光の黄金櫃(遊戯王OCG)

登録日:2025/07/11 (金) 02:13:14
更新日:2025/07/13 Sun 19:35:36
所要時間:約 17 分で読めます







​​​​《(ひかり)黄金櫃(おうごんひつ)とは、遊戯王OCGに存在するカードのひとつ。
登場は第12期パックの「LEGACY OF DESTRUCTION」。
詳細は後述するが、本項目では関連カードおよびデッキとしての【光の黄金櫃】についても解説する。


概要


(ひかり)黄金櫃(おうごんひつ)
永続魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは魔法&罠ゾーンに存在する限り、モンスターの効果では破壊されない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
「光の黄金櫃」を除く、「光の黄金櫃」のカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
(3):相手が墓地からモンスターを特殊召喚した場合、手札から魔法カード1枚を捨て、その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送る。

(2)の効果にモロに書いてあるが、「「光の黄金櫃」のカード名が記されたカード」、つまり関連カードと抱き合わせにしての採用が前提となるカード。
立ち位置としては過去のカードでいうところの勇者トークン《シュトロームベルクの金の城》《ブラック・マジシャン》とかと同じ、特定のカードつながりのカードで盤面を固めるデザイナーズデッキの中核といったポジションにあたる。

関連カードを見れば一目瞭然だが、元ネタは原作漫画『遊☆戯☆王』の主人公・武藤遊戯(表遊戯)が使用したカードで、
本シリーズのカードはそれらをひとつのデッキとして使えるようにリメイクしたもの。
これ自体も《封印の黄金櫃》のリメイクカードである。

表遊戯が「闘いの儀」で使用したラインナップが主要なモチーフであり、一見なんの脈絡もなさそうな(3)の効果は(詳細な説明は省くが)クライマックスのとある出来事が元となっている。


関連カード

最上級モンスター

  • 《破壊竜ガンドラ(ギアス)
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの攻撃力は、除外状態のカードの数×300アップする。
(3):LPを半分払って発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊し除外する。
その後、デッキから「光の黄金櫃」のカード名が記されたレベル7以下のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは、この効果で破壊したカードの数だけ上がる。

このデッキのエースアタッカーで、《破壊竜ガンドラ》のリメイク。
《光の黄金櫃》が存在すれば手札から特殊召喚でき、除外状態のカードの数×300で攻撃力が上昇する自己強化効果を持つ。

最も強力なのは3番目の効果で、ライフを半分払うことでフィールドの他のカードを全て破壊・除外し、さらにレベル7以下の関連モンスターを特殊召喚できる。
特殊召喚したモンスターのレベルは破壊したカードの数だけ上昇するため、シンクロ召喚やエクシーズ召喚の素材としても優秀である。
元々のステータスは0だが、それ故にサーチ・リクルートの手段は多く、除外状態のカードが増えることで実戦では高い攻撃力を得やすい。裏側で除外されたカードや相手の除外状態のカードも含むため、デュエルを進めていけば自然と強化される。

ちなみにこのカードの「破壊し除外する」は「破壊に成功したならさらに除外する」の意であり、破壊されなければ除外されることもない。
モンスターの効果で破壊されない《光の黄金櫃》は巻き込まれることなく場に残るのでご安心を。他の仲間たちは容赦なく粉砕されるけど


  • 《黒き魔術師-ブラック・マジシャン》
効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「光の黄金櫃」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「ブラック・マジシャン」として扱う。
(3):このカードが効果で破壊された場合、フィールドにレベル5以上のモンスターが存在していれば発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキから「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。

言うまでもないが《ブラック・マジシャン》のリメイク。
《光の黄金櫃》が存在すれば手札から特殊召喚でき、相手フィールドでも条件を満たすためミラーマッチでも機能する点が特徴。

このデッキで採用する場合の関連カードとしては《黒魔術のバリア -ミラーフォース-》が挙げられるが、それ以外のブラック・マジシャン関連カードは【ブラック・マジシャン】に寄せた構築にしないと腐るリスクが上がる。
採用したとて《黒き魔術師-ブラック・マジシャン》が出せないと腐るカードでもあるからである。

発動条件に関しては《破壊竜ガンドラG》との併用で能動的に満たせるが、逆に言えばそれ以外のケースでは使用しにくい。あまり特殊な効果を重視せず、単純に展開しやすいレベル7・攻撃力2500のモンスターと割り切って運用することも必要。
ぶっちゃけ抜かれることも多い
ちなみに《破壊竜ガンドラG》で破壊した場合、この《黒き魔術師-ブラック・マジシャン》は除外ゾーンから帰ってくる。
これは「破壊された場合」としか書かれていない関係上、破壊された後の行き先がどこであろうと発動条件を満たすため。


上級モンスター

  • 《デーモンの光来(こうらい)
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果の発動時に自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在しなかった場合、この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃できない。
(3):自分フィールドの他のモンスターの攻撃力は、自分ターンの間500アップする。

「ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4」で追加された《デーモンの召喚》のリメイク。
「超越」やら「降臨」やらという名前で何度かリメイクされている他の「デーモン」同様、「味方全体にかかる攻撃力バフ」を持つ。

他の関連モンスターと異なり特殊召喚ではなくリリースなしでの召喚となるため、召喚権が必要となる。このデッキでの召喚権は初動札の《トリコロール・ガジェット》に使用したいケースが多く、あちらが手札にない場合のサブプランという位置付けになる。

場に出すとモンスターをパクる効果は汎用性が高く、その後の使い道もいろいろある。
《光の黄金櫃》がない場合のデメリットも「攻撃できない」だけ、というごくごく軽微なものなので、【光の黄金櫃】から抜いて《暗黒界の鬼神 ケルト》や《魔界特派員デスキャスター》等で場に出すのもあり。

なお、《デーモンの来》という名前で見た目もキンキラキンだが、属性は闇のまま。
うっかりデモンスミスの素材にしてしまわないよう気を付けたい。


  • 《魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール》
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードのカード名は「ブラック・マジシャン・ガール」として扱う。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「光の黄金櫃」1枚を手札に加える。
(3):このカードの攻撃力は、「光の黄金櫃」のカード名が記されたお互いの墓地のモンスターの数×300アップする。

ブラマジガールのリメイクで、「LEGACY OF DESTRUCTION」ではなく、後発のパック「ALLIANCE INSIGHT」で追加された新規組。
手札コスト1枚さえ払えば召喚権を使うことなく出せ、出したときにキーカードである《光の黄金櫃》を引いてこれる。
つまり、《光の黄金櫃》につながるこのカードそのものがキーカードとも呼べる重要なカードであり、フル投入推奨。
彼女の登場以前の【光の黄金櫃】はもうひとつのキーカードである《トリコロール・ガジェット》でのサーチを無効にされるとその瞬間に沈む脆さがあったため、登場とともに安定性がぐんと上がった。

後半の効果はカウント対象が変わった以外は原典のガールから据え置き。
墓地リソースを得た状態では3番目の効果で大きく自己強化できるが、除外を伴う《破壊竜ガンドラG》とは多少噛み合わない点は注意が必要。

余談だが、《ブラック・マジシャン》と《ブラック・マジシャン・ガール》は闇遊戯のカードであり、「闘いの儀」には参加したものの表遊戯には使われていない。
この二人が相手(=他人)のカードを含めてカウントするのは、その辺の事情を汲んでのものなのだろう。


下級モンスター

  • 《サイレント・マジシャン・ゼロ》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がドローした場合に発動する。
ドローした枚数分だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードのレベルが元々のレベルより高い場合、その差分×500だけこのカードの攻撃力はアップする。
(3):自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在し、相手が魔法カードの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、このカードのレベルを1つ上げる。

このデッキの制圧要員その1。リメイク元はもちろんサイレント・マジシャン
効果は簡潔にまとめると「ターン経過数に応じて攻撃力が上がる」「魔法無効」の2つ。
ただ、注意点として魔法無効のほうは《光の黄金櫃》の存在が必須。

元々のステータスは低いが、ターンが進む毎に、あるいは自身のパーミッション効果を使う毎にレベルと攻撃力が上昇する。
相手にドローさせる効果とコンボできないではないが、同じ関連カードに《未来への沈黙》があるので素直にそれと組ませるのが吉。
維持できれば強力な制圧力となるが、除去に対する耐性は限定的。


  • 《サイレント・ソードマン・ゼロ》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1000/守1000
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに発動する。
このカードのレベルを1つ上げる。
(2):このカードのレベルが元々のレベルより高い場合、その差分×500だけこのカードの攻撃力はアップする。
(3):自分フィールドの、「光の黄金櫃」またはそのカード名が記されたモンスターを対象とする効果を相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、このカードのレベルを1つ上げる。

このデッキの制圧要員その2。リメイク元はサイマジ共々表遊戯を長く支えたサイレント・ソードマン
おおまかな性能は上述のサイマジゼロと同じだが、「対象にとられたときに無効」「レベルアップがスタンバイフェイズ」の部分が異なる。

《光の黄金櫃》が存在すれば関連モンスターを対象とする効果の発動を無効にできる。上記のサイレント・マジシャン・ゼロに比べるとモンスター効果と罠カードにも対応する代わりに、カウンターできる範囲が限定されており、守り専門の効果となっている。

パーミッション(コントロール)よりは防御と牽制の面が強く、レベル上昇とステータス強化も地道になりやすい。特定の効果とコンボしてレベルを上げる手段は限定されており、強化は時間をかけて行う必要がある。

一応「サイレント・ソードマン」でもあるので、あちらのサポートカードも適応範囲内。
《沈黙の剣》で完全耐性を付与できる。


  • 《トリコロール・ガジェット》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1300/守1100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「光の黄金櫃」またはそのカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「隠し砦 ストロング・ホールド」1枚を自分フィールドにセットする。

遊戯王OCG黎明期の花形三色ガジェットのリメイク。
「トリコロール」は「三色」を意味するフランス語。イラストには三色ガジェットが全員写っているので「三人でまとまりました」ということなのだろう。

サーチの代名詞(?)ガジェットということで、効果は《光の黄金櫃》関連カードのサーチ。
【光の黄金櫃】は読んで字のごとく《光の黄金櫃》がないと碌に動かないデッキなので、それを手元に呼び出せるこいつはフル投入推奨のキーカード。
モンスターは直接引けないが、
トリコロール⇒黄金櫃⇒モンスター、またはトリコロール⇒仲間の絆or未来への沈黙⇒モンスター
の順で呼ぶことで引っ張ってこれる。

後半の効果も実質サーチで、倒されても次につながる。
効果破壊や戦闘破壊に対するリカバリーのみならず、自分の効果破壊ともコンボでき、《破壊竜ガンドラG》の全体除去と相性が良い。

下級モンスターの中では最も優先度が高く、このデッキにおいて召喚権を消費する筆頭候補。


  • 《マシマシュマロン》
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻 300/守 500
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに、自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在する限り、このカードは戦闘では破壊されず、相手モンスターは他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(3):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを除く、自分の手札・デッキ・墓地・除外状態の「マシマシュマロン」1体を特殊召喚し、相手に1000ダメージを与える。

《マシュマロン》のリメイク。
端的に役割を言うと「相手ターンに急に出てくる壁」。
戦闘に強い効果と効果破壊をトリガーとする効果を持ち、基本的には壁として、あるいは全体除去にチェーンして相手の思惑を狂わせる役割を担う。

3番目の効果はバーン狙いで《破壊竜ガンドラG》等の自分の効果破壊ともコンボできるが、同名カードが求められるためややデッキを圧迫する点は意識する必要あり。


魔法カード

  • 《仲間の絆》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「光の黄金櫃」及びそのカード名が記されたモンスターが存在する場合に発動できる。
「光の黄金櫃」のカード名が記されたレベル4以下のモンスターを手札・デッキから2体まで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

《同胞の絆》のリメイク。
効果は《光の黄金櫃》関係のモンスター2体リクルートに置き換わり、原典にあった制約は「EXから出せない」とやや緩和。
相対的に扱いやすくなっている。特に、【光の黄金櫃】は基本EXを使わないので困ることもない。

問題になるのはむしろ「《光の黄金櫃》とその関連モンスターの両方がフィールドに必要」という発動条件のほう。
2枚揃えて最低限の盤面を整えないと使うことすらできないので腐るリスクもでかい。

基本は《トリコロール・ガジェット》でサーチしつつ発動条件の半分を満たし、「サイレント」2種をリクルートして妨害を構える用途で使う。


  • 《未来への沈黙》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「光の黄金櫃」のカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。
自分フィールドに「光の黄金櫃」及びそのカード名が記されたモンスターが存在する状態で、このカードを自分・相手のバトルフェイズに発動した場合、さらにお互いはそれぞれ手札が6枚になるようにドローする。

《光の黄金櫃》の関連モンスターをサーチできる速攻魔法。実は《天よりの宝札》のリメイク(?)でもある。
貴重なサーチャーであり、関連カードの中でも重要性は高い。筆頭候補は《魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール》と《トリコロール・ガジェット》。
発動条件を満たした場合、お互いに6枚になるようにドローする効果があり、《サイレント・マジシャン・ゼロ》とのコンボに繋がる……が、無理に狙う必要はない。

ただ、バトルフェイズ中に条件を揃えて発動した場合、6枚ドローは強制適用というシャレにならない落とし穴がある。
扱い慣れてないと墓穴を掘る羽目になるのでタイミングはよく気を付けたい。


  • 《時の沈黙-ターン・サイレンス》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを3つ上げる。
自分フィールドに「光の黄金櫃」及びそのカード名が記されたモンスターが存在する状態で、相手モンスターの効果の発動にチェーンしてこのカードを発動した場合、その相手の効果を無効にする。
(2):「光の黄金櫃」のカード名が記された自分のモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
そのバトルフェイズを終了する。

《光の黄金櫃》の関連モンスターのレベルを3つ上げる速攻魔法。
時の飛躍(ターンジャンプ)》及び《時の飛躍-ターン・ジャンプ》のリメイク。前者は漫画、後者はアニメで使用された未OCG化カード。レベル上げの筆頭候補はサイマジとサイソー。
「サイレント」2種とのコンバットトリックとしての運用がメインで、条件を満たした上で相手のモンスター効果の発動にチェーンすれば無効化もされる。
《光の黄金櫃》関連カードの中でもとくに重要度が高いので、可能なら複数枚積んでおきたい。

2番目の墓地効果は関連モンスターの戦闘破壊を回避するのに役立ち、バトルフェイズそのものを終わらせるので後続の攻撃まで防げる点が優秀である。


罠カード

  • 《隠し砦 ストロング・ホールド》
永続罠
(1):このカードは発動後、以下の効果を持つ効果モンスター(機械族・地・星4・攻0/守2000)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしても扱う)。
●このカードの攻撃力は、自分フィールドの、「光の黄金櫃」及びそのカード名が記されたモンスターの数×1000アップする。
●1ターンに1度、自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在する場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
そのモンスターを破壊する。

三色ガジェットが搭乗する《機動砦 ストロング・ホールド》もまさかのリメイク。
効果がどちらも《光の黄金櫃》前提なので、実質【光の黄金櫃】専用。

元々の攻撃力0の罠モンスターだが、《光の黄金櫃》の関連カードの数×1000の自己強化により実際の運用ではアタッカーにしやすい。《破壊竜ガンドラG》で除去できない耐性持ちの大型モンスターに対しては、こちらの打点を大幅に上げた上で戦闘破壊での突破を狙うのが1つの手となる。

2つ目の除去効果は相手にも見えている都合上、攻撃を躊躇させる牽制と割り切るべし。


  • 《黒魔術のバリア -ミラーフォース-》
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、またはフィールドのモンスターを破壊する相手モンスターの効果が発動した時、「光の黄金櫃」のカード名が記されたモンスターが自分フィールドに存在していれば発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合、さらに破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。
このカードの発動後、このターン中、「光の黄金櫃」のカード名が記された自分フィールドのモンスターはそれぞれ1度だけ戦闘・効果では破壊されない。

《聖なるバリア −ミラーフォース−》のリメイク。
《光の黄金櫃》に加えて《ブラック・マジシャン》のカード名も記されているため、関連カードの中でもサーチ手段が一際多く、やろうと思えば【ブラック・マジシャン】側に出張させることも可。
《光の黄金櫃》そのものはいらないが、《光の黄金櫃》を記したモンスター、つまり《黒き魔術師-ブラック・マジシャン》との抱き合わせ採用が半ば必須となることには注意。

効果は効果破壊にも対応&バーンつきのミラフォ、といった感じ。
使用できれば全体除去と耐性付与で戦況を一変させ得るが、相手もそれを見越して事前の除去を狙ってくる可能性が高いため、過信は禁物。実際に使用するよりは相手の攻撃宣言と効果破壊を躊躇させる牽制の役割となることが多い。



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最終更新:2025年07月13日 19:35