな……そろそろ丁度いいかもしれねえな……(恐る恐るラーメンの前に座り、息を数回吹きかけてから手を合わせ)……い、いただきます……っ熱、マダアチィナコレ… 」
ユゥ「あはは…なんたって、"激熱"…らしいですからね。(苦笑しながら)……巧さん……もしかして、猫舌…ですか? 」
あなた「 フー、フー…… (巧の代わりに彼の横から息を吹きかけてラーメンを冷まさせようとしている) 」
乾巧「……ッセ……はぁ、まあ、色々あってな……なんでこんなに熱ィんだよ……(息を吹きかけているあなたに困った様子を見せながら、麺をなんとか口に含んで啜った) 」
モブ巫女RE「キムタクが猫舌やってる!すごい!猫舌なだけでも映える! 」
メディⅡ「おいしいです!おいしいです…!(すっかり食事に夢中で幸せそうに頬張っている)……!す、すみませんっ…わたくしとしたことが、ついうっかり夢中になってしまって…… そういえば…乾様も、ユゥ様と同様に夢の世界へ誘われてしまったみたいですが…ずっとおひとりで…?(頬にケチャップを付けたまま尋ねる) 」
あなた「フキフキ…(メディⅡに付着したケチャップをナプキンで拭いてあげる) 」
あんびー「ハンバーガーは栄養補給に欠かせない至高のエネルギー物質だから…(高さ25m級のウルトラスーパーデラックスバーガーを無表情で食している) 」
乾巧「……あ?俺? 」
八神 隆之「(あいつ( 乾巧)なんか俺に似てるなぁ……) 」
ユゥ「夢の世界… 眠りについた一部の人間が誘われるこの世界… と、メディちゃんは言っていました。私も、現実世界では一人で旅をしていて、ふと眠りに就いたらこの世界で知り合いのこの子たちと出会ったんです。恐らく、巧さんもこの世界に巻き込まれてしまったのだと思います。 」
モブキメラTT「キ……キムタクが、二人!? 」
長州力「(彼に至ってはラーメン屋の白いエプロンと帽子着用)お客様、ご注文のチーズバーガーとポテトをお持ちしました。(おかもちで届ける) 」
乾巧「……そうだな……俺もあんまここに来るまでは覚えてない。ここが夢の中だっつうんなら寝落ちでもしたのかもな。気付いたらオートバジンとここにいた。……バイクと荷物があったのは不幸中の幸いって奴かもな 」
謎の正義の味方EM「キムタクが二人……いや、やはり一人はよく見たら似ているだけの別人だ。やはりただのそっくりさん……いや待てじゃあもう一人のキムタクは本物だすげえ!!!!キムタクだ!!!!!! 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハ!このパイは死ぬほど甘えな!!!!!(バリバリムッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア) 」
コアルヒー「おい店長!!!このパイは死ぬほど不味いな!!!!!(ダバダバダラァァァァァァァァァァ) 」
はらぺこあおむし(店長)「……いや、あの……ボク店長…コックじゃない……(フルフル) 」
バーソロモン・くま「熊本行くなら、どこ行きたい? 」
ペタマックスちぃちゃん「さぁ、特大まん丸たこ焼きのお客様お待ちどお様!! 」
タケシ「俺は人間じゃねえ!!!!!ドギュウウウウウウウウンシュインシュインシュインシュインシュイン(凄まじい勢いで戦闘力が増してゆく!!!!!!) 」
Sans「――― よお、アンタら。この店は初めてか?(そんな「あなた」たちのもとへ、カウンター席に居座っていた一人の人物が話しかけに現れる。二頭身サイズの骨だらけの人物は、彼らに不敵な微笑みを浮かべていた) 」
あなた「………?………!(カウンター席からやってきたSansに首を傾げるが、何かを思い出したかのような反応で向き合った) 」
Sans「……おっ?「あんた」…どこかで会ったか?なんだろうなぁ…そう言われるとなんだか既視感があるが…まあいいだろう。いきなり話しかけて悪かったな。俺ぁこの店の常連なんだ。『 Sans《サンズ》 』とでも呼んでくれ。これはお近づきの印だ。やるよ。\ BOMB!/ (そう言うとにぎりっぺの感覚で掌から小規模爆発の手品を見せつけて骨の形をした飴を「あなた」へ差し出す)これがほんとのBOMB("ボーン")ってな。スカルジョークだ。面白えだろ? 」
乾巧「うお!?骨!? 」
あなた「……!(爆破の手品に驚きを示しつつも恐る恐る骨飴を貰い受ける) 」
ユゥ「わっ…!?お…お化け屋敷で見たことがある…!お化け…怖い…… もしかして…この人もさっきの「ノイズ」じゃ――――― 」
Sans「おいおい、失礼しちゃうぜお嬢ちゃん。俺ぁ確かにナイスガイだが、あんなサービス精神の無い上っ面の大道芸人共とは違うぜ。まあ不気味がられるのも無理はねえか…驚かして悪かったよ。お詫びにサービスのドーピングコンソメスープ飲むか?これもう52杯目でそろそろ飽きたんだよ。(見た目に反してフランクにべらべらと語り出す) 」
ユゥ「あっ……ご、ごめんなさい…!疑うようなことを言っちゃってすみません…💦 ス、スープは私も遠慮しておきます…💦(あははと苦笑を零す) 」
Sans「いいよいいよ、気にしちゃいねェ。そんなことより…その様子だとおたくら、一見さんってところか?幸か不幸か"ここ"に迷い込んだ幼子という感じだろう。あれ(ノイズ)に会ってよく精神がブレていないな。大した心(ハート)を持ってるな。そういう輩は好きだぜ。だが…気ぃつけるこった。何故なら「夜」はこれからなんだからな。 」
メディⅡ「ごちそうさまでした…!美味しかったです~♪(満面の笑みを浮かべていたところ、現れたSansに会釈する)……Sans様、なにやらこの世界への造詣が深いようにお見受けしますが…それは、どういう意味でしょうか…? 」
Sans「 いいか?「夢」ってのは「夜」に見るもんだ。表の世界…現実世界の朝方だとここは『 夢の国《ワンダーランド》 』となる。だがな…夜が更けるにつれて、寝静まる奴らがどんどん増えてくる。そうなるとどうなる?人の「夢」が密集しちまってな…混沌化が著しくなってくる。その軋轢によって夢と現実の境界が曖昧となり…ただでさえ不安定なこの「夢の世界」がその輪郭も霞がかる。 」
Sans「深夜を迎えれば、夢の国は『 儚の国《 アンダーランド 》 』となる。「ノイズ」共も活発化し、夢に誘われた迷い子たちを愉しい愉しい世界へご招待しにやって来るぜ。そりゃあもう"二度と戻れない"くらいにな。もうすぐ現実世界は「深夜」を迎える。これからこの世界はもっと不安定になるぜ。宿へ泊るならちゃんととづまりしとけよ。深夜徘徊もほどほどにな。怖い怖い「お巡りさん」が捕まえにやって来るぜ? 」
乾巧「…………はー……アンタ長男だろ 」
あなた「……!(Sansの警告を受け、ゴクリ、と咀嚼しきれなかった口内のスパゲッティをまるごと呑み込んでしまう) 」
Sans「よくわかったな兄ちゃん。お節介が過ぎたのでバレちまったか?俺には愉快な弟がいるんだ。今はあっちの世界(現実)でパスタをゆでながら俺の帰りを待ってる頃だろうな。 」
ユゥ「じ、じゃあ……さっきまでなんとか振り切れたのは、まだ夜になりたてだったから…?これから、もっと恐ろしいことが起き始める…ってことなのかな…… 」
メディⅡ「……なるほど… 「夢」とは、「人間の無意識な欲望を反映し歪んだ現実」そのものだと聞いたことがあります。 様々な欲望が交錯すればこの夢の世界が渋滞し…結果、常識では対処しきれない不可思議な事象が絶え間なく続くと…。確かに用心しなければなりません。しかし、現実世界では黎明卿によって捕らわれの身となったホムラ様たちのこともあります。「深夜」をやり過ごす程悠長に過ごしている時間はありません… 」
あなた「……(それもそうだ、とメディⅡに同意するようにぎこちなく頷く。こうしている間にも、現実では捕虜なった彼女たちの身に何かあれば…と、「あなた」は不安に駆られる) 」
乾巧「マイペースなのに面倒見がいいところとか妙に長男っぽいんでな。……深夜、かあ…… 」
Sans「……どうやら訳ありって様子だな。(各々の反応を静かに伺い小さく目を伏せる)夢の世界に確定要素は存在しねェ。不確定が確定されたと言ってもいい、そんな世界だ。どうすることもできないが、そいつは言い換えれば「どうしようが"決意"次第」ってこった。"不可能を可能に変えてみろよ"。「夢」の中なら思うままだ。(クルリと踵を返す) 」
Sans「――――――― 夜はこれからだぜ。良い「夢」を見ろよ。(去り際、「あなた」たちに友好的な笑みをひとつ送りつつ店を後にした) 」
あなた「………(立ち去るSansに、「あなた」は茫然と呆けていた。その出会いに不思議な感覚を見出したのか、少なくとも彼の一言一句には夢の世界で確かに感じた安定感を得ていた) 」
ユゥ「夜は、これから… うん、そうだね…夢の中でも、時間は確かに進んでいる。だから、いつか覚めてしまう。 そうなる前に、「あなた」の大切な仲間たちを助けに行かないとね。行こう…! 」
メディⅡ「善は急げですね♪体力も回復しましたし、まずはこの園内から探してみましょう! 」
あなた「……!(コクリと頷いて席を立ちあがった) 」
あなた「………(園内を走行できる動物の乗り物に乗って仲間たちの「意識」を探している。もはや普通に歩いたほうが早いのでは?というゆっくり過ぎるスピードだが、「あなた」はどうやらまじめな様子だった) 」
ユゥ「遊園地…幼い頃に行ったことがある…懐かしい記憶… これも、私たちが望んだ願望で形作られた景色なのかな…?「いつまでもいたい」、そんな駄々をこねる子供のような気持ちを留めるための…(ゴミ箱の中へ顔を覗き込みながら目的の物を捜索している) 」
メディⅡ「人間は、誰だって幼き頃に得た感情への回帰を心の何処かで望んでいるものです。「懐かしい」という表現がそれを表す様に、大人になった今でも少年心を忘れられないものなのですよ。「夢」は、その憧憬への潜在的な"想い"によって形作られている「箱庭」なんです。(自販機を軽々と両手で持ち上げて100円玉を探す感覚で見渡す) 」
ユゥ「……「箱庭」……そうなのかも、しれないね…… 」
あなた「………――――――― ! (そんな中、「あなた」はふと頭上を見上げた。視線の先にあるのは、ジェットコースターの高くそびえるレーン。ちょうどそこに、ある影を見た。それは―――――) 」
ホムラ&エースバーン(意識)『――――――――(ホムラとラビーの「意識体」。深い眠りに就き横たわる一人と一匹の身体が、レールの真ん中に"設置"されていたのだった)』
メディⅡ「主様…?……!あれは…っ……!ホムラ様に、ラビー様…!?見つけました…お二人の「意識」です…!(天辺に反り上がったレール上を指を差しつつ見上げる) 高さ想定97m…なぜあんな高いところにいるのかは不明ですが、落ちる前に回収しなければ…! 」
コ ツ … コ ツ … コ ツ … ――――――― おっとと、よしたまえ諸君(ジェットコースターの乗り込み口へ向かおうとする一行の行く手を遮るかの如く、ひとつの人影が姿を現す。その正体は―――――)
戦極凌馬?「――――――― 彼女たちは私の貴重な実験サンプルなんだ。手を出されては困るな。(――――過去幾度と対峙してきた狂気のマッドサイエンティスト、その一人だった) 」
あなた&メディⅡ『――――!! / 貴方は…戦極凌馬…っ……!?(面識のある二人は、眼前に現れた白衣の男を前に厳戒態勢を取った)』
乾巧「おいおい、実験って……つってもあそこはレールの上だぞ?コースターが通ったら引き潰されちまうだろ。事故の原因になる、降ろさないとまずいんじゃねえのか? 」
ユゥ「………(初対面である自分にとって、目の前の白衣の男など知る由もないが、「あなた」とメディⅡの様子からあまりよろしくないものだと判断して静かに距離を取り始める) 」
戦極凌馬?「その様子…何故私がここにいるのか、気になっていることだろう?何もおかしな話じゃない。ここは「夢」の中だ。死人が出てくることなんてなんら不思議なことじゃない。そうだろう?(睨みを利かせる二人と相反するようにニコリと満面の笑みを浮かべる)フハハッ♪それこそが実験だよ坊や!最高時速240kmのスピードで轢き潰されれば、肉体はどれだけ損傷するか…?考えただけでゾクゾクするだろう?夢の世界には物理法則なんてあったものじゃないが、だからこそ私の知的好奇心を刺激させる!愉しい実験になりそうなんだ…そうは思わないか…? 」
メディⅡ「現実でも夢の中でも、その狂気的な発想はまったくもって理解しがたいです。しかし、なるほど…だとするとこの目の前にいる男は恐らく『ノイズ』である可能性が高いです。目の前でホムラ様とラビー様を轢き殺し、主様の精神を掻き乱そうと目論んでいるに違いありません…! 」
戦極凌馬(ノイズ)「御明察。流石はヒューマギア。鋭い推察だねぇ。だが私の正体を知ったところで止められるかい? この夢の世界で…?この私が現れたということは…?それは君たちにとって、この私の存在そのものが忘れがたい"恐怖"だということが実証されている…!ならば徹底的にその恐怖を増幅させてあげようじゃあないか。キミたちもまた、私の実験材料に過ぎない―――――― ピ ピ ピ ピ (すると徐に前髪をかきあげる。その額に赤い点線が小刻みに描かれ始め――――) 」
戦極凌馬(ノイズ)「――――――― グ パ ァ (点線を起点にパカリと開かれた自身の頭部。曝け出された「脳」を素手で掴み取ると、男は不気味なまでに吊り上げた口角で眼下の「それ」を見下ろした) さあ、新たな実験を始めようじゃないか (すると、脳から突出した幾つもの血管のような赤い物体が、戦極凌馬の体を一瞬で吸収し脳の一点に取り込んだ) 」
―――――― 破 壊 ――――――
戦極凌馬 → ハカイダー(ノイズ)「 ギ ュ バ ァ ――――――― ッ ! ! ! (脳から弾けた黒い血管。肉付けされるようにその物体を軸に真っ黒な胴体、肢体、頭部が次々と形成されていく。顕現されるは、黒い体を持つサイボーグのような怪人態。曝け出された脳が脈打つように不気味に鼓動を帯びていた) 」
あなた&メディⅡ『……!? / なっ…その姿は……!?(マッドサイエンティストによる、名を呈した狂気的な変身を目の当たりに唖然と立ち尽くす)』
ハカイダー(ノイズ)「素晴らしいだろう?これこそが私の辿り着いた新たな結論だ…!だが…この姿になると…私は……私自身の中に眠る破壊衝動を、抑えられなく、な、る……!ッ…ッ…ッ……♪ッハハハハハ!!!心地よい気分だ!!破壊!Hakaiッ!ハカイッ! ハカイダーーーーーッ!!! (銀色に輝く拳銃「ハカイダーショット」をその手に、サイボーグと化した男は狂乱する) 」
あなた「……!(戦いの予感が走った「あなた」は、メディⅡとユゥを後方へ下がるように促し、その右手に羽ペンを宿す。輝く羽ペンは
キーブレードへと変貌し、眼前の敵との対峙を示す) 」
ハカイダー(ノイズ)「フハッ、フハハハハッ!!(ダァンッ、ダァンッ!!)(あなたにハカイダーショットを突き出しては散弾銃を発射しながら歩み迫っていく) 」
あなた「……!!(銃使いを相手にまともに切り込めるほど、「あなた」は熟練の戦士ではない。ハカイダーの底知れない狂気に呑まれまいと身をひるがえすように側転しつつ散弾銃を回避。自分がおとりになるように注意を引きつつ、メディⅡとユゥへ陰に隠れるように目で訴える) 」
メディⅡ「……!ユゥ様、こちらへ…!(「あなた」の意思をその目で汲み取るとユゥの手を引いて遊園地のアトラクションのひとつであるメリーゴーランドに身を扮するように飛び込んだ) 」
ユゥ「う、うんっ……!(メディⅡと共にアトラクション圏内へ慌てて逃げ込んでいく)……訳ありな人……? 」
メディⅡ「……ええ… 彼は、戦極凌馬。過去に幾度と私たちの冒険を遮ってきた狂気のマッドサイエンティストです… 自身の研究のためならば他人の命や自然生態系が破壊されようが気にもかけない冷酷非道の男… 幾度か交戦し、蘇っては二度目の死を迎えたはずですが……まさか、ノイズという悪夢として三度も現れるとは思ってもみませんでした…(身を潜め、限りなく声を抑えつつユゥに解説する) 」
ハカイダー(ノイズ)「ハハハッ、どこへ逃げようというのだい?ここは夢の世界だ。何処へ逃げたって悪夢は永遠に君たちを追いかける。夢から覚めない限りねえ!(――― ダ ァ ン ッ ! ! )(ふと目にした街灯、その根元に向けて散弾銃を発射し、倒壊させることで「あなた」の逃げ道を塞ごうと試みる) 」
あなた「……!?(ギギギと鈍い音を立てて倒壊する街灯に危うく圧し潰されそうなところを寸でのところで踏み留まり直撃を免れる)………!(退路を断たれハカイダーへと振り返るとキーブレードを突き出し、今度は蛇行するような接近を経て斬りかかっていく) 」
巌窟王「クハハハ!共犯者に救う影は何度処理したかわからぬが、実体と相対することになるとはな!(あなたの影が一直線に伸びハカイダーの背後に存在する壁を塗りつぶす。そこから巌窟王の腕が複数伸び、複数の黒炎をハカイダーへ放ちあなたを援護する) 」
乾巧「おいおいマジかよ……!!(ファイズフォンを開くと同時に1・0・6・ENTER)《BURST MODE.》(ハカイダーを牽制するように光線銃に変形させたファイズフォンから三点バースト射撃を放ちながら、5・5・5・ENTER)《Standing by.》 」
ハカイダー(ノイズ)「ハハハッ――――!?(ハカイダーショットの銃身であなたの斬撃を軽くいなすように弾き返し、隙を見出してその脳天に銃口を突き付けようとしたその瞬間、背後の壁から放出された巌窟王の黒炎を背に受けてのけぞるように転倒しかける)ハハハッ……!やってくれるじゃあないか……!(ガションッ――― ボ ォ オ ン ッ ! )(銃身にグレネードユニットを装着することで、今度は散弾銃ではなく炎弾が発射される。より破壊力を増した凶弾があなたと巌窟王に襲い掛かっていく) 」
あなた「……!(巌窟王の支援を受け、事なきを得て敵との距離を取る。発射された炎弾から逃げるように必死に駆け抜けつつ、偶然傍に発見したゴミ箱を発見すると―――)――― ザ グ ン ッ … グ ゥ ォ オ ン ッ ! ! (ゴミ箱にキーブレードを突き刺し、さながらハンマー投げの要領でハカイダーに向けてゴミ箱を投げ放った) 」
ハカイダー(ノイズ)「ガッ…!(四角から射撃する乾巧により微かな隙を晒したその直後、あなたが投げうったゴミ箱が目と鼻の先に迫ろうとしていた) ハッ! ( ダ キ ュ ウ ン ッ ! )(だが直撃を目前にそのゴミ箱を炎弾で破壊する) 」
あなた「――――― ! (破壊されたごみ箱は囮。粉々に飛散したスチール残骸と黒煙の間からキーブレードを突き立てた姿勢で飛び掛かり、ハカイダーの胸部を先端で打突しにかかった) 」
巌窟王「 ! (炎弾が外套を焼き焦がし脇腹を抉る。サーヴァント故か出血はないが眉間に皺を刻む。)クハハ!温いッ!(壁の影へ溶け込み姿を消す。直後、影が体積を広げ分散。それぞれが巌窟王の輪郭を成す分身を作り出し、ファンネルの如く黒炎のオールレンジ掃射をハカイダーへ行う) 」
ハカイダー(ノイズ)「おわッ……ととぉ……!?(ゴミ箱を囮に使ったあなたのトリックに一驚しつつ胸元を痛打されて退くが、なんてことの内容に胸元を手でパッパッと振り払う)見事な連携だねェ、実に感動的だ。 即興にしてはよくやった方だと称賛に値するが…――― パ ッ (持ち武器であるはずのハカイダーショットをおもむろに投げ捨てる。戦闘を放棄するかと思われたが―――)―――― 私の研究成果にはまだまだほど遠いなあ!!(ドゴォァッ!!)(無防備な姿勢で油断を誘い、あなたに飛び掛かって膝蹴りを叩き込んだ) 」
ハカイダー(ノイズ)「フッ――ハッ―――ハハハッ!!(ブレイクダンスのような華麗な身のこなしで燃え盛るオールレンジ攻撃をすべて受け流す異常な身体能力を見せつける)もはや私を過去の遺物だと侮らないことだ私の研究は…常に進化し続けるのだからねえ!!フゥ゛ンッ!!(―――― ド ッ グ ゥ ォ ア ッ ! ! )(その場で地面に向けて瓦割を繰り出すと、遊園地のレンガ床に長い亀裂が生じ、巌窟王を地の底へ落そうと地割れが迫った) 」
乾巧→仮面ライダーファイズ「 変身! 《COMPLETE.》(巻きつけておいたベルトにファイズフォンを装着すると共に赤い線が浮き上がり、そこから装甲が展開される。気だるげに手首をスナップさせ、そこから駆け出すと)オラッ!!(喧嘩殺法めいた前蹴りであなたとハカイダーの間に割り込むように乱入) 」
あなた「―――― ! ? (ドゴォッ、と電流が迸るような痛烈な少雨劇が腹部に叩き込まれ、声に出せない絶叫を上げながらゴロゴロと横転していく)……!(夢の中とはいえ、現実と相違ない痛みが全身を蝕む中で、「あなた」はキーブレードを地に突き立て杖代わりに起き上がろうとする) 」
ハカイダー(ノイズ)「さあてまずは一人…――――― おっ!? (横転するあなたに歩み迫ろうとしたその瞬間、ファイズに変身した巧に行く手を阻まれ制止する)ほほーぅ…その姿…君もアーマドライダーか?そのドライバーのシステムも実に興味深いが、果たして私のスペックに対抗できるだろうか―――なぁ!?(ダァンッ!と勢いよく跳躍し、ファイズの脳天めがけて鋭い踵落としを繰り出そうと襲い掛かった) 」
メディⅡ「――― 主様ッ!(慌てて「あなた」の元へ駆け寄っていく)大丈夫ですか…っ?夢の世界とはいえ、あまり痛みを伴うようなことがあれば…現実世界の主様のお体にも悪影響が及びます…!くれぐれも無茶だけはなさらないように…! 」
巌窟王「 ガ フッ…… コォンッ ( 地割れは巌窟王の真下へ到達。夢の中であろうと存在する重力に従い、底なしの溝へ吸い込まれ、同時に総壁に圧砕されるようにして閉じる地面に消える ) 」
仮面ライダーファイズ「大丈夫か!? 下がってろ!!(あなたを下がらせるように腕を振ってから、ハカイダーの踵落としを、左腕で受けてからそれを取り、引き倒すように地面に叩きつける)っらあっ!!(そのまま顔面に追撃を一撃入れながら、腰のファイズショットを取り外し、ナックル状に握り込んでミッションメモリーを装填) 」
ユゥ「 あ っ ―――――― !? (地割れに吞み込まれた巌窟王の顛末に思わず言葉を失う)………っ……(こんな時、自分にできることがあれば。抗う術があれば。少女は胸を締め付けられる。しかし自分はどこまで行ってもただの非力な一般人。なんでもできるはずの夢の世界だろうと、その事実は変わらない。得も言えぬ無力感に、思わず陰の中で俯きかける―――) 」
『 クハハハ!そうであろうとも!! さもなくば"貴様"という歪な罪業の火にこれ程の"影"は追いすがるまいよ! (巌窟王の声が四方八方、否、この場の全員の脳内に直接木霊する)』 ボウッ (直後、ハカイダーの姿が赤く、そして暗く発光する。内臓が光源であるかのような不気味に脈動するその光は、床石へ無数のハカイダー自身の"影"を生み出してゆく。 その影はハカイダーの輪郭から原型を失い、それぞれ望む姿へ、嘗て在りし者の姿へと変貌してゆく)
『 贖いの時だ、我が血肉にして怨嗟の鼓動!その身に受けよ、汝の罪、我が宝具!! 【 もはや時は尽きた。お前には救えぬ。< デッドマンアヴェンジ > 】 を! 』
ハカイダー(ノイズ)「 !? (なんだ、これは…!?私の体に異変が……いや、"影"が――――!?)(我が身に沸き起こる歪な赤い光、それに作用されるように輪郭を変貌させる自信の影に驚愕するが、その隙を突かれ―――)おッ―――ぐふっ、がはっ…!(ファイズに地に叩き付けられ、仰向けに倒れた姿勢から乱雑に殴られ続ける) 」
あなた「……!(メディⅡの施しを受けつつ、巧の一斉に頷いて一旦前線から離れていく)……(乱れた呼吸を整え治すように胸元に手を当て、反撃の機会を虎視眈々と伺う) 」
復讐者の影A「 ベ タ ッッ (濡れた窓ガラスに刻みつけられるような"手形"が、ハカイダーの背へ追いすがる。それは無彩色、灰色の"手形"に過ぎなかったのだが……) ジ ワ ァ (手形は赤く染まってゆく。"鮮血"だ、手形を染め上げる量の"ハカイダー自身の血"が吸い上げられているのだ。 他者には独りでに、透明人間の手形が発生したようにしか見えなかったが、ハカイダーには……『戦極凌馬』だけには見える。 その者の姿が ) コココココ コ コ ッ チ ヲ ミ ロ ォ ォ ォ ・・・・・(彼が犠牲にしてきた被検体の姿だ。それらの手形が刻みつけられ、血を奪っている) 」
復讐者の影I「 ベ タ ッッ シ ャ ブ シ ャ ブ ク ワ セ ロ オ オ オ (なお、思念とは一方的なものでも成立するし復讐心でなくてもこうして被害をもたらす。最悪かな?) 」
仮面ライダーファイズ「(何か様子がおかしい。あの変な兄ちゃんの技か……)(ハカイダーが怯んだ隙にファイズフォンのエンターキーを叩き)《EXCEED CHARGE.》(動作音を鳴らしながらエネルギーを充填されたファイズショットを握り込み、振りかぶり) 」
復讐者の影D「 ベタアアアアァァァァァァ―――――…………(復讐の機会を得て一つの怨嗟がハカイダーに手形を刻みつける。そのグラサンの下のハンターになり損なった特に関係ない逆恨みをしているまるで駄目なおっさん略してマダオの顔をうかがい知ることはできないが、早くもこの世の中を呪い始める。害しか無い) 」
ハカイダー(ノイズ)「なッ……これは――――!?(地の底より残響する怨嗟の声とともに浮かび上がる謎の手形。それらが視界を埋め尽くさんほどに迫る中で、血を抜かれることが原因とは気づけず意識が朦朧とし始める)――――!!(残像が蠢く視界の中で、微かに強い赤光を輝かせるファイズが拳を振りかぶった姿が最後に映ると―――) 」
復讐者の影G「 ベ タ ァ (しかし、復讐者の影Gには狙いとか恨みとか特になかった……) 」
仮面ライダーファイズ「ハァーーーーッ!!!(握り込んだファイズショットを全力て叩きつけるパンチ、グランインパクト。着弾の瞬間にフォトンブラッドが大きく弾ける) 」
ハカイダー(ノイズ)「(しまッ――――――) グ ッ フ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア … ッ゛ ! ! ! ( ボ ッ グ ゥ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! )(ファイズの放つ渾身の一撃が漆黒の装甲を大きくうがち、悪しき存在が盛大に爆散した―――) 」
ユゥ「……!やった……♪(三人の連携を経てようやくっ爆散したハカイダーの最後に、少女は張りつめていた不安が一気に霧散するように笑顔を零す) 」
――――― いやぁ~…参ったねェどうも…
あなた「………―――――― !? (ようやく悪夢を斬り退けたと思われた次の瞬間、まだ脳裏に拭えないマッドサイエンティストの声が反響することに気づいて思わず周囲を見渡すが―――) 」
ハカイダー(ノイズ)「 ! ! ! ッ ン ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ グ ッ ボ (驚くべき光景を、一同は目の当たりにする。先の爆発が逆再生され、一点に凝縮された爆炎が消え去ると当時にファイズに引導を渡される直前のハカイダーの姿が起き上がるように再び姿を現したのだった) 」
ユゥ「……!そんなっ……!これって…――――(逆再生するように蘇りを得たハカイダーの姿にわなわなと声を震わせる) 」
ハカイダー(ノイズ)「フハハハハッ!!残念だったねェ…?"悪夢"は消えない。永遠に君たちを追い詰め、苦しませる。私《ノイズ》は不滅なんだよ…!ハ、ハ、ハハハハッ!!!(両腕を広げ、愉快気に、高らかに嗤う) 」
メディⅡ「……っ…そんなことが……!石森博士がおっしゃっていたノイズという存在が…これほどまでの脅威性を秘めていたなんて……! 」
ハカイダー(ノイズ)「君たちは所詮湖に投じられた一石に過ぎない。水面に落とされれば波紋は広がるが、やがてすぐに静まるように…君たちがどれだけ水底へ落ちようが、やがては停止する。しかし、私《ノイズ》は……"歪み"だ。この曖昧な夢の世界で存在し得るだけの歪みを持ち続けられる存在…!君たちがどれだけの数の一石を投じようが、"歪み"を打ち消すことなどできやしない。さあ、来るといい。悪夢の世界へ。こっちの水は甘依存。甘美なるままの世界に溺れ…永遠の悪夢に苦しみ続けるといい! 」
仮面ライダーファイズ「……やった、のか? 」
仮面ライダーファイズ「おいおい、マジかよ。不死身ってことか? 何度ブッ倒せば……ってわけでもなさそうだな…… 」
ハカイダー(ノイズ)「そのためには……君たちを恐怖のどん底に陥れないとねェ…?( パ チ ン ッ ☆ )(指を鳴らす。すると―――) 」
巌窟王「クハハハ!鯨を狩るつもりが既に胃の中とはな、監獄島より生臭い悪夢とは思ったがなるほど合点がいった!(スゥーッとあなたの影からスポーンしその話全体を見渡す) ともすれば奴の根源である悪夢そのものを浄化するか……或いは奴というノイズの要素を部分的に悪夢から切り離すしかあるまいな 」
―――― ガ ゴ ォ ン ッ … ! (あなたたちの背後―――ジェットコースターの方角から大きな軌道音が鳴り響く。ハカイダーの合図とともに、コースターがついに動き出したのだ。よく見ればその乗り物の外装には粉砕機のような物々しい武装が備わっている。コースターはゆっくりと指導し、徐々にその速度を上げ、レール上を加速し始める―――)
ホムラ&エースバーン(意識)『――――――――ついにジェットコースターが始動したその一方で、遥か先のレールの真ん中に"設置"されたように横たわる二人の意識体はまだ深い眠りに囚われ続けている)』
メディⅡ「――――!いけませんッ!このままだとお二人の"意識"が…!夢の世界で消滅してしまえば…現実世界でこん睡状態のご本人たちも永遠に覚めないままになってしまいます!急いで救出に向かわなければ――― 」
ハカイダー(ノイズ)「――――――おっとぉ!そんなことを見逃すほど、私は優しい大人じゃないよ。(ジェットコースターエリアを背にあなたたちの行く手を遮る)ク、フフフッ……破壊……はかい……ハカイ……ッ――――――ハカイダアアアアアァァァァァツ!!!(ダァンダァンダァンッ!!!)(再び手にしたハカイダーショットをもって狂喜乱舞するように無差別に炎の散弾銃を発砲する) 」
ボッグゥォォァァアアアンッ―――― ズ ズ ズ ズ ズ ッ ! ! ! (ハカイダーの暴走により、園内の建造物や跡らくうしょんが次々と破壊され、火達磨となった残骸が「あなた」たちに降りかかる。それはまるで救出に向かう彼らの行く手を遮る障害となるように――――)
あなた「――――― ! ! (荒ぶるように乱射するハカイダーの銃撃や残骸をかがんだ姿勢で搔い潜り、ユゥとメディⅡの傍へ移動する)……!(そして、ファイズと巌窟王の双方にも目配せをし、救出作戦を優先しようと強かに頷いてみせる) 」
巌窟王「自らも極刑台に頭蓋を擡げながらも友へ心を砕くか!愚直!!クハハハ!!だが良かろう、我が共犯者が望むならば『因縁』を持って救うとしよう!! 【 もはや時は尽きた。お前には救えぬ。< デッドマンアヴェンジ > 】 !! 」
仮面ライダーファイズ「コースターが動いて……!! おいこれヤバくねえか!?(散弾を弾くように手を払い)モタモタしてちゃ間に合わねえぞ……!!(この状況を切り抜ける手段……左腕の『ファイズアクセル』に目を落とす) 」
復讐者の影B「 ズ ッ ・・・ ベ タッ ズ ッ ・・・ ベ タッ (今度はホムラ、ラビーの姿が赤く発光する。その光に導かれ影から這い出る"復讐の念を抱く者"…… 共通の敵『ムムカ』こと『黒いフェイズ』の影が、ジェットコースターのレール下から這い出……) ズッ・・・・・ (ホムラ、ラビーへ襲いかかろうと散漫な動作で覆いかぶさる。奇しくも迫りくるジェットコースターにとってそれは遮蔽物、目障りな肉壁となってしまう) 」
ハカイダー(ノイズ)「ハ、ハ、フハハハハッ!!破壊破壊ッ、破壊だァァァアアッ!!!(ダキュウンッ、ダキュンッ―――グゥォアンッ!!)(散弾銃をぶっぱしながら急接近しつつ、「あなた」たちに飛び蹴りをかまして格闘戦に持ち込む。理性が暴走しながらも、その本能は明確に妨害を実行していた) 」
巌窟王「 止 ま れ 。 (復讐者の影へ掌を翳し拳を握る。 復讐心を材料にした影は巌窟王の支配下にあり、丁度コースターの進路上へ黒いフェイスの機体が陣取ったタイミングでホムラ、ラビーへの攻撃を停止させる)時を稼ぐ、急ぐことだな!眠りの牢獄は既に友の魂を永久に閉ざしているやもわからぬぞ!クハハハハハ! 」
あなた「……!!(ガッギギィンンッ―――ガッギィインンッ!)(キーブレードを回転させることで散弾銃を弾き返しつつ、その剣身で蹴り技を受け止めにかかる)……!!(「自分たちが抑え込む、その間に――」と目で訴えるように振り返り、ファイズに視線を送った) 」
ユゥ「このままじゃ…ホムラちゃんたちが……!巧さん、なにを…っ…!?(何らかの覚悟を決めたであろうファイズの挙動に気づく) 」
メディⅡ「か、仮に敵の攻撃を凌いだとしても…あのジェットコースターの速度から鑑みて逆算しても、ここからでは救出に間に合いません…ッ…! 」
仮面ライダーファイズ「任せろッ!(ファイズアクセルから引き抜いたメモリーをベルトにセット。電子音と共にスーツの色が変色、胸部装甲がスライドするように開き……)《Start up》(再びファイズアクセルのボタンを叩いた瞬間に、それは……) 」
ハカイダー(ノイズ)「すべて、すべてェ…ッ!!破壊してやるぞォァアッ!!!(巌窟王にショルダータックルをかまし、「あなた」には跳躍からの旋風脚をしかけ追い詰めていく) 」
ギ ュ ン (激しい衝撃波をその場に残しながら、彼らの動体視力の限界を振り切って『消える』。)
あなた「……――――― ! (ハカイダーの接近攻撃を辛うじて防ぎにかかり、膝をつく中―――ファイズの姿が一瞬にして消えたのを、「あなた」は感じた) 」
ゴ ォ ァ ァ ―――――― ッ゛ ! ! ! (粉砕機とかした狂気のジェットコースターが最大速度に達し、加速する。レールに従い轟音を響かせながら…ゴール地点にある仲間たちの意識体を踏み潰さんと、着実に距離を縮めていく―――)
(次の瞬間であった。色付きの風がその場を駆け抜けたのは。ハカイダーが不可視の打撃を受け装甲より火花を噴き上げ、降りかかってきていたはずの瓦礫は無数に弾け飛び、ジェットコースターの柱に無数の足跡が出現し、二人に襲い掛かろうとしていた復讐者の影が打ち払われる) ズ ォ ッッ!! (その一連の動作が終わった後であった。乾いた空気の音が動作に追い付くのは)
仮面ライダーファイズ「───トンッ(次の瞬間、ファイズが一瞬ホムラとエースバーンの傍に出現し……) 」
ハカイダー(ノイズ)「そうさ、間に合いはしない!!このまま最悪の結末を目の当たりにし…絶望に打ちひしがれてしまえ――――― ガ ハ ッ! ? (故に浸ろうしたその瞬間、深志の打撃を受けて無様に横転する)グゥ…!いったい、今のは……―――――!(ふと、ジェットコースターエリアの方へ勢いよく振り返った) 」
メディⅡ「あれ…っ?乾様の姿がいない…?いったいどこへ―――――― !! (忽然と姿を消したファイズの行方を捜そうと周囲を見渡し、レール上へと顔を上げる。すると、そこにいつの間にかたたずんでいたファイズと思わしき後ろ姿に思わず目を丸くしたのだった) 」
ゴ ォ ォ オ オ オ ――――― ッ゛ ! ! ! (ジェットコースター正面のライトが眩しくレール上を照らす。その逆行を浴びたのは、レール上に突然として姿を現した救世主だった―――)
(再びそれは銀色の暴風を残してその像を消す。その風が周囲一帯を駆け抜けた時には、ジェットコースターの進路上に二人は存在しない。それどころか、あなた達の傍に傷一つない状態で転がっているではないか) ブ ォ ン (それだけではない。その動作を彼らが視認した時には既に、赤い円錐がハカイダーを包囲し……)
あなた「――――― !! (瞬きと同時に足元に転がる影に気づいて振り返る。そこにいたホムラとラビーの意識体…それも五体満足なままの姿に驚嘆したように全身が硬直しつつも、安堵したように張りつめていた緊張感がほぐれていくのを感じた) 」
ハカイダー(ノイズ)「消えただと…ッ!?バカな…そんなはずは―――――!?(レール上から忽然と姿を消した被検体に驚きを隠せないように身を乗り出しかけた直後、自身を包囲するように出現した赤い円錐のエフェクトに歩みを抑え込まれてしまい―――) 」
仮面ライダーファイズ「────《Time out.》(それを彼らが認識した時には、既に全ての動作を終えた後のファイズがそこに佇んでいた。一瞬にして弾けた四つの赤い円錐が、既にそれが攻撃を完了したことを無言のまま語っていた) 」
ハカイダー(ノイズ)「――――ウ゛グゥ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ゛!!??(チュドドドドドッ―――― ボ ッ ギ ャ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! )(赤い円錐を纏う見えざる残像による怒涛の高速撃がその身になだれ込み、たまらず呻き声を上げてその身が再び爆ぜた――――) 」
ユゥ「ホムラちゃん!ラビーちゃん!(レンガ床に転がる二人の意識体へ慌てて駆け寄っていく)……!良かった…二人とも無事みたいだよ…! 」
メディⅡ「……驚きました……っ…!まさか、あの一瞬の間に超高速でお二人を救出したなんて……乾様、本当に助かりました…!ありがとうございます……! 」
仮面ライダーファイズ「少し動き始めが遅かったら間に合わなかったかもな。気を付けろよ、もう一回ブッ倒してはやったが多分すぐに戻ってくるぞ(奇妙な電子音を鳴らしながら、スーツの色が元に戻りながら展開された装甲も畳まれていく。引き抜いたメモリーをファイズアクセルに戻しながら、一息ついた) 」
ハカイダー(ノイズ)「 ゥ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ウ ――――― (喜びも束の間、まだ脅威は完全に去っていない。広がる爆炎が凝縮されるように逆再生され、再び悪夢の権化が歩み迫ろうとしていた)ハ、ハ、ハ……!まさか被験体を奪取されてしまうとは驚いたなあ…!そこのアーマドライダーのスペックを過信していた私の誤算が招いたことだが、推測によれば時間制限が付きものらしいね…?もう切り札はなくなったみたいだが、果たしてそんな状態でこの私を跳ね除けられると思えるかい? 」
あなた「……!(ファイズの警鐘を受け、二度目の復活を遂げたハカイダーに腰を低くして構える) 」
ハカイダー(ノイズ)「万策尽きたのなら是非もない。観念して全員私の実験体となってくれたまえよ―――― チ ャ キ リ ッ (ハカイダーショットの銃口を「あなた」たちに突きつける――――) 」
――――― ダ キ ュ ゥ ウ ン ッ ! ! (発砲… 銃声が園内に木霊するが―――)
ハカイダー(ノイズ)「――――― ガ ハ ッ … … ? ! (―――撃たれのは、銃口を突き付けたはずの自分だった。胸元に凶弾がめり込んだような一撃に火花を上げ、ぐらりと数歩退いていく) 」
コ ツ … コ ツ … コ ツ … コ ツ … ――――――――― (破壊衝動によって喧噪が渦巻いていた遊園地に響いた銃声とともに、瞬く間に園内が静寂に包まれる。そこに反響するのは、小気味の良い革靴の足音ただひとつ。「あなた」たちの背後から鳴り響く音が、微かに高鳴っていくのを誰もが感じて振り返った――――)
万津莫「――――――― コ ツ ン … (そこに現れたのは、一人の青年。黒いカーゴパンツ、白いシャツにホルスターを兼ねたハーネスを装着した正装を纏い、銃口から噴き出した煙をフッと華麗に吹き消した)―――― Save the target.(ターゲットを守れ) それが俺のミッションだ。 」
あなた&ユゥ『……! / ……人…?ノイズじゃ…なさそうだけど……あの、貴方は……?(颯爽と現れた謎の青年に恐る恐る尋ねる)』
万津莫「……ある時はスパイ映画が大好きなただの一般人『 万津莫 』。だけど、ある時は――――― ピ ョ イ ン ッ ♪ (クールに語りだしている最中に頭から三日月のような寝癖がぴょこっと顔を出す) 」
万津莫「 極秘防衛機関「CODE」に所属する無敵のエージェント コードナンバー『 7 《 セブン 》 』だ 」
ユゥ「……!(あっ…寝癖ついてる……実はちょっとおちゃめな人なのかも……♪)(クールな言動から垣間見える意外な人柄に思わず心を許すように口元が吊り上がる) 」
ハカイダー(ノイズ)「やれやれ…こうも夢が混ざり合うと余計なものまでやってくるじゃあないか…!彼らに味方するようならやめておきたまえ。巻き込まれたくないならねえ。 」
万津莫「 「Save the Target.」―――― それが俺のミッションだからな。( \ ゼッツドライバー ! / )(取り出したのは、変身ベルト「ゼッツドライバー」。それを腰元に装着…することなく、更に上半身を添うように持ち上げ、なんと胸部に装着した) カ シ ョ ン (取り出したのは小さな赤いカプセル「インパクトカプセム」。それを胸部のドライバー中央スロットへ装填し、トリガーを親指で押し込んだ) \ インパクト! / \ メツァメロ…メツァメロ… / 」
万津莫「 I'm on it (さあ、やろうか)―――――――― パ チ ン ッ ! (親指で下唇を華麗になぞり、フィンガースナップを掻き鳴らす) 」
万津莫「 変 身 (そして、その親指でドライバーにはめ込まれたカプセムを――――回転させる) 」
ハカイダー(ノイズ)「―――――!(ダキュゥンダキュンッ!!)(何らかの行動をされる前に先手を打つ。そう言わんばりに謎の青年に向けて散弾銃を何度も発車する) 」
万津莫 → ???「 ズ グ グ ッ … ―――――― (その全身が黒い靄に包まれていく。放たれた散弾銃がその体にいくつもの風穴を開けるが、手応えがないように霧散した靄が再び穴を埋め尽くしていく。真っ赤な光が全身を伝う黒い人影は悪夢とも怪物ともいえる風貌…しかし、徐々に晴れ渡っていく靄から顔を覗かせる強靭なボディが、そのイメージを払拭させていく―――) 」
??? → 仮面ライダーゼッツ「 \ グッドモーニング!ライダー! / \ ゼ・ゼ・ゼッツ! / \ インパクト! / (そして青年は変身する。憧れたスパイの完成形… 夢の世界を暴く無敵の仮面ライダー『 ゼッツ 』へと――) 」
あなた&メディⅡ『―――! / 変身した……ということは…あの方"も"……!?』
ハカイダー(ノイズ)「ハハハ…!これはまた…見たこともないアーマドライダー…!君の戦闘データも頂戴し―――― チ ャ キ ッ ! (ゼッツにハカイダーショットを突き付けようとするが―――) 」
仮面ライダーゼッツ「――――――(ハカイダーが銃口を突き付けたのは、"虚空"。彼が狙いを定めたはずの獲物は、その背後にいつの間にか瞬間移動していたのだった) 」
ハカイダー(ノイズ)「――――― !? (いつの間に―――背後に旋回したゼッツの気配を察知し、振り返ると同時に殴りかかった) 」
仮面ライダーゼッツ「 ガ ッ (敵の拳の軌道が自身の左頬に向かっていることを予測したように緩やかな動作で片手をあげてその拳を軽々と受け止めた) グ グ グ ッ … … ―――――― ミッションを遂行する (ドグッ――ドゴォッ―――ドスゥッ!!)(受け止めたハカイダーの拳ごと腕を捻り倒し、間髪入れず両腕を振るって打撃を叩き込み、ハイキックで大きく距離を引きはがした) 」
ハカイダー(ノイズ)「ごふッ゛…!?ハ、ハハハッ…やるじゃないかァ!(攻撃を看破された挙句反撃を撃ち込まれてよろよろと退いていくが、助走をつけてラリアットを仕掛ける) 」
仮面ライダーゼッツ「 ゴ ッ (ハカイダーの振り上げてきたラリアットを突き出した片腕のみで受け止め、衝動が爆音となって轟く) ボ ゴ ォ ァ ッ ―――――― ふんッ! ( ド グ ゥ ォ ア ッ ! ! )(受け止めていた腕の筋肉が著しく膨張。パンプアップしたその剛腕を振り抜き、強烈な一撃を伴うカウンターパンチを叩き込む) 」
ハカイダー(ノイズ)「 ゴ ハ ァ゛ ッ … !? (腹部にめり込む痛烈な一撃によろめきながらよろよろと後退していくが、その背面に隠していたハカイダーショットをすかさず突き出し――)――――ヘェァッ!( ダ キ ュ ウ ン ッ ! ! )(騙し討ち発射する) 」
仮面ライダーゼッツ「 フッ――――― ボ ッ グ ゥ ォ ァ ア ア ン ッ ! ! (その手はとっくにお見通しだと鼻で笑うと、傍聴した右脚部で地面を踏み抜く。その衝撃により硬派なレンガ床がカーペットのようにビラビラとはためきだし、大きく波打った地面が突起してゼッツに迫る銃弾を防ぐ。さらにはハカイダーの足元に振動が押し寄せ、まるで引き寄せるように大地を操ると――)――――ッハ!( メ ゴ ォ ァ ッ ! ! )(パンプアップした剛腕によるアッパーカットを叩き込んだ) 」
ハカイダー(ノイズ)「なッ―――― う が ァ ァ ア ッ゛ … ! ! (突然波打った地盤に横転するだけでなく、まるでムービングウォークのように勝手に引き寄せられていく感覚に動揺。自分の身に何が起こっているのか理解する間もなく、ゼッツの振りかぶった剛腕に打ち上げられてしまい、背中から落下していく) 」
メディⅡ「……!す、すごいです…っ!空間を自在に移動したり、操ったり…まるで能力者のような奇々怪々な力を…!(ゼッツによる不可思議な力の一端を前に食い入るように見守っている) 」
仮面ライダーゼッツ「 \ ブレイカムゼッツァー ! / (刀剣武装「ブレイカムゼッツァー」を何もない空間から手繰り寄せ、ゆっくりとした足取りでハカイダーへと歩み迫る) フッ、ハッ! (ザギィンッ――ガギィインッ―――ザインッ――ザッギィインッ!!)(キレのある連続斬りを刻み込みハカイダーを蹂躙する) 」
ハカイダー(ノイズ)「ヌ゛ウグェア…ッ゛…!!(切り裂かれるたびに全身から幾度と火花を散らしていく) 」
仮面ライダーゼッツ「―――― はぁぁあッ!! ( \ ブレイカムスラッシュ ! ! / )(武装のスロットにカプセムを装填。赤いエネルギーを纏った剣先をハカイダーの右肩に一度接触させ、そのまま斬り落とすように強大な一閃を叩き込んだ) 」
ハカイダー(ノイズ)「ウギャァアアッ゛…!!(切断された片腕が胴体から足元へ転がり落ちていく)……フ、ハ、フハハハハ……!やるじゃあないか……だけど、ここは夢の世界… そこに存在し続ける悪夢(ノイズ)には…こんなまやかしなど無意味さ。片腕をもがれたところで、すぐに修復して――――――?(数秒間の静寂。そして違和感への懐疑。肉体をどれだけ破壊されようが先ほどまでのように何度も再生されるはずだった。だが、何故か思い通りに作用しない。どれだけ念じようが、片腕はずっともがれたままだったのだ) 」
仮面ライダーゼッツ「……言ったはずだ、「俺は無敵のエージェント」。俺は夢と現実の世界を行き来できる。明晰夢の力を使いこなせば、悪夢だって思うままに振り払える。そう…たったひとつ…強く"想えば"、誰だってそれが実現できる。なぜなら、人は「夢」に焦がれ、憧れるものだ。その「夢」を否定する悪夢なんか…恐れるに足りない。「夢」を持つ者の力は…"想い"は…どこまでも果てしなく輝きだす。 」
メディⅡ「――――― ! (「夢」を語るエージェントの言葉に、ヒューマギアの少女の中で何かが弾けるような感覚が過る――――) 」
仮面ライダーゼッツ「夢の中でなら、俺は無敵だ―――――ふんッ!(唐突に突き出した拳。それで大気をグイッと掴み、空気を捻じ曲げるように強引に引っ張りだす) 」
ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ッ … ――――――――― ボ ッ グ ゥ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ ン ン ッ ! ! ! (空間を引っ張りだす奇天烈な行為を行うゼッツの力により、園内の半分が地面諸共180度に傾きだし―――そのままハカイダーに大地が覆いかぶさるように落下した)
あなた&ユゥ『―――!? / ぇ゛……ええええぇぇぇ~~~~っ!!?(はるか向こうの景色、大地が折りたたまれるように傾倒する天変地異の現象に絶句せざるを得なかった)』
ハカイダー(ノイズ)「そんなことがッ゛―――――― ウ グ ァ゙ ア゙ ア゙ ァ゙ ッ゙ ! ! ? (片手のみで引っ張り出され傾く大地。その驚天動地を目の当たりにし、思考が一瞬停止する。人一人の力では決して実現しえない異常な力を前に唖然と立ち尽くしていたのもつかの間、一気に覆いかぶさってきた大地に踏み潰される形でその一撃を食らい、瓦礫と共に大きく吹き飛ばされ、瓦礫だらけの地盤に横転していく)…ぁ…ァ゛…ッ!!こん、な…ことが…ァ゛ッ!!(激しい痙攣を繰り返しながらゆっくりと立ち上がろうとする) 」
仮面ライダーゼッツ「 カシャン、カシャン、カシャンッ――― グルンッ! (ドライバーのトリガーを三回押し込み、カプセムを回転させるとエネルギーが右足に注ぎ込まれていく) 」
仮面ライダーゼッツ「 消 え ろ (発光する右足と共に全速力で駆け抜ける) ド グ ゥ ン ッ ! (一気にハカイダーの懐まで潜り込むとまずは、回し蹴りを繰り出し――) ド ゴ ォ ァ ッ ! ! (続けて後ろ蹴りを追撃に叩き込むと――――) 」
仮面ライダーゼッツ「( \ インパクト!バニッシュ!! / \ ゼ・ゼ・ゼッツ!! / )―――― ッ ハ ァ ァ ア ア ! ! ! ( ド ッ グ ゥ ォ ァ ア ッ ! ! ! )(膨大なエネルギーを蓄えた右足を突き出して繰り出す飛び蹴りのライダーキック"インパクトバニッシュ"を炸裂させ、そのままハカイダーを突貫する) 」
――― 「 7 7 7 」 ―――
ハカイダー(ノイズ)「 ガ ッ゛ ――― オ゛ ッ゛ ――――― ア゛ ガ ァ゛ ッ゛ ! ! ? (蹴りの三連撃。怒涛の連続攻撃を受け、漆黒色の装甲から溢れんばかりの火花が流血の如く噴き出していく―――) 」
――― 「 Z Z Z 」 ―――
ハカイダー(ノイズ)「(バ…カな……ッ゛… この…私が……ッ…?不滅の肉体を持つ悪夢の私が……こんな…ァ゛―――)――― ぅ ぅ ぅ う う ぐ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ッ゛ ! ! ! ! ( ボ ッ グ ゥ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! )(不安定であるが故の不滅。そんな存在であるはずの悪夢(ノイズ)でも、夢の世界を走り抜く者の前には無力にも砕かれ、破れ落ちるように完全に爆散したのだった――――) 」
仮面ライダーゼッツ「――――――― Mission Complete. (爆破する悪夢を背後に、逆光を浴びた一人の戦士のシルエットが夢の世界で色濃く、その存在感を刻み込む) 」
あなた&メディⅡ『……! / ……ノイズを…倒せないはずの悪夢を…完膚なきまで…!(ありえない光景に目を奪われ、呆然と立ち尽くす)』
仮面ライダーゼッツ「 良い夢見ろよ (爆ぜる炎の中で、「あなた」たちに最後に優しい声音でメッセージを残したエージェントの姿が陽炎の中へ消えていく――――) 」
無敵のエージェントを名乗る彼の姿が消え去った時、園内を包み込む炎は最初から存在しなかったかのようパタリと消え、半壊したはずの建造物が瞬きと共に復活する。 あれは、束の間の夢だったのだろうか…誰もがそう錯覚する中で、夢の世界にもう一度安寧の静寂が訪れるのだった―――
ユゥ「………なんだか、本当に夢を見ていたような感覚だった………――――― あ っ (何かもが綺麗さっぱりに帰結した状況下でふと我に返る)そうだ…!これで…まずはホムラちゃんとラビーちゃんを見つけることができたね…! 」
メディⅡ「え、えぇ……!トラブルも無事に回避できたことですし、ひとまずお二人の"意識"を回収しますね。(横たわる二人の意識体の体に触れるとデータとして粒子化したものを手中を介して吸収する)……はい、無事に回収できました!あとは璃奈様とヒロ様、そしてベール様の三人を見つけ出せば…夢の国での探索も完了します。 」
メディⅡ「……!そうです!今回収したお二人の意識データを解析すれば…同様の反応を検知できるかもしれません! こうしている間にも現実世界では深夜を迎え、時間は進んでいます… あまり悠長に時間をかけての探索をしている場合はありません。できる限り時間短縮できるのであればそれに越したことはありません。わたくしの本体や木野様たち医師団の皆様に負担を掛けないためにも… 」
ユゥ「そういうことができるんだ…!流石だね、メディちゃん…♪うん……私と乾さんは…「そっち側」には行けないけれど…せめて、今ここで夢が繋がっている間だけでも、「あなた」たちに協力してあげたい…! 」
仮面ライダーファイズ「まあ、何とかするしかねーよな……あと三人だろ?意外とすぐ見つかるかもな 」
汚物「Foo〜、戦闘終わったみたいっすね……(陰に隠れていた) 」
ペンギン「(某企画で開発されていた夢干渉装置でオンライン接続を行い)何とか対応はできたが、深淵にいるはずのあの仮面の男が何故・・・ 」
メディⅡ「皆様…ご協力感謝いたします…!では、ただいまから探索システムを構築しますので、少しの間ご休憩なさってください。 」
あなた「……♪(脅威を切り抜け、仲間を少しずつ取り戻し、着実に良い方向へと進んでいる状況に一度胸を撫で下ろす) 」
しかし、この時の「あなた」はまだ気づいていなかった
――――――――― ッ ク ン
「あなた」自身の中に、「あなた」の知らない"何か"が目覚めようとしていることに――――
――――――――― ド ッ ク ン
最終更新:2026年03月21日 20:33