問題
問題 37 感染症路感染経路の組み合わせについて、より適切なものはどれか。3 つ選べ。
1. 季節性インフルエンザ -- 飛沫感染
2. 腸管出血性大腸菌感染症 -- 接触感染
3. 結核 -- 空気感染
4. 疥癬 -- 飛沫感染
5. MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) 感染症 -- 空気感染
2. 腸管出血性大腸菌感染症 -- 接触感染
3. 結核 -- 空気感染
4. 疥癬 -- 飛沫感染
5. MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) 感染症 -- 空気感染
解説
腸管出血性大腸菌は、大腸菌のうち下痢などの症状を起こすもので、代表的なものに O-157 があります。感染は、飲食物を介した経口感染です。
結核菌は、人が「咳」をすることで空気中に撒き散らされ、空中でふわふわ浮いているのを他の人が吸い込むことによって感染します。空気感染とも飛沫核感染とも言います。
疥癬は、介護の現場にいれば耳にしたり見たこともあることでしょう。これはヒゼンダニという小さなダニが皮膚に棲みついて発症します。ダニですので、人と人との接触や、接触していなくても寝具・衣類などから感染することもあります。
MRSA (マーザと読む) は、多剤耐性を持った菌の代表格です。つまり、抗生物質が効かない耐性を獲得した菌です。感染経路は接触感染や飛沫感染です。