DQMCH

キャラバンハートのメインキャラクターの一人。
長い年月の間にぐうたら王政が崩壊し共和政になったデルコンダルに住む少年。
基本的に茶髪に緑色の服なのだが、他のキャラバンを訪ねると黒髪+青服になる怪現象が発生する。

ちなみに名前の「ルイン」は破滅、遺跡、廃墟などを意味する英単語。
どうにも不穏な名前だが別に何か裏があったりは全くしない。ごく普通の平々凡々とした少年である。

彼の父ウエインは歴戦のキャラバンリーダーとして知られていたが、
突如として母ルーナと共に謎の奇病に倒れ、キャラバンを指揮することが出来なくなってしまった。
両親の病の原因を探るべく父のキャラバンを受け継ぎ旅に出たルインだったが、
デルコンダルの近所の【迷いの森(キャラバンハート)】での初戦闘で気絶してしまい
マガルギによって異世界から召喚されたキーファによって助けられる事になる。
その戦いぶりを見たルインはキーファにキャラバンリーダーとしての適性があると見込み、
リーダーの座をキーファに譲り、自らはサポート役に徹する道を選ぶ。

さて、それでは彼はキーファをどんな風にサポートしてくれるのかと言えば……。
  • ベースキャンプから出て移動する時に彼に話しかける必要がある(普通に出ようとするとなぜか止められる)。
 そのたびに「次は○○を探さなきゃ」などと、毎度毎度同じ事を言う。
  • 街に着くと毎回彼が出てきて「ここがペルポイの町だよ。あっ、牢屋があるね」などと見れば分かる事を言う。
 しかも建物から出るとまた同じ事を言う。

ハッキリ言おう。コイツ何もしてない。
むしろ「移動」「町の探索」という非常に基本的な行動を行うたびに彼が全く同じセリフを喋るため、彼の存在がゲームのテンポを悪化させ、退屈さを増している。
その上ストーリーが終盤に近付くにつれ台詞がどんどん長くなり、ちょっとその辺へ行きたいだけなのに全く同じ長い話を毎度毎度長々と聞かされる羽目に…
おまけに【ルンルン】?にぱふぱふをしてもらうというような、美味しいところをちゃっかり持って行ってしまう。
そもそもコイツが居なければ馬車の乗員が一人減って戦闘人員を増やせる気が……。
キーファ、悪いこと言わない。こいつをロンダルキアかどこかに置いてこう。

なんだか余りにもルインが不憫なので彼がこの様な役どころになった原因を考えてみると、
キャラバンハート独自のシステムがその背景にあるのではないかと考えられる。
普段DQでは宿に泊まったりセーブしたりするためにしょっちゅう街へ戻るため、
次に何をすべきかを思い出せなくなったら街でその辺の人に話しかければよい。
しかしながらCHでは回復やセーブなどの殆どの行動をベースキャンプ内で行える上に、食糧システムの都合上ベースキャンプを一度動かすと街まで戻るのが困難である。
ルインがしょっちゅう同じ事を言うのは、次の目的をプレイヤーに忘れさせないための配慮なのだろう。
両親を救うために旅に出るという立派な事をしているはずなのに、ゲームの仕様のためにイメージが低下してしまったカワイソウな人である。
とはいえ、彼が仮にあまり喋らなかったとしても、彼には特筆すべき技能などは無いので、やっぱりキャラバンのお荷物であることに変わりはなさそうだ……。

最終更新:2013年11月25日 14:12