――とある式場。
あなたはリヴァー・ザ・ジューンブライドと激しい戦闘を繰り広げていた。
「さぁっ、熱いキスを――」
「――ちょっと待った!」
突如、轟音と共にドアが吹き飛ぶ。
「ふぅ。一度やってみたかったんですよねぇ」
式場の扉を撃ち破って現れたのは、角の生えた赤毛の女性。
「……英語圏でできちゃった婚が何と呼ばれてるか、ご存知ですか?」
「な、何よアンタ! 邪魔を――」
最後まで言う事はできず、リヴァーは爆音と共に吹き飛んだ。
赤毛の女性の構えたショットガンから、煙が上がる。
「時間切れ。正解は“ショットガン・マリッジ”でした。」
そして女性は活動を停止したリヴァーを尻目に、あなたの方に向き直る。
「……というワケで、ご機嫌麗しゅう。ヴァーミリオンと申します」
そして恭しくお辞儀をすると、強引に握手。
「これからよろしくお願いしますね、マスター?」
怒涛の展開に、あなたはとりあえず首を傾げた。
最終更新:2016年07月25日 22:40