DQⅣ
ライアンの仲間になる
【ホイミスライム】。
DQ史上はじめて仲間になるモンスター。
そのかわいらしさから登場と同時に人気キャラとなり、その後もホイミスライムには「ホイミン」の名が付いている事が多い。
それまで敵対するだけの存在だった人間と魔物の関係を近づけた偉大な人物。
彼がいなければ現在のDQという作品の雰囲気も今とは違ったものになっていたかもしれない。
ぼく ホイミン。
本作最初の
【NPC】。モンスターでもあることから、
【仲間モンスター】のパイオニアである。
理由はよくわからないが人間になりたがっており、人間のお役に立てば人間になれるかも!という思いから第1章で
【ライアン】の仲間となる。
【古井戸の底】に居るので、空飛ぶ靴を探す前にホイミンを味方につけよう。
薬草以外に回復手段を持たないライアンにとっては心強い相棒だ。
ライアンと共にイムルの誘拐事件を解決した後の足取りは不明であるが、1章~5章までの間にどういう訳か人間になる事に成功したようだ。
5章の
【キングレオ城】で人間になれたホイミンと会うことができる。グラフィックは詩人。
キングレオを討伐すべく城に突入したライアンを助けてほしいと勇者一行に頼み、
【ハバリア】へ行き
【まほうのカギ】について調べると良いと教えてくれる。
キングレオ撃破後にはどこへともなく去っていくが、その際のセリフはなかなか泣かせる。
リメイク版では会話
システムのお陰でセリフが増加。
イメージ通りの優しい少年のような性格であるが、
古井戸の底で呼ぶ声を妖精さんの声と言い張るロマンチストな一面も。
生き別れた古い知り合いに
【ベホイミン】と
【ベホマン】がいる事を話してくれる。
バトランド城でのセリフが少々変化しており、「魔法のカギのことなら、コーミズ村の地下にいるボクの古い友人が知っているはず」との事。
コーミズ村の地下室にいるヤツといえば、ズバリ
【マーニャとミネアの家にいるスライム】の事である。
ホイミンは結構顔の広いスライムであった。確かに触手以外ほとんど顔だけど。
ぼく ホイミが とくいなんだ。
ちから |
9 |
素早さ |
56 |
体力 |
20 |
賢さ |
12 |
運の良さ |
30 |
最大HP |
35 |
最大MP |
30 |
呪文 |
【ホイミ】 |
装備 |
なし |
NPC扱いなのでステータスはこれで固定。装備を変更することもできない。
野生のホイミスライムよりはだいぶ打たれ強いのが特徴。
一方、敵のホイミスライムはMP無限なのに仲間になると意外とMPが少ない。
【湖の塔】ではMP切れに陥ることもしばしば。
ホイミンの消耗を考慮して早めに街に戻ろう。
ボクは ホイミンという たびのものです。
何をして人間になれたかは謎であるが、
【知られざる伝説】には以下のような記述がある。
バトランドでの事件解決後ライアンとの旅の途中モンスターに倒されて死んでしまった。
だが、この世とあの世の狭間で一人のおじいさんと出会う。
そこでおじいさんに地上にあるキングレオ城での進化の秘法による人体実験の惨状を見せられる。
そこには、その犠牲者となった恋人の遺体を見てショック死した若者の遺体もあった。
その若者の体は損傷が殆どないのでその肉体に魂を入れることで人間になれるとおじいさんは言った。
だが、ホイミンはそれを拒絶し、その力があるなら若者とその恋人を救ってくれと頼む。
それを聞いたおじいさんは笑顔になると、ホイミンを雷で撃つ。
気を失う直前にホイミンが見たものは巨大な竜、
【マスタードラゴン】の姿であった。
気がつくと村の前で倒れており、ホイミンはその若者の姿になっていたのである。
小説版においては姿かたちこそ人間に生まれ変われたが、マスタードラゴンから永遠の命を与えられており、
導かれし者達の物語を伝える使命を帯びた吟遊詩人となった。
この小説自体が冬の山村で村人に語る物語という形式になっており、章の始めには詩も添えられている。
DQⅧ
最終更新:2013年05月07日 00:47