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(19)
正面には、あたし達牝犬を陵辱するための舞台装置が完成していた。
それは、罪人を鞭打ちの刑に処す時に使う、丸太の枠組みだった。4本の丸太が石の台と添え木を用いて立てられ、上部で横木によって連結されていた。どうやら急遽作ったものではなく、処刑場から持って来た本物の様だった。
あたし達は、罪人の処刑台に繋がれて犯されるのだ。
あたしは興奮に体が震えた。
宴会場の皆も、正面に据えられたものの正体に気付いた。興奮が波の様に会場内でうねった。
正面まで来ると、ダナはあたし達の首輪から鎖をはずした。あたし達は、自分で処刑台まで這って行き、丸太の間に行儀良く並んで跪いた。
兵士様達が数人やって来て、あたし達の手枷の鎖を外し、両手をそれぞれ両側の丸太に括りつけた。
罪人が鞭打ちの刑を受ける時の格好だった。刑罰としての鞭打ちは、見せしめの意味もあって公開で行われる。あたしも、何度か立ち会ったことがあった。
いま、固唾を呑んで見つめる会場の人達の目には、あたし達姉妹はその時の罪人と同じように、いままでの罪を償うために処刑台に繋がれて陵辱を待っていると写っているのだろう。
だが、あたしにとって、待っているのは刑罰ではない。至福の恵みだった。心の底からそう思えた。
エル様があたし達の前に立って、会場に向かって恭しく一礼した。割れんばかりの拍手と歓声が上がった。
「いかがでございましょう。罪人の処刑台に繋がれた姫君達は。偽りの支配で皆様を騙した牝犬どもには相応しい初夜のベッドではないでしょうか」
エル様の言葉に賛同の拍手が沸き起こった。
「それではこれから牝犬どもを・・・はい?」
エル様が話しているところへ、プラール副司祭が手を上げて前に進み出た。
「ああ、申し訳ない・・・・・。実は一つ提案があるのだが」
「何でしょう、宰相様?」
エル様は微笑んだ。
「せっかく処刑台に縛り付けたことだし、この牝犬どもに、いままでの罪に対する罰として鞭打ちを与えてはどうかと思うのだが、どうだろうか」
「まあ、それはごもっともなご提案ですわ。
皆様、いかがでございましょう、宰相様のご提案通り、牝犬どもに鞭打ちをくれてやってよろしいでしょうか?」
うおおん。
熱狂的な歓声と拍手で、この提案は受け入れられた。
あたし達は、30発の鞭打ちの刑を受けることになった。
アリスの後ろにはプラール宰相が、あたしの後ろにはその息子の神官プロス様が、ヨークの後ろにはテイラー監督長様が立った。それぞれ、手に司祭が使う懲罰鞭を持っていた。
以前のあたしにとって、その存在さえ忘れてしまいたい相手であったプロス様は、相変わらず線が細く神経質そうで、それでいて尊大なお方だった。
「あの時も、こうしてお前を鞭打ったなあ、アニス。淫らな牝犬め。
あの時は純情ぶって僕の情けを拒んでくれたな。
たっぷりとその時の罰をくれてやるぞ」
プロス様は鞭の先であたしのお尻や、胸をつつき回しながらそう言った。あたしは、心から贖罪を求めて答えた。
「はい、プロス様。あの時のことは、本当に申し訳ありませんでした。
アニスも、あの時プロス様のお情けをいただかなかったことを深く後悔しています。
どうかご存分に罰をお与えください。
これからは、城の性奴隷として、精一杯ご奉仕させていただきます。プロス様、どうか今夜は、アニスをいっぱい犯してください」
あたしの答えに、プロス様はふん、といって満足そうに笑った。
隣ではアリスが、プラール様にいままでの生意気な態度を咎められて詫びていた。
反対側では、ヨークがテイラー様に覗き見を咎められていた。
あたし達は、口々に、卑しい牝犬に罰をお与えください、と言った。自分からお尻を突き出して、鞭打ってくださいとせがんだ。
そして、望み通りあたし達に鞭が与えられた。
ぱあんっ
「ああっ」「あうっ」「ひいっ」
司祭の懲罰鞭は処刑用のものに比べれば、はるかに痛みも少ないし、後も全く残らない。それでも、鞭打たれればやはり痛かった。あたし達は悲鳴を上げてのけぞった。
30発の鞭打ちを、あたし達は1発ずつ大きな声で数えさせられた。何度も、隣よりも声が小さいと数え直しを命じられた。会場の大声に声が消されたといって、数え直しをさせられた。
皆、野次を飛ばしたりしながら、楽しそうにあたし達が鞭打たれるのを見物していた。中には側の女のお尻を叩き出す殿方もいた。
あたしは、鞭打ちを受けながら、意外に冷静だった。獣の様に丸太に繋がれ、罪人の様に鞭打たれているというのに、惨めさをほとんど感じなかった。
むしろ、鞭打ちの痛みを、ちゃんと痛みとして感じていることに、奇妙な安心感を覚えていた。
(痛みは、やっぱり痛みなのね・・・快感にはならないんだ・・・)
とはいえ、衆目の中で打たれ、痛みに耐えることの喜びは確かにあった。
結局何発打たれたのかは良く分からない。50発以上なのは確かだった。
お尻が、焼け付く様に熱くなっていた。
鞭打ちが終わると、あたし達はそれぞれの処刑吏に有り難うございました、とお礼を言った。
会場から、拍手が沸いた。
いよいよ、あたし達の処女喪失の時がやって来た。
あたしのお尻は、欲情にますます熱くなった。
(20)
プラール宰相達が下がると、アベル大王様が立ち上がって、あたし達の方にやって来た。そして、アリスの前に立つと、額を撫ぜた。
アベル大王様の顔に、微笑みが浮かんだ。
あたしには、アベル大王様がアリスの心を点検したのだと分かった。
アベル大王様は、屈みこむとアリスの胸や股間に手を伸ばし、弄りまわした。
エル様があたし達の前に出て、説明を始めた。
「只今、アベル大王様が牝犬どもの点検をなさっておいでです。
それがすみましたら、牝犬どもに、目隠しをいたします。
この城全体の性玩具である牝犬どもには、自分の処女膜を破ったのがどなたのおちんぽであるかなどということは無意味なことでございます。
そこで目隠しをして、どなたに貫かれたのか分からなくしてやろうという趣向でございます」
誰かが大声で良いぞ、と叫び、賛同の拍手と歓声が起こった。
「ですから、皆様もこの牝犬どもに、どなたが一番最初かについては今後永久に、決して教えない様にお願いいたします」
エル様の説明が続く中、アベル大王様があたしの前に来て、あたしの額に触れ
た。
(ほう)
アベル大王様の声が、あたしの頭の中に直接響いて来た。何かに感心したような響きがあった。
(ウインガルト公家の娘には、特別な素質がある様だな。アニスよ、お前はなかなかできの良い牝犬に仕上がりつつあるぞ)
(有り難うございます、アベル大王様。光栄です)
あたしはにっこり笑って、心の中でお礼を言った。アベル大王様は、あたしの身体を弄りまわし始めた。
(アニスよ、何か望みはあるか。胸のこと以外でだ。
その願いは既に聞き届けた)
やはり胸を大きくしてもらえると分かって、あたしは嬉しくなった。これで全身で殿方を喜ばせることの出来る牝犬になることが出来ると思った。
(いいえ、アベル大王様。特に別の望みはありません)
あたしがそう答えると、アベル大王様が笑ったような感覚があった。
(ではそれがお前の望みなのだな、アニス?
全身で肉の快楽に奉仕するための身体を持ち、理性もプライドも一片残さず失った獣に、生きた性器となることがお前の望みなのだな)
「ああっ!」
あたしは、言葉にされた自分の真の望みの浅ましさに、思わず肉声を上げてしまった。
アベル大王様に指摘されるまで、あたしはそれは自分の運命であると思い込んでいた。でもそうではなかった。アベル大王様に願って自分の心を変えることができると知っても、あたしはもう他のものになりたくないと感じていた。
それはあたしの望みだったのだ。生きた性器となることは、あたしの望みだったのだ。あたしは、アベル大王様のおかげで、それをはっきりと自覚した。
(はい・・・アベル大王様。
アニスは、殿方の快楽にご奉仕するために生まれて来ました。どうかあたしの身体を、殿方の性玩具に相応しい淫らな身体に改造してください。そして、あたしの心をプライドも理性もかけらも無い、獣の心に変えてください。あたしを、人の形をした、生きたまんこにしてください。お願いします)
あたしは、 アベル大王様に身体を弄られながら、 自分の望みを言葉にした。
(よろしい)
アベル大王様は一つ肯くと、あたしから離れてヨークの前へ行った。
あたしは、自分の意志で自分を究極の慰み物へと落したことに、ぞくぞくする興奮を感じていた。今でもほとんど残っていないだろう理性が、完全に無くなった時、あたしはどんな生き物になっているのだろう。それを想像することは、死んだ後のことを想像することが難しいのと同様に、今のあたしには難しかった。だが、それはすぐに分かることだった。
ふと胸を見ると、まだ大きくなってはいなかった。
アベル大王様のお言葉に間違いなど有り得ないから、いずれ大きくなることを、あたしは疑わなかった。
「・・・牝犬達は、ウインガルト城の全員に犯していただくことになるのです」
エル様は、そう言って口上を終えた。
アベル大王様もヨークの点検を終えて、玉座に戻っていった。
うおおん。
拍手喝采が響く中、あたし達に目隠しが付けられた。
あたしは、膝を伸ばし、足を広げて、お尻をぐいっ、と突き出した。
そして、その瞬間を待った。
(21)
会場が、ひときわ大きくどよめいた。
くる。
そう思った時には、腰をつかまれていた。
そして、次の瞬間には身体の中心に鋭い痛みが走った。
「あぁうっ!」
あたしは、痛みに悲鳴を上げた。
「ああぁっ」」
「ぎゃぁぁぁぁっ!」
アリスと、ヨークもそれぞれに叫んでいた。
処女喪失の瞬間をあんなに待ち焦がれていたのに、それ自体は起こってみればまるであっけないものだった。そう、この国の滅亡と同じように。それに、痛かった。あんなに濡れていたのに、本当に身体が引き裂かれるかのような破瓜の痛みだった。
でも、あたしは痛みと同時に、素晴らしい充実感を、天にも登るような喜びと開放感をも感じていた。
素敵なおちんぽを、おちんぽ様を、このアニスのまんこにとうとうお迎えできた。
あたしという生命の目的が、この瞬間に凝縮されているのだ。
あたしは、牝犬の鳴き声を上げて、会場の皆様に感謝と喜びを示した。
「まんこーっ!
まんこーっ!まんこーっ!
アニス、まんこーっ!」
会場から、どっと笑い声が起こり、拍手と歓声がそれに続いた。
見られている。
笑われている。
両手を腰の高さで左右の柱に縛り付けられ、足を開いて前屈みになった格好で処女だった性器を差し出し、おちんぽ様に貫かれているあたしを、見られている。
獣の様に繋がれて犯されているあたしを、笑われている。
「あはぁっ、嬉しいっ!
アニス、まんこぉーっ!」
叫びながら、あたしは自ら腰を使った。
動く度に貫かれている性器から痛みが走ったが、痛みの中から、何か不思議な感覚が芽生えてくるような気がしていた。
「おまんこーっ!」
「ま・・んこぉーっ!」
アリスと、ヨークも牝犬の叫び声を上げていたが、もはやあたしの耳には入ってこなかった。
目隠しをしているまぶたの裏に、また虹色のもやがかかって来た。
誰だか分からない、あたしを犯している殿方があたしにのしかかり、ぎゅっ、と乳房を揉んだ。
「ああぁぁぁっ!あぁぁうっ!」
揉まれた乳房からものすごい快感が電流の様に迸り、あたしは叫び声を上げてしまった。乳房の感度が何倍にも高まっている様だった。乳首を弄られると、まるでクリトリスを弄られているような刺激を感じた。
(うそっ、凄い、凄い!)
「あぁぁぁっ!ふぁぁぁっ!
くあああぁぁっ!」
クリトリスを摘ままれた。
更に信じられないほどの快感電流が全身を駆け巡った。あたしは早くも1回目の絶頂に達していた。
あたしの中のおちんぽ様は果てていず、そのままあたしを犯し続けた。
あたしは、快感に霞のかかったような頭でぼんやりと考えていた。
(ああ、あたしの、アニスの身体、どうなっちゃってるの。
すごく、いやらしくなってる。
アニスの身体、すごくいやらしいわ)
あたしの中で、おちんぽ様の動きが早くなった。
(ああっ、素敵・・・
痛いけど、気持ち良い・・・
アニスのまんこ、始めてなのに、感じてる。
当然だわ。アニスはまんこなんだもの)
「くっ、うおっ!」
あたしの背中で、殿方が声を発していた。
あたしはその声を聞いていたが、どなたの声かは分からなかった。というより、そんな事は考えなかった。
あたしは、アニスは、城の皆様に、アベル大王様に、処女を捧げたのだ。このおちんぽ様は、皆様の、そしてアベル大王様のおちんぽ様だ。アニスのご主人様の素晴らしいおちんぽ様だ。それでいいのだ。
ご主人様の動きがひときわ激しくなり、そして止まった。
びゅくっ!
「あはぁ・・・!」
どくっ、とくどくっ
痛みと、めくるめく快感が入り交じる中で、あたしは、あたしの中のおちんぽ様がびくびくと脈打ちながら射精するのを、素敵なザーメン様をアニスの子宮にたっぷりと注いでくださるのを、はっきりと感じていた。
(ああっ、凄い、凄い、凄いぃぃぃっ!)
身体がばらばらになるかのような快感だった。
あたしは、声の限りに叫んだ。叫びながら絶頂していた。
「まんこ嬉しいーっ!
アニス、まんこーっ!
まんこなのーっ!」
(22)は元々欠落しています。
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堕落姫乃眸.
最終更新:2008年02月06日 18:58