マムルークPixivファンタジアⅤ

 ザイランス帝国はロマルの部隊。
 ロマル・マムルーク隊。


 エデリオン戦役においてカリンディが率いた部隊。
 月下平原の会戦でカリンディが消息を絶った後は登場しなかったが、
 最終決戦となった三帝決戦で再び参戦している。

 ■
 語源はアラビア語のmamlūk

 マムルークは元々「男性奴隷」を意味するアラビア語。
 後にイスラム世界における奴隷出身の軍人を指すようになった。

 遊牧民のような生来騎乗に慣れている奴隷は騎兵、弓騎兵として優秀であり、
 マムルークはその戦闘力でイスラム世界における軍事力の要となっていった。
 やがて力をつけた彼らはアイユーブ朝を滅ぼしマムルーク朝を打ち立て
 同時期にシリアへ侵攻してきていたモンゴル帝国軍を破り磐石の政権を築いた。
 しかし内紛、疫病、交易路の変遷など長年にわたる諸問題により衰退した後、
 火器を有するオスマントルコ帝国によってマムルーク朝は滅ぼされた。

 その後もオスマントルコ帝国内で力をつけ影響力を保持するも、
 ナポレオンのエジプト遠征と、その後の混沌とした状況の中、
 最後の有力なマムルーク勢の全滅により、マムルーク制は崩壊した。


 (もしかして⇒『マルズーク』)




.
最終更新:2013年12月12日 20:16