問題
問題 30 リハビリテーションについて適切なものはどれか。3 つ選べ。
1. 多職種が連携して行う。
2. 高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。
3. 運動に伴って低血糖発作が起こることがある。
4. 急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。
5. 回復が見込めない要介護高齢者に対しては、実施しない。
2. 高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。
3. 運動に伴って低血糖発作が起こることがある。
4. 急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。
5. 回復が見込めない要介護高齢者に対しては、実施しない。
解説
これも、問題としては難しくないと思います。
「リハビリテーション前置主義」という用語があります。医療保険におけるリハビリテーション医療を集中的に行って十分に改善してから、介護保険による介護を提供しようという意味です。また、介護保険の利用に際しても、要介護度を改善もしくは維持するために必要なリハビリテーション医療サービスは、他のサービスに優先して利用できることになります。
介護支援専門員の基本テキストでは、リハビリテーションには、予防的リハビリテーション、治療的リハビリテーション(急性期・回復期)、維持的リハビリテーションに分けられる、と説明されていますが、じつはこれに加えて終末期リハビリテーションもあります。選択肢 5 は、維持的リハビリテーションと終末期リハビリテーションの観点から間違いとなります。