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第８話 伝道師の正体
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ストーリー
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……………… |
| 伝道師 | |
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はぁ……はぁ…… どうやら……ここが…… 伝道師の部屋みたいだな |
| 火の守護者 グレン | |
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その怪しい格好…… お前が、伝道師って奴か |
| 火の守護者 グレン | |
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ちょっと待ってください 今取り込み中なんですよ |
| 伝道師 | |
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これはとても精密な作業なのです 今は―― |
| 伝道師 | |
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……あれ？ おかしい……ですね？ |
| 伝道師 | |
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ここには誰も入れるなと いつも言っているはずですが…… |
| 伝道師 | |
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そこら辺にいた雑魚なら すぐに伸びちまったよ |
| 火の守護者 グレン | |
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そ…そんな…… |
| 伝道師 | |
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そんなことはどうでもいい！ 俺はお前が伝道者か？って 聞いてんだよ！！ |
| 火の守護者 グレン | |
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……？ えっ、まさか 伝道師が私と知らずに 一人でここまで来たんですか？ |
| 伝道師 | |
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あー……やっぱりあなたは バカですねぇ |
| 伝道師 | |
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あぁ！？ |
| 火の守護者 グレン | |
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しかも、こうして話していても まだ気づかないとは……！ マヌケにもほどがありますねぇ |
| 伝道師 | |
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その、腹が立つ喋り方…… お前……まさか……！ |
| 火の守護者 グレン | |
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それなら 自己紹介をしましょうか！ 久しぶりですからねぇ |
| 伝道師 | |
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世界を牛耳る総統であり、 全てを排除する侵略者……！ |
| 伝道師 | |
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それが私 マーティン・ジャドーですよぉ！ |
| ジャドー | |
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ジャドー！？ お前がなんで この世界に来てんだよ！？ |
| 火の守護者 グレン | |
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仕事ですよ 貴方も見たでしょう？ 通路にいたクリーチャー達を…… |
| ジャドー | |
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あの不気味なクリーチャー達も お前の仕業か……！？ |
| 火の守護者 グレン | |
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当然ですねぇ せっかくですから 貴方に教えてあげましょう！ |
| ジャドー | |
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どうせ、貴方ごときでは何も 知らないでしょうからねぇ…… |
| ジャドー | |
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クリーチャーを洗脳してたんだろ それぐらい知ってるぜ！ それで火文明を支配しようと…… |
| 火の守護者 グレン | |
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支配ぃ？ 洗脳ぉ？ あなたはやっぱり 考えが甘いですねぇ…… |
| ジャドー | |
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私が開発したこの 疑似トライストーンを 埋め込んだ杖…… |
| ジャドー | |
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実は……私…… 今回のためにこの杖を 大改造したんですよ！ |
| ジャドー | |
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ただのトライストーンのように 感情を奪うだけではありません 魂を支配し傀儡とする！ |
| ジャドー | |
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それを！ そんなことに！ 火文明を支配するためだけに 使うわけがないでしょう！！ |
| ジャドー | |
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私の真の目的……それは！ |
| ジャドー | |
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クリーチャーの魂を集め オール・オーバー・ザ・ワールド の燃料にすることですよぉ！ |
| ジャドー | |
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！ ……オール……？ |
| 火の守護者 グレン | |
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あの巨大なクリーチャーの ことですねぇ それすら知らないとは…… |
| ジャドー | |
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……ってことは お前があの巨大なクリーチャーを 召喚したのか……！？ |
| 火の守護者 グレン | |
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さて、どうでしょうねぇ？ |
| ジャドー | |
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アレは私だけのプロジェクトでは ありませんし、企業機密と させてもらいましょう |
| ジャドー | |
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ともかく！ 火文明のクリーチャーを支配し、 魂を集積する |
| ジャドー | |
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それを燃料として あの巨大なクリーチャーを 私がコントロールする！ |
| ジャドー | |
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それが私の壮大な計画！ 今のままでは自衛行動ぐらいしか ろくに出来ませんからねぇ |
| ジャドー | |
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そのために日夜 この汚らしい拠点で魂を せっせと集めていたのです |
| ジャドー | |
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なんで、そんなことを……！ そんなことしたら ここにいるクリーチャー達が…… |
| 火の守護者 グレン | |
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えぇ、ここに居るクリーチャー だけでなくこの世界自体が 危ういでしょうねぇ |
| ジャドー | |
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まぁ……そうでなくても 時間の問題ですがね |
| ジャドー | |
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だというのに…… フィディックとかいう奴が 私の邪魔をしてきたんですよ |
| ジャドー | |
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これが非常に面倒でしてね… 私も頭を悩ませてたんです そんな時…… |
| ジャドー | |
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クリーチャーを召喚する 面倒な異邦人、あなたたちが 来たと聞いたので…… |
| ジャドー | |
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フィディックと共倒れさせようと いくつか手を打ちましたが…… それも失敗したようですねぇ |
| ジャドー | |
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お前…… 俺達がこの世界に 来てたことを知ってたのかよ |
| 火の守護者 グレン | |
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知ってたも何も…… 貴方達の排除も私の計画の 一部ですから |
| ジャドー | |
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貴方達には邪魔されてばかり さしもの私も、そろそろ 頭にきているんですよ |
| ジャドー | |
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何言ってやがる！ 頭にきてんのはこっちの方だぜ！ |
| 火の守護者 グレン | |
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安心しろ、また今から その計画を全部 水の泡にしてやるからよ！！ |
| 火の守護者 グレン | |
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……はぁ、何で貴方に ベラベラと喋ったと思うんですか |
| ジャドー | |
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話したとしても…… ここで貴方を始末すれば 問題ないからですよぉ！ |
| ジャドー | |
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貴方達には何度も 支配を解かれていますから この杖の力は使ってあげません |
| ジャドー | |
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精神の力ではどうにもならない 力で圧倒して差し上げます！ |
| ジャドー | |
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側近！ 出番ですよ！ やってしまいなさい！ |
| ジャドー | |
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……了解 |
| 護衛クリーチャー | |
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たかがクリーチャーの一体で 俺が負けると思ってんのかよ！ すぐに倒してやるぜ！！ |
| 火の守護者 グレン | |
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…… そう上手くいきますかねぇ？ |
| ジャドー | |
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……火の力よ、我が武装となれ |
| 護衛クリーチャー |
勝利時
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……ぐっ！？ 何だ……こいつ……！ |
| 火の守護者 グレン | |
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城で闘った警備の奴よりも 遥かに……強ぇ！ フィディックレベルだ……！ |
| 火の守護者 グレン | |
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えぇ、私の配下の中でも 優秀な手駒ですからねぇ |
| ジャドー | |
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息子と仲間のために 自らを犠牲にする 変わった奴ですがね |
| ジャドー | |
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……まさか、こいつ…… フィディックの 言っていた奴か……！？ |
| 火の守護者 グレン | |
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あの時が一番ピンチでしたねぇ 杖の力を使っても仲間が 盾になり、護衛も倒され…… |
| ジャドー | |
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絶体絶命でしたよぉ…… ……でも、そのクリーチャーの 息子がいて助かりました！ |
| ジャドー | |
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そいつを盾にしたら 動きが止まって……今では 私の忠実な側近ですからねぇ！！ |
| ジャドー | |
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ひゃははははは！！ |
| ジャドー | |
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洗脳中にこいつが何か 叫んだせいで仲間達を 取り逃がしたのは残念ですが…… |
| ジャドー | |
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これが終わったら 魂の集積装置の新機能を 実験してみましょうかねぇ？ |
| ジャドー | |
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少々危険ですが 成功すれば、次元を超えて 異世界から魂を集めることも… |
| ジャドー | |
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テメェ…… もう一言たりとも 喋るんじゃねぇ！！ |
| 火の守護者 グレン | |
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これ以上クリーチャー達を 踏みにじることは俺が 許さねぇ！！ |
| 火の守護者 グレン | |
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……はぁ？ 貴方、今置かれている状況が 分かってるんですか？ |
| ジャドー | |
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私の側近一人に 追い詰められてるんですよぉ？ |
| ジャドー | |
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てめえを倒して…… そのふざけた力から 皆を解放させる |
| 火の守護者 グレン | |
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何としてでもお前を止めて 俺がケジメをつけてやる！！ |
| 火の守護者 グレン | |
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こんな……クリーチャー達を 道具のように…… |
| 火の守護者 グレン | |
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魂を道具のように弄ぶことが 許されて良いワケがねぇ！ 見逃していいはずがねぇんだ！！ |
| 火の守護者 グレン | |
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気合でどうにかなるとでも？ できるわけがないでしょう！ 馬鹿馬鹿しい！！ |
| ジャドー | |
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さっさと諦めて―― |
| ジャドー | |
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む？ なんです？ この振動は？ |
| ジャドー | |
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たのもーー！！ |
| 自然の守護者 チュリン |
敗北時
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う、嘘だろ！？ なんつー剣裁きだ……！ |
| 火の守護者 グレン | |
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どれだけクリーチャーを 召喚してもものともしねぇぞ |
| 火の守護者 グレン | |
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クソ、傷つけたくねぇのに 出し惜しみしてる場合じゃ ねぇのか……！？ |
| 火の守護者 グレン |
