男女反転16話 - みんなで無念まとめ wiki

世界を制するということ　～全盛期のイチ伝説～

「ゲーム、ねぇ」

　世界的な女野球選手、鈴木イチはここにいた。
　いや、まず謝っておこう。日本代表が勝ってテンションが上がったんだ。
　後悔も反省もするつもりはない。

「とりあえず支給品の確認をしておかないと」

　そういって彼女は自分のデイパックを探る。
　出てくるものは彼女にとって懐かしいもの。
　程よく使い古された金属性のバット。

「懐かしいわね、あの頃を思い出すわ」

　思いだすのは高校球児として、初めて女として甲子園に出た懐かしき思いでの日々。
　その後多くの女性野球選手の先駆けとして球場を駆け抜けたあの頃。

「ここでも野球ができるかしら……？いえ、野球をしましょう」

　野球は多くの人々の心を照らす。
　この危ないゲームに参加させられて怯えている人。
　このゲームに乗ってしまった人。
　そんな人を野球は救うことができる。
　それが女性野球選手『鈴木イチ』の出した結論だった。

「バットはあるし後は最低限ボールが必要ね
　打てなくてもキャッチボールで心同士が繋がるし野球の面白さを伝えることができるはず
　こんな馬鹿げたゲームなんかに乗ったりしたら駄目ね。どんなゲームでもやがてゲームセットするんだから」

　そして彼女は歩きだす。
　野球の面白さを伝え、心を繋げるために。
　このゲームを終わらせ、ゲームセット。その言葉にするために。　

「私は諦めないよ、どうなろうとも。
　私は”プロ”だから」

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【G-6　/一日目・深夜】
【鈴木イチ＠全盛期のイチロー伝説】
[状態]：健康
[装備]：金属バット＠ひぐらしのなくころに
[所持品]：支給品一色、不明支給品0～2
[思考]：野球をする
1：チームを作る
2：ボールが欲しい
3：ゲームを終わらせる
※女性なので通常の全盛期のイチローより若干劣ります
※でもどう考えても超人としか思えない身体能力の持ち主です。

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