シントリー

シントリ-() / Shintry 》
アイコン ゲスト
CV 柚原みう
年齢 9歳(享年) / 21(別世界線)
性別
種族 人間
誕生日 5月1日
身長 161cm
武器 コメット


「 べろべろばー♪元気出たー?♪ 」


人物

僕らの物語』のみに登場するオリジナルキャラクター。「第7章」に登場。
本名、シントリー・エスポワル。
ベール(エルメラ)の実の妹であり、9歳の時に他界している故人。
エムロード王国・マジルカ出身。天真爛漫で活発な金髪少女。
姉妹関係はとても仲睦まじく、貧しいながらも藍の溢れた家庭で生まれ育った。
しかし両親に先立たれ、住む家も失ったことで姉・エルメラと国内を宛もなく放浪する羽目になったところを
マジルカの国王であるシロルとクロルに姉妹ともに拾われる。
以降は他の孤児たちと共に王家で魔法の勉強に励むために生活することとなるが、
実際は国王に憑依したマカオとジョマの陰謀による「魔法少女育成計画」に利用されていた。
幼少期から城の地下で姉妹共に奴隷のように扱われ、魔法少女(魔女)になるために過酷な強制育成を強いられていた。
数か月後、エルメラや他の孤児たちと共に「二度目のサバト」の人柱にされてしまう。
その際に死への恐怖で泣き叫んだことでエルメラの抵抗心を強めてしまい、
結果的に彼女によってサバトは阻止されるも、その副作用によって半身がファントム化してしまう。
サバトの儀式失敗の騒動に乗じて密かに国王から盗み取っていた「賢者の石」をエルメラに託し、
自分の分まで精一杯生きてほしいと願いと共に託し、エスポワール家に伝わる禁術魔法"命の螺旋"を発動。
過酷な生活によって癒えない傷を残していたエルメラを完治させる代償に自ら命を落とした。

後に「ワルプルギスの血祭」と呼ばれるこの一連の騒動を受け、
エルメラからベールの名へと改名した彼女の中で一生消えることのない呪いのような思い出となってしまう。
妹を救うために特異点になることを選んだベールがその過去を変える為に時間を遡るも、
どんなに手段を講じても結果的にシントリーが先に死亡する運命は変えられなかった
ベールはその運命を受け入れられず、事件が起きた命日には決まって帰国しシントリーの墓参りに赴くようになった。

しかし、「第7章」にてマカオとジョマが「第三のサバト」を引き起こそうと画策し、
その野望を阻止するために「あなた」一行と協力したベールの前に現れた謎の男「鳴滝」によって、
奇跡的に生き永らえていた世界線のシントリーが現世に召喚される。
どう足掻いても成長する前に息絶えていたその姿は成人を迎え、ベールの妹としての面影をしっかり残していた。
感動の再会を迎えるかと思われたが、実の姉に対し突然の殺害予告を宣言し、襲い掛かる。
鳴滝と本人曰く、ベールが特異点として幾つもの世界線を渡る中で妹を救えず何度も見殺しにしてきた事実に失望し、
無能な姉に復讐するために世界線の壁を越えて鳴滝に誘われた
(鳴滝自身は、姉妹同志を殺し合わせることでベールの特異点としての真の力を引き出すためにシントリーを利用していた)。
自らの嘆きを訴えかけベールの戦意を喪失させようとするが、
葛藤の末にベール自身がこれまでであって来た家族や友人、
そして新たな仲間たちと紡いだ"想い"を掲げたことで逆転され、倒されてしまった。

その後、ベールがグレムリンによって体内に封印していた賢者の石を強奪されて意識を失ったところ、
彼女の救命活動を行っていた璃奈やメディたちのもとへ歩み寄り、意識不明のベールの精神世界へ干渉。
2人だけの世界で互いに向き合い本当の想いを吐露する。
実は、ベール(エルメラ)への復讐心など微塵もなく、彼女が自分自身を救うために途方もない時間をかけて
幾つもの世界線を潜り抜けてきたことにも気づいていた。
しかし、ベールが気づいたように自身もまた「姉妹は共存できない」という運命を受け入れ、
彼女に自分を諦めてもらうために、自身を利用した鳴滝を逆に利用しあえて偽悪を演じることで
ベールから拒絶されようと襲撃したことを告白する。
結局、成人を迎えてもこれ以上の延命がない自分の運命はここまでであることを強調し、
自分を救おうとしてくれた彼女に恩返しをするために、かつて行った"命の螺旋"をもう一度行う。
これにより、魔力(生命力)を完全に失ったはずのべールが賢者の石を必要とせずこれからも生き永らえることとなる。
そして、生前の最期に託したように、姉に対する自身の強い願いを残し、後悔することなく成仏した。

その後の騒動を無事に解決させたベールがこれからの新たな人生を歩むために、
シントリーが託してくれた賢者の石を「妹そのもの」に準え、彼女が永遠に眠れるように静かな場所へ
石を封印するために「あなた」一行の旅路に加わるきっかけとなった。


能力

幼少期より姉・エルメラに負けない努力を経て最低限の魔法を体得していたが、
鳴滝によって召喚されたシントリーは実姉にも引けを取らない魔力を有していた。
使用する魔具は機械化された魔法の箒「コメット」。
また、エスポワール家に代々まつわる禁術魔法「命の螺旋」についても下記を参照。

命の螺旋
エスポワール家に代々伝わる特殊魔法。
魔法使いおよび魔女が、互いにその生命力や魔力を供給するために行われる儀式魔法。
人体の体内部に流れる魔力は遺伝子のように螺旋構造を成すものの、
魔力の枯渇や欠落によってその螺旋構造が崩壊し、最悪死に至る可能性が孕んでいる。
その際、魔力(生命力)の回復のために、互いに触れ合った額を介して魔力を流し込み、補完し合うことができるとされているが、
実際は術者の魔力を対象者に全て注ぎ込むものであり、発動することは即ち術者自身が犠牲になることが決定づけられている
劇中では、「ワルプルギスの血祭」で瀕死だったベール(エルメラ)を生き永らえさせるために、
シントリーが「賢者の石」を利用して行った。

+ その他魔法一覧
  • インカーネイト
無機物に意思を宿す魔法。
劇中では壁や天井、床などを操って隆起させることで剣山として対象を串刺す用途で発動した。

  • インクリース
分裂魔法。
最大四体まで召喚できる。

  • インクライン
空間を傾ける魔法。

  • インサイザー
鮫の歯を模した風刃による、上下交互に繰り出される斬撃魔法。

  • インバース
自身と対象の位置を反転させる魔法。

  • インシネレイト
猛炎の渦を生み出し対象を焼き尽くす火炎魔法。


関連ページ


参考画像

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最終更新:2025年06月28日 22:09