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何して遊ぼう? 前編
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ストーリー
| 暑い~…… 風があるから街よりはマシだけど 全然快適じゃないなぁ | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 早く水浴びして涼んで、 木陰でお昼寝しよっと…… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| って、あれ? あそこにいるのは―― | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| やっぱり! 【プレイヤー】達も 海に来てたんだ~ | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| あっ、チュリンさん! こんにちは! 海水浴に来られたんですか? | |
| ルピコ | |
| うん、そうだよ みんな冷房目当てで図書館に 来るから静かにお昼寝できなくて | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| だからせっかくだし、 海で水浴びして遊んでから お昼寝しようって考えてたんだ~ | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 【プレイヤー】達も ボクと同じで海水浴に来たの? それとも何か他の用事? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 私は仕事で来たんだ | |
| ダピコ | |
| 夏の期間、 海の家でレンタルデュエリストの バイトを募集していてな | |
| ダピコ | |
| 給料も他のバイトより割高だし、 海辺での仕事も夏らしくて いいと思って引き受けたんだ | |
| ダピコ | |
| 私はダピコお姉ちゃんのバイトが 終わったら、一緒にお出かけする 予定をしてたんです | |
| ルピコ | |
| なので、終わりの時間になるまで 海の家で休んだり、海を散歩 したりしてたんですけど…… | |
| ルピコ | |
| バイト先の海の家に、 偶然【プレイヤー】が デュエルをしに来てな | |
| ダピコ | |
| せっかくだし三人で遊ぶか! ……って話になったんだ | |
| ダピコ | |
| へえ~! いいな~、楽しそう! ボクも混ざっていい? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| えっ、もちろんいいですけど、 水浴びやお昼寝はしなくて 大丈夫なんですか? | |
| ルピコ | |
| お昼寝はいつでもできるし、 水浴びも暑いからやりたいだけで しなきゃいけない訳じゃないし | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| それよりもルピコやダピコ、 【プレイヤー】と 遊ぶ方が楽しそうだもん! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 私は構わんぞ? 【プレイヤー】と ルピコはどうだ? | |
| ダピコ | |
| 私は大歓迎です! 【プレイヤー】さんも 乗り気みたいですし! | |
| ルピコ | |
| やった~! じゃあ、何をしよっか? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 四人か……それなら、 これを使ってちょうどいい遊びが 出来そうだな | |
| ダピコ | |
| それって……スイカ? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| うむ 海の家の店主からいただいてな 後で食べようと思ったんだ | |
| ダピコ | |
| だが、せっかく四人なら、 二人ずつチームに分かれて スイカ割りをしても面白いだろ? | |
| ダピコ | |
| あ~、確かに楽しそう! いいね、やろうよ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| ならチーム決めはどうしますか? ジャンケンとかで決めます? | |
| ルピコ | |
| 【プレイヤー】さん? もしかしてデュエマで決める つもりなんですか? | |
| ルピコ | |
| 【プレイヤー】は 相変わらずだねー | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| でも、ボクもさっきの話を聞いて デュエマをしたかったんだよね! いいよ、それで決めようよ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| なら、一番勝ったやつが パートナーを指名する形にするか みんな、それで問題ないな? | |
| ダピコ | |
| うん、オッケ~! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| じゃあ……まずは 【プレイヤー】と 勝負だっ! | |
| 自然の守護者 チュリン |
勝利時
| うそっ、負けちゃった~! 結構自信あったんだけどなー…… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| でも、すごくいい勝負だったよ! おかげで日差しが涼しく感じる ぐらい熱くなったし! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 確かにデュエルに集中してると 他のことなんか 全然気にならなくなりますよね! | |
| ルピコ | |
| 心頭滅却すれば火もまた涼し ……といったところか 暑さを紛らわすにはアリかもな | |
| ダピコ | |
| さて……一位になった 【プレイヤー】は 誰とチームを組みたい? | |
| ダピコ | |
| え、ボク? もちろんいいよ、よろしくね! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| なら私とルピコがペアか 二人で勝つぞ | |
| ダピコ | |
| うん、頑張ろうね、 ダピコお姉ちゃん! | |
| ルピコ | |
| では、スイカをここに置いて…… | |
| ダピコ | |
| 先攻も一番だった 【プレイヤー】の チームに譲ろう | |
| ダピコ | |
| じゃあ、どっちがスイカを 割る係になる? ボクはどっちでもいいよ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| ……ふんふん、分かった。 じゃあボクが指示を出すね! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 【プレイヤー】 ルピコやダピコには悪いけど 一発で決めちゃおうよ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 準備はいいですか? まずは目を瞑って、その場で 十回ぐるっと回って下さい! | |
| ルピコ | |
| はい、ストップです! | |
| ルピコ | |
| 【プレイヤー】 まず向きを合わせるから もう一度ゆっくり回って! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| はい、ぐる~~~~~~…… そこでストップ! うん、大体いい感じ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| じゃあ次は前に、 トットットットって歩いて…… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| そこでズバーって、 右上から振り下ろす感じで 思いっきり振りかぶっちゃえ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| あっ……外れちゃいましたね | |
| ルピコ | |
| ごめーん! でも結構惜しかったんだよ? 次は絶対成功すると思う! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| ふっふっふ…… 残念だが、次はないぞ 私達が一発で決めるからな! | |
| ダピコ | |
| ルピコ、指示は任せたぞ! 私達姉妹の力を、 見せつけてやろう! | |
| ダピコ | |
| は、はいっ! 私がダピコお姉ちゃんを 導いてみせますっ! | |
| ルピコ | |
| うむ! いざ……いーち、にー…… よし、十回まわったぞ! | |
| ダピコ | |
| なら、私達もまずは 向きを調整しましょう ゆっくり時間をかけて回って…… | |
| ルピコ | |
| っ! お姉ちゃん、 そこからもっとゆっくり! ……そこで止まってください! | |
| ルピコ | |
| そしてとりあえず、 五歩前に歩いて…… いや、あともう二歩だけ…… | |
| ルピコ | |
| はい、そこです! そのまま何回か素振りを してみてください | |
| ルピコ | |
| 完全に振り下ろさないように…… そう、今の感じです! | |
| ルピコ | |
| では、思い切り振りかぶって、 スイカを叩き割りましょう! | |
| ルピコ | |
| 分かった……行くぞ……! はああああああっ!! | |
| ダピコ | |
| っ!? あ、当たった……! 手ごたえを感じたぞ……!? | |
| ダピコ | |
| お姉ちゃん、やりました! 私達の勝ちですよ! | |
| ルピコ | |
| 二人ともすごーい! まさか本当に一発で割るなんて 思ってなかったよ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| これぞ姉妹のコンビネーション って感じだね! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| は、はは…… 嬉しさもあるが少し照れ臭いな | |
| ダピコ | |
| と、とりあえず割ったスイカを みんなで食べるとしようか! 乾くと美味しくなくなるし! | |
| ダピコ | |
| ふふっ、分かりました じゃあみなさんの分を 取り分けますね | |
| ルピコ | |
| 全員、スイカは持った? それじゃあ、いただきまーす! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| ん~っ! 何かいつも食べてるやつより 美味しく感じるね! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 運動した後の食事は格別と 言うからな……あむっ | |
| ダピコ | |
| 私とお姉ちゃんは 勝利の味もしますね! | |
| ルピコ | |
| むぅ~、うらやましいな~ 次やるときは負けないからね! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| はい、いつでもお相手します! むしゃむしゃむしゃ…… | |
| ルピコ | |
| こら、ルピコ 食べ方が綺麗じゃないぞ 汁が口に付かないよう食べなさい | |
| ダピコ | |
| あと種はなるべく吐き出すんだ お腹を下すかもしれないからな | |
| ダピコ | |
| あぅ……ごめんなさい お口も拭いてくれて ありがとうございます | |
| ルピコ | |
| ふふっ、仲良くていいね~♪ ボクにも弟や妹がいたら そんな感じになるのかな~? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| お姉ちゃんが特別優しいのも あるかもしれないですけどね! | |
| ルピコ | |
| 私にだけじゃなく お友達にもすごく優しいですし! | |
| ルピコ | |
| あ~、それ納得かも! リロ達もダピコのこと すごく慕ってるもんね | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| そ、そういうチュリンは どういう感じなんだ? | |
| ダピコ | |
| えっ、ボク? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 噂で聞いたけど チュリン達の切り札が 人化できるかもしれないんだろ? | |
| ダピコ | |
| もしその時が来たら、 どんな風に過ごすとか チュリンは考えてないのか? | |
| ダピコ | |
| あー…… 正直全然考えてなかったなー | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| (……もしウェディングみたいに 常に実体化できるなら ボクは何がしたいのかな?) | |
| 自然の守護者 チュリン |
敗北時
| やった~! ボクの勝ちだね! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 今のところ勝数は 二人が同率一位のようだな | |
| ダピコ | |
| そう落ち込むな 誰かが抜け出るまで続くからな ほら、気合いを入れろ! | |
| ダピコ |
