その他幕間その15

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dangerousss3

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復讐者の誓い その7

裏トーナメント準決勝前日

都内某所地下
そこには四人の男女が居た


「ぅあっ……!…んぐぅっ…」

薄暗い地下室に女性の悲痛なうめき声が響き渡る
女性は両手に手枷を嵌められ天井に吊られている

「…ぃぁっ…ぃ……んんっ…いぅっ…!……ふぁぐっ…」

女性の身体には至るところにみみず腫れが浮かび上がっており
且つ様々な箇所にカラフルな押しピンが突き刺さっている。

そして先程から翅津里淀輝が通電を行う度に女性は
口に宛がわれた布を噛みしめながら僅かに悲鳴を漏らしている

翅津里淀輝は拷問を恍惚とした表情で行い
兎賀笈澄診はそれを嬉しそうにハンディカメラで撮影している
(他にも三台の固定カメラを設置している)

そして兎賀笈穢璃は翅津里淀輝の拷問を真剣な眼差しで見つめる


「えーと次は………生爪剥ぎか」

翅津里淀輝は拷問の手を一度休めメモを取り出し眺める
その内容は今日この女性に対して行う拷問のメニューが書かれている。


「…しかし、本当にここまでやっちゃって大丈夫ですかね?」


翅津里淀輝は兎賀笈穢璃の方を向き
はにかみながらぎこちなく問う。

今回の拷問における翅津里淀輝の様子はいつもと大分違う
いつも以上に嬉々としていながらもどことなくよそよそしく
何かを心配している様子である。


それにはいくつかの理由がある

普段の拷問のメニューは兎賀笈澄診が大まかな内容を事前に決め
そこに翅津里淀輝が口を挟んで準備をし
実際に拷問する際に更に二人のノリによって内容が変わったりする

しかし今回のメニューを決めたのは兎賀笈澄診でも翅津里淀輝でもなく
兎賀笈穢璃が全て一人で決めたのだ。


そして、今回の拷問の相手はいつものような
凶悪魔人犯罪者の賞金首ではなく罪なき者なのだ

そう、これはいわば彼らにとって一線を越えるための儀式と言っても良かった


「……大丈夫よ…むしろまだ生ぬるいくらいね…
私達が味わった地獄もこんなものじゃなかったでしょう…?」

兎賀笈穢璃はニッと笑顔を作りながら答えた