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【ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド】 - (2012/05/31 (木) 13:05:01) の編集履歴(バックアップ)


98年9月25日(金)発売。機種はGB(カラーも可)。主人公は子供時代の【テリー】
物語は【マルタの国】【ワルぼう】に姉【ミレーユ】が連れ去られてしまうことから始まる。
その直後に【タイジュの国】【わたぼう】がタンスの中から現れ、タイジュの国へ。
そのタイジュの国ではほしふりの大会で優勝すると願いが叶うと言い伝えられており、
ミレーユに会うため、マスターになり星降りの大会で優勝することを決意する。

基本的なシステムは「肉」を与えることでモンスターを仲間にし、♂♀同士を【配合】して
生まれた子供をの成長限界やステータスを上げて強化していく、というもの。
モンスターは10種類の系統、スライム、ドラゴン、獣、鳥、虫、植物、悪魔、ゾンビ、物質、???に分けられる。
おなじみのモンスターはもちろん、新規参入モンスターも多数登場しており、【にじくじゃく】【ローズバトラー】といった人気モンスターがⅦに逆輸入されたりした。
また、【しにがみきぞく】【デュラン】はこの作品から人気モンスターに上り詰めている。
配合して誕生したモンスターは両親のステータスが高いほど最初から強く、配合回数が多いほど成長限界が高い。
また、両親の持っていた特技も受け継ぎ、これを受け継いでいくことで最大8個まで特技を習得可能。
こうして配合を繰り返して特技を受け継いでいき、自分の気に入った特技を覚えさせていく。
こうして強くしたモンスターで格闘場を勝ちあがり、GからSランクまでを勝ちぬき、星降りの大会に出場、優勝するのが目的。

モンスターは【旅の扉】で異世界へ行くことで戦い仲間にすることができる。
異世界はいずれも自動生成のダンジョンであり、深層へ進むとボスモンスターが現れる。
ボスの居る空間はナンバリング作品のワンシーンを再現したものが多く、ファンをニヤリとさせてくれる。
例えばドラゴンは沼地の洞窟でローラ姫と共に、デュランはゼニス城で前座にテリーを従えて登場する。
クリア後に出現する扉には歴代ラスボスがボスとして出現。
これらラスボス陣も配合で生み出し配下に従えることができるのも大きな魅力の1つ。

育成ゲームである以上、当然対戦も可能。ほとんどの場合、全ステータスMAXの高い耐性を持つモンスターによる
高威力の特技を用いたHPの削り合いとなる。モンスターをかけることも可能で、負けるとモンスターを奪われる。

当時は「ポケットモンスター」の流行に伴い、2匹目のドジョウを狙ったゲームボーイのモンスター育成ゲームが氾濫していた。
これもその中の1本なのだが、本編の知名度に加えて配合などの独自システムが好評を博し、約200万本のヒットとなった。
この後脈々と続いていくDQモンスターズシリーズの嚆矢となり、ドラクエというブランドの幅を広げた作品である。

なお、ドラゴンクエストモンスターズという本もある。(ISBN 4-08-782017-3)
ドラゴンクエストⅣまでのモンスターについてのイラストなどが掲載されている。

12年5月31日(木)には3DSでリメイク。
ストーリーはテリーのリメイクだが、システムやマップなどは完全に刷新され、完全新作と言ってもいい作品となっている。

システムはテリーでありながら基本的にジョーカーシリーズの物を踏襲している。
しかし、異世界の自動マップ生成システムや、タマゴなどのシステムも残っており、テリーからのプレイヤーもジョーカーシリーズからのプレイヤーもどちらも楽しめるシステムとなっている。
もちろん、異世界における最下層手前の原作のフィールドBGMや最下層の再現イベントも健在。ファンを楽しませてくれる。

  • モンスターの数は500種類以上。ドラゴンクエストXからのモンスターもX発売に先駆けて登場している。
  • 仲間にする方式はスカウト制。しもふりにく以外の肉も登場し、テリー時代の肉システムとのチャンポンになっている。
  • パーティメンバーがSFC版V以外のナンバリング同様に4匹に増加。これにより、1匹でしか組めなかった3枠モンスターが1枠のモンスターと組めるようになり、3枠モンスターの戦略の幅が大きく広がった。
  • AIで使う特技を細かく設定できるようになった。これにより、AI戦闘と兼ね合いが悪かったスキルシステムの自由度が大きく広がり、スキルポイントを自由に振れるようになった。ただ、この関係か、マイナスの特性が付くスキルが増えている為、振りすぎると損をするケースが完全にはなくなっていない。
  • J2Pで大幅に追加された最強化配合加え、更に+99以上に配合する事で更なる強化配合である究極配合が追加。究極配合は最強化よりも能力の更なる上昇に加え、誕生時に追加する特性を一つ自由に選択が可能。
  • 同一ターンに敵味方で同じ呪文、特技を使うと互いに効果が無効化される相殺システムが追加。
  • 通信システムはJ2Pの物が使われており、交換はAランク以下のモンスターのみ。この関係で回復呪文の消費MPがJ2P同様に軒並み高くなっている。