ギリシャ神話で、イカリオスという名称は何通りかある。
系譜
解説
- 別名イーカリオス。
- テュンダレオスと共に、ヒッポコオンにスパルタを追われた。ヒッポコオンがヘラクレスに殺されると、テュンダレオスはスパルタの王になり、彼もスパルタに戻ったという。一説には、イカリオスは亡命先に留まり、ペリボイアと結婚して、ペネロペとイプティメという二人の娘と5人の息子を生んだという。
イカリオス(Icarius)はイカリアの領主である。彼はデュオニュソスから最初に酒の作り方を教わった人間である。彼は羊飼座となった。
系譜
- 娘はエリゴネ。
解説
- 別名イーカリオス。
エピソード
デュオニュソスから醸造を教わる 彼はアッティカ地方のイカリアの領主であった。彼はデュオニュソスを崇拝しており、デュオニュソスから酒の作り方を教わった。彼は羊飼いたちに酒を与えたが、彼らは酔うと毒を飲まされたと思いイカリオスを殺した。彼の娘エリゴネと愛犬マレア(メーラ)は彼の死体を見つけた。エリゴネは父の墓の上で首を吊った。デュオニュソスは怒り、アテナイに疫病をはやらせ、未婚の女全てを狂わせ自殺させた。イカリオスは羊飼座となった。エリゴネは乙女座に、マレアはこいぬ座になったという。