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カイトの教示 後編
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ストーリー
| どうしてできないのかな? きちんとさっき教えたはずだ …できるだろう? | |
| 水の守護者 カイト | |
| それともできるのに わざと私を怒らせようと しているのかな? | |
| 水の守護者 カイト | |
| …まったく、いけない子だ お仕置きが必要かな? | |
| 水の守護者 カイト | |
| ほら、俯いてばかりいないで 顔を上げて そう、私を見るんだ | |
| 水の守護者 カイト | |
| さぁ、口を開けて ほら、ちゃんと… | |
| 水の守護者 カイト | |
| どうして君は… | |
| 水の守護者 カイト | |
| きちんと食べないんだ? | |
| 水の守護者 カイト | |
| 食べらんないよ! 何でこんな細い木の棒二本で 食べないといけないのさ! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 説明しただろ、チュリン 今度の夏祭りには、 複数の国からゲストが来るんだ | |
| 水の守護者 カイト | |
| そこで世界各地の料理が出る 食事会が催されるわけだが… 君はそれに参加したいと | |
| 水の守護者 カイト | |
| そう自分で言ったんじゃないか 五守護の、 そして街の代表として | |
| 水の守護者 カイト | |
| 単にごちそうがタダで 食べられるからって… それがこんな… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 仕方ないから私とプレイヤーが 二人がかりでこうして調教して あげてるんじゃないか | |
| 水の守護者 カイト | |
| 人を動物みたいに言うな! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| だいたい、何だよ、この料理 生魚を食べるのはいいけど | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 何でこの…ワサビとかいう ツーンってくるのを 付けないといけないの? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 味にアクセントが つくだけじゃなく、 抗菌作用もあるからね | |
| 水の守護者 カイト | |
| 料理の付け合わせには 様々な理由があるんだ | |
| 水の守護者 カイト | |
| とはいえ、刺身にワサビは 無理して付ける必要はない 苦手なら醤油に付けるだけで… | |
| 水の守護者 カイト | |
| それもわかんないよ! 何でこの料理、わざわざ小皿に 醤油入れてるの!? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 上からかけちゃえば いいじゃん! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 何で皿から小皿に移して ちょこちょこ醤油に つけないといけないの!? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 理由はあるんだが… それがその料理の故郷の 文化なんだ | |
| 水の守護者 カイト | |
| 他にも麺類の蕎麦などもあるが それもまた同様の食べ方をする 場合によっては肉でもそうだ | |
| 水の守護者 カイト | |
| …なんて面倒な食文化… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| とりあえずその刺身を 全部きちんと食べるまでは 帰らせないぞ | |
| 水の守護者 カイト | |
| 五守護と街の代表が マナー知らずでは困るからな | |
| 水の守護者 カイト | |
| うぅ… なんでボク立候補したんだろ… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| …やれやれ すまないな、プレイヤー 付き合わせてしまって | |
| 水の守護者 カイト | |
| …チュリンのあの様子じゃ 今しばらくかかるだろうし、 どうだろう? | |
| 水の守護者 カイト | |
| 一度、デュエルでもしないか? 今日はまだ誰とも していなくてね | |
| 水の守護者 カイト | |
| 正直、うずいているんだ …お相手、いいかな? | |
| 水の守護者 カイト |
勝利時
| 相変わらず華麗ですらある 君のデュエルは敗北でさえも 心が弾む…素晴らしい | |
| 水の守護者 カイト | |
| はいはい 素晴らしい素晴らしい… 食べ終わったよぉ~ | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 箸には慣れたかな どうだった? | |
| 水の守護者 カイト | |
| フォークって最高の道具だな ってわかったよ | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| もー箸なんて使ったから 肩がこっちゃったよぉ | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 箸も慣れれば便利な道具だよ お疲れ様 | |
| 水の守護者 カイト | |
| それじゃ今日は疲れたから さっさと帰って寝…… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 冗談だろう? 次は会食中のトークの 勉強だ | |
| 水の守護者 カイト | |
| えぇ!? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 安心するといい 内容は全て私が台本に 起こしておいた | |
| 水の守護者 カイト | |
| この全12冊を暗記するだけで 誰もが笑顔となる素晴らしい 会食となるだろう | |
| 水の守護者 カイト | |
| じゅう…に…? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 私が知りうるお笑いの知識を 存分に詰め込んだ ウィットに富んだトーク集さ | |
| 水の守護者 カイト | |
| 絶対つまんないやつだ!! | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| ははは、 そんなわけないだろう 冗談はよせ | |
| 水の守護者 カイト | |
| 理系寄りの頭のいい人が お笑いやると真面目過ぎて つまんないんだよ… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| 安心しろ、チュリン 私は全体的に頭がいい | |
| 水の守護者 カイト | |
| さぁ、朗読から始めようか | |
| 水の守護者 カイト | |
| 嫌だぁーーーー! | |
| 自然の守護者 チュリン |
敗北時
| いいデュエルだった さて、チュリン、どうかな? | |
| 水の守護者 カイト | |
| まだ格闘中~ もうフォークでいい? | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| ダメだ、 もう少しだけ頑張るんだ | |
| 水の守護者 カイト | |
| え~… | |
| 自然の守護者 チュリン | |
| こっちは私達で もう少し時間を潰すから 遠慮はしなくていいぞ | |
| 水の守護者 カイト | |
| してないしてない 初めからしてないっての ……はぁ~~~~…… | |
| 自然の守護者 チュリン |
