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【ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君】 - (2013/12/12 (木) 21:41:16) の編集履歴(バックアップ)


ストーリー

王女と王の呪いを解く為に旅をする1頭と1匹と2人。
彼らは呪いをかけた張本人、ドルマゲスを追うべくマスターライラスの元へと向かっていた。
ここから物語が始まる。

概要

2004年11月27日 プレイステーション2用ソフトとして発売。
なお、それに先がけて同年3月に出たPS2向けリメイクDQⅤには、本作の開発中当時のゲーム映像を収録した特典CD-ROMが付いていた。
9年後の2013年12月12日にはスマートフォン(iOS、Android)向けにリメイク版が配信。
2013年末現在、Ⅰ~Ⅹのナンバリング作品の中では唯一、任天堂とは(直接的には)縁のない作品となっている。

トゥーンレンダリングによって作られた本作の舞台は、がらりと前作までのシリーズのイメージとは一線を隔すモノだった。
しかし、「昔のような世界の広さを感じさせるRPGの面白さ」「前作までのドラゴンクエストのような解り易さ・見易さ」を残しつつ画面を完全3Dにする挑戦をしたのは大したモノである。

本作の舞台も前作と同じようにシリーズ他作品とは世界の繋がりは無い。
ただし、神鳥レティスのセリフ、過去の作品に登場するキャラクターが登場する事から本作を含むシリーズの世界はそれぞれ次元が違うだけでそれぞれ関連していると解釈できなくもない。
単なるファンサービスなんて冷めた目で見たら楽しめないので却下。

従来シリーズからの変更点

前述の通り移動中・戦闘中ともに完全3Dとなった為、変更点が多々見受けられる。

おもに主人公を後方から見た完全3D表現。戦闘ではDQで初めて主人公たちの姿が映るようになった。
トゥーンレンダリング(コレ採用して流行ったゲームは本作が初?)
【スキルポイント】?の導入(ブーメランで序盤は無敵だぜヒャーハー)
【テンションシステム】の導入(後述)
【おどかす】の導入(脅してアイテムゲット→ウハウハ)
【錬金釜】の導入(キングアックスで後悔するのは皆通る道)
【スカウトモンスター】によるモンスターチーム制度の導入(Ⅴ・Ⅵの仲間モンスターのアレンジ)
モンスターのアイテムドロップがノーマルとレアの2種類設定されるようになった
コンパスと地図(ダンジョンの地図とか出てきちゃう)
昼夜の概念の復活(動かなくても昼になって夜がくる)
仲間との会話に専用コマンド(正直面倒だけど面白い)
まとめ売り(アイテムの売却の際一気に売れる)
【戦歴】(PS版Ⅳに引き続いて登場。トロデのコメントに一喜一憂)
【カジノ】にスロットの他、ビンゴとルーレットが追加(ポーカーは廃止)
フィールドに宝箱が置かれた(出所について聞くのは野暮)
着替え(ゼシカは普段着でFA)

フィールド上の町や城、洞窟などは画面の切替こそあるものの等身大の表現に変わり、前作までの『町と主人公の大きさが一緒なのは理不尽です』といったツッコミが出来なくなった。
あと、パーティに何人いようとも表示されるのはパーティの先頭に設定しているキャラクターのみとなった。

テンションシステム

戦闘中に関しては多少レベルが低くとも、テンションあげれば何とかなる等ギャンブル性が高くなった。
溜めるを使うとテンションが一段階あがる。
テンションには5段階あり、4段階ではハイテンション、最終段階ではスーパーハイテンションとなる。
備考:0(通常)→+5→+20→+50→+100
テンションが上がっている時に選択した行動の効果が大きくなり、テンションは元に戻る。
但し、数値が変動しない行動(例:ベホマ···HP完全回復)を取った時はテンションは変動せず継続される。
テンションをあげる事で前まではよっぽどやりこまなければ出なかった4桁のダメージを見ることが出来る。

スキルシステム

スキルについてだが、レベルアップの際にスキルポイントが数ポイント与えられる。
そのポイントを好みで各スキルに振り分け、一定ポイントまで溜まると新しい技が使えるようになる、というモノ。
スキルについては各キャラクター毎に違うモノが用意されている。
100ポイント溜まるとスキルマスターとなり、強力な技が使用できる。
が、あるレベル以上にならないと100まで振り分ける事が出来ない。
ドラゴンクエストのバランス調整では珍しい妙な縛りである。
更に、レベル99まで上げても350ポイントしか貰えないので、均等に振ってるプレイヤーは悲しい目にあう。
一応救済策として【スキルのたね】というアイテムがあるが、レアアイテムなのであまり期待しない方がいい。

備考

各キャラクターについてはそれぞれの項目を参照の事。
しかし、一部の場面で「主人公が棒立ちで何も出来ないでいる状態」が気になる。
その割に主人公がリアクションを取るのが非常に目に付くといった声もある。
シリーズの主人公はプレイヤーであり、基本的に喋らないのでこの辺りのバランスは非常に難しい問題と思われる。

物語としては完結しているのだが、未完成な部分が多々見受けられる。

海外版

海外版のタイトルは"Dragon Quest Ⅷ: Journey of the Cursed King"。
前作までは"Dragon Warrior"のタイトルであったが今回からは"Dragon Quest"に統一された。
また海外版では日本版DQソードに先駆けて、シリーズ初の声優によるキャラクターボイスが導入された。
このほかメニュ一画面等インタフェースの変更や、オリジナル特技【DragonSoul】の追加などがなされている。