永久に眠れ 古き混沌編 第二章 『カルマ編』

カルマ編()/Karma》


時は新時代
まだ見ぬ猛者たちが蠢く中、一人の英雄がその新世界の波に乗って旅をしていた。
名をモララーと言う。

彼は自分との戦いに終止符を打つべく、より強くなる為に新世界に乗り出した。
しかし広大な海での航海の途中、嵐に飲み込まれ着いた先は、未だ見られることのなかった…
海の世界を目の当たりにする。

幻想的な世界につい見惚れてしまうが、その一方で…“あの人物”の後を辿る男が世界へ戦争を引き起こそうとしていた。


海の世界全土を巻き込み、ラピティアルでの激闘開始!


主な登場人物

より強くなる為修行の旅へ出た英雄。
次の目的地である島に向かう為借りた小舟で航海している途中、突然の嵐に飲み込まれ、気がつけば深海にある楽園
ラピティアルに到着する。
そこで地獄から脱獄したガブルーズの存在を知り、彼らの目的を阻止しようと立ち向かう。
全ての戦いが終わった後、チュンラリーとミユの二人の助けを受け、無事地上へと帰還する。
その際にミユからお礼として黒い玉を入手する。

  • ガブルーズ
魚人軍を束ねる闇使いの男。
新世界を拠点に再び世界を闇に染め上げようとしている。
地獄にてキルゴアに実験台として怪しい薬品「FPマナッカ」を飲まされ、オオメジロザメの魚人族へと変化した。戦闘力2000万。
外見は差ほど変わらないが、手に水掻きがあり、歯がサメのように鋭く尖っている。顎の力もかなり増している。肌は薄く青みがかっている。
強大な力を得た後、脱獄。海中にて5人の強大な力を持つ魚人を配下に置き、新世界を拠点に再び世界を闇に染め上げようとしている。
無論メフィレスへの忠誠は忘れていない。
魚人の力を得た上に闇の力をも重なっている。本人曰く、「闇魚人族」。
命を削り腕力を倍にする凶薬「D・B(デストロイ・ビリンク)」を大量に用いる。これもキルゴアの試作品。
深い海の楽園ラピティアルから南方角にある「貝殻の塔」を基地にしている。
野望を果たす為に壁となる存在の政府軍と、思いもよらぬ事態にラピティアルに到着した、英雄モララーを抹消しようとする。
モララーによって幹部を半分失う中、結局彼を無視してその隙を狙い、地上の政府軍へ戦争を持ちかけようとラピティアル大広間にてエルク、カリンギ、それから50万の魚人兵を従えて向かおうとする。
しかしミユの裏切りという予定外の事態により、モララーに再度阻まれる。
全兵士と二人の幹部を使って襲わせるも、“アンビション”を纏った彼により兵力を失う。
こうなった以上は自らつぶさんとモララーに襲い掛かる。新たに手にした魚人の圧倒的な能力で彼を追い込むも、“TURBOスベリア”を喰らって空に舞い倒れる。
しかし切り札である闇の真骨頂を発動し、メフィレスの幻を出現させ、再び圧倒する。無敵の力で今度こそ勝利を掴めると確信していたが、メフィレスの弱点が光だと認識されたモララーにより、光を纏った拳を喰らい、無敵能力を解除される。
その後彼に思いっきり殴られ、敗北。
現在は幹部たちと共に、ラピティアルの牢獄に幽閉されている。

+ 技一覧
  • 闇弾
闇のエネルギー弾を放つ。

  • ダークスラッシュ
闇を纏った剣で切り裂く。

  • ヘアーズガード
髪の毛が鉄のように硬化し、相手の攻撃を防ぐ。

  • ダークブラスト
両手に闇が集束し、巨大な闇弾を相手に放つ。
喰らってしまえば一溜まりもない。

  • 闇瓦正拳
渾身の正拳突き。
攻撃と同時に強烈な衝撃波が相手の体を貫通する。

  • 刻鮫(キザメ)
闇剣を口に銜え、体を前方へ突き出すように高速回転しながら相手に突撃し、切り刻む。

  • 虎鮫(コサメ)
虎の如く相手に食らい付き、そのまま壁に目がけて思いっきり投げ飛ばす。

  • 目鮫(メザメ)
体を一回り大きくすることで、戦闘ステータスを大きく上昇させる能力。

  • 破鮫(ハサメ)
地面に蹴りを入れることによって大きな地震を引き起こし、相手を地割れの中へと落とす大技。

  • メフィレス様ハココニ在リ
背後にメフィレスの幻が出現する間、無敵状態になる究極の切り札。
幻はとても強力な「正義の光」に弱く、当たればすぐに消滅する。

  • エルク
魚人軍団幹部。本名、エルク・マンティシェルラ。戦闘力70万。
シーラカンスの魚人。
容姿は上半身が裸で焦げ茶の短パン、ビーチサンダルを身につけている。手に水掻きが付いている。
好戦的な性格。
ガブルーズとは違い、下等種族である人間たちを海に引きずり込み、支配するのが目的。
ラピティアル大広間の戦いにてカリンギと共にモララーと戦うも敗北する。

+ 技一覧
  • 鋼(こう)
肉体の硬度を鉄の甲殻にまで高める能力。

  • 鋼・弾(だん)
「鋼」の状態で相手に目がけ、弾丸並みのスピードで突撃する。
喰らえば一溜まりもなく、一気に建物を貫くことができる。
魚人空手の一種。

  • 鋼・拳(けん)
「鋼」の状態で思いっきり殴る渾身の正拳突き。
魚人空手の一種。

  • 測眼(そくがん)
両手を相手に向けることで、戦闘力を測ることができる。

  • カリンギ
魚人軍団幹部。
本名、カリンギ・トーモル。戦闘力40万。
スポッテッドガーの魚人。
体中が茶の縞模様で覆われている。手に水掻きが、背中に背鰭が付いている。
相手の戦闘ステータスを半減させる「眼状斑」という能力を持っている。
武器はヌンチャク。一人称は「ホグ」。
エルクと同じ野望を抱いている。
ラピティアル大広間の戦いにてエルクと共にモララーと戦うも敗北。

+ 技一覧
  • 眼状斑(がんじょうばん)
相手の戦闘ステータスを半減させる能力。

  • ロケットアタック
爆発的な脚力で地面を思いっきり蹴りあげ、相手に強烈な体当たりを繰り出す。

  • ローリングアタック
全身を前へ突き出すように回転しながら相手に突撃する。

  • スプラッシュヒット
水滴を矢のように飛ばす。

  • ピクシニエル
魚人軍団幹部。ハリセンボンの魚人。戦闘力35万。
宇宙人のように素っ裸だが、戦闘態勢に入ると体を覆い尽くすほどの無数の棘を出現させる。
皮膚は非常に脆いが、棘が鉄以上に頑丈。
のっそりとした口調が特徴であり、一人称は「ボーク」、二人称は「テーメー」。
大気中の空気を吸う事で体を巨大化させることができる。
ガブルーズの命により、モララーの捕獲をしにサンゴの森にて彼に襲い掛かるも、あっさり返り討ちにされる。
最後はTURBOバズーカを喰らって大きく吹き飛ばされ、敗北。
その後の消息は不明。

+ 技一覧
バルーンバニッシュ
体をハリセンボンのように膨らませ、一斉に棘を発射する。

トゲトゲ・フェスティバル
膨らんだ状態で地面を跳ねながら敵に突撃する。疲れ果てるまで止めない。

  • ヤマアラシJET
必殺技。
体を思いっきり膨らませ、巨大になった体で超速突進を繰り出す。
その速さはモララーのTURBOを越える。

  • ミユ
魚人軍団の紅一点幹部。カクレクマノミの魚人。戦闘力7000。
容姿は朱色のフード付きの服とスク水を身につけた美少女。黒のショートヘアー。
青と白の縞ニーソに、クマノミの尾が付いている。
何故か手に水掻きが付いていない。一人称は「ミユ」で、口癖は「ゆー」。
刃のように鋭い花弁を武器にしている。
両親は幼いころに亡くし、一人で彷徨っていたところをガンテルに拾われ、彼を父親として親しんでいる。
彼の触手の中で寝そべるのが一番の幸せ。クマノミ故か、毒を受け付けない。
ガンテルがガブルーズ率いる魚人軍団に入軍した為、彼らと共に行動している
ガブルーズの命令には従わず、常にガンテルの言葉のみを信じ動いている。
ガブルーズからの言い伝えをガンテルから聞き、モララー排除に向かう。
しかし彼と戦う中で自立心が芽生えていき、初めてガンテルの言葉を疑い始め、魚人軍団を辞退。
戦いの後、その事を気づかせてくれたモララーに少し好意を寄せた様子。

+ 技一覧
  • 踊り舞う「二魚」(にぎょ)
その場で優雅に踊りながらもしっかりと相手の攻撃を読み切ってカウンターを繰り出す。

  • 誘い舞う「四魚」(しぎょ)
甘い顔をして相手に寄り添うと同時に毒針を刺す。

  • 乱れ舞う「六魚」(ろぎょ)
その場で優雅に踊ると同時に周辺に花弁(刃)が舞い散り、踊りが止むまで相手を切り刻んでいく。
相手の攻撃時に、即座に踊り舞う「二魚」を発動できる。

  • ガンテル
魚人軍団幹部。イソギンチャクの魚人。戦闘力80万。
外見はエンペラー並みの大男で、背中に大量の触手が付いている。一人分入りこめるスペースがある。
彼と同じ、かなり強力な毒性を持つ。
しかし毒を分泌する訳ではなく、触れた相手を麻痺させる程度である。しかし麻痺が回復するのにはかなり時間がかかる。
血は繋がっていないが、ミユを家族として大切に育てている。
彼女同様幼い頃に親を亡くしている。しかし親が人間に殺されているという事実を聞いてから、人間に対して復讐心が芽生えている。
目的はすべての人間の抹殺。
しかしモララーと戦う中で全ての人間が悪い訳ではないことを初めて知り、己の醜さに恥を知り暫し世界を知る為に旅に出ることを決意。
その際に「ミユを頼む」とモララーに告げ、姿を消した。

その他の人物

本編には登場しないが、この物語の鍵を握っている。
詳細はメフィレスを参照。

  • キルゴア
事の発端を起こした元女神配下の科学者。
詳細はキルゴアを参照。

用語

  • 魚人
上半身に魚の特徴がある種族。陸上では肺呼吸、水中ではえら呼吸を行い、生身で深海一万mの水圧にも耐える。知能面も人間と変わらない。
魚人と人魚は古代の遺伝子から先祖返りを起こしやすい種族であり、親兄弟で姿が全く違うことも珍しくない。そのため、人間のように姿形で区別することが理解できない。
サメの魚人は歯が生え変わるやタコの魚人は体が軟体など魚の特性を持つ。手には水掻きがありまれに背中に背鰭を持つ魚人もいる。
一般的に性格は荒々しく、魚を支配しようとする傾向がある。生まれながらにして人間の十倍の腕力を有し、その他の身体能力も人間を遥かに上回る。
戦闘では、水中戦で真価を発揮する特有の武術「魚人空手」「魚人柔術」を使用する者もいる。しかし、その数は能力の高さに反比例して人間より遥かに少ない。
血液型さえ一致すれば人間と献血も出来る。人魚と違って肉と魚も食べる。魚類ではないタコやイカなどの魚人も存在する。通常の人間より背の高い魚人もいる。
魚の特徴を持ってはいるが卵生ではなく胎生で、人間との交配も可能な哺乳類である。
人間に加え魚の能力を持つことから、自らを人間の進化系とみなし、人間を下等種族と見下す者もいる。


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最終更新:2019年11月11日 23:36